Blog Back Number 【2019.04】 ブログ バックナンバー

President's Diary 社長日記

No.376 筑波山登山と山麓ウォーク。

 

 

すっかり春めいてきて地元浅草寺境内も桜からつつじに選手交代の感があります。

 

そんな中陽気に誘われて、浅草より「つくばエクスプレス(TX)」で一路「筑波山」を目指すことにしました。

 

TXの終点「つくば駅」まで約40分!駅から直行筑波山シャトルバスで約50分で登山口「つつじヶ丘」のバス停に着きます。

 

ここから登山道の「おたつ石コース」で“女体山頂”を目指します。

 

当然登りのみの約2キロ100分のコースです。

 

以前にもこのコースで登山しましたが岩場続きで大変体力を消耗する健脚向きの登山道です。

 

途中全部で7つある「奇岩・怪石群」を通り「女体山頂」にある「御本殿」へ、御朱印を頂き丁度“カタクリの花”が見ごろな群生地を通つて男体山にある「筑波山頂駅」へ。

 

私の経験では、筑波山登山はのぼりは登山、帰りはケーブルカーが適しています。

 

山頂駅から宮脇駅へは、約8分!高低差は495メートルです。

 

駅近くの「筑波山神社」で参拝後、御朱印を頂いてお楽しみの日本の道100選にもなっている「つくば道」へ。

 

石段の残るつくば道にある「旧・筑波山郵便局」を見ながら営業時間を気にしつつ目的の蕎麦屋さん「ゐ田」へ。

 

ここは名物のご主人がいて“運が悪い”と彼が精魂込めて打つた無骨ともいえる太いソバについての“うんちく”を聞かされます。

 

“まず一口はつゆを付けずに、そして50回は噛んでください”とか・・。

 

その通り試すと、そばの香りと甘みが確かに広がります。

 

ゆっくり時間をかけて、そばの醍醐味と器の妙を楽しみたいお店です。

 

天ぷらそば2500円也でした。

 

又道を少し外れたところにあり江戸時代から続く「稲葉酒造」は、筑波山の湧き水で仕込む筑波山神社の御神酒「男女川」の醸造元です。

 

ここでは3種のお試しセットを頂きました。

 

帰りは「シャトルバス」がつくば駅まで最終時間にぎりぎりでしたので、時間に余裕がある「つくバス」で行きました。

 

駅の“スターバックス”でコーヒーを買って飲みながらTXで浅草まで帰りました。

 

プチ登山と山麓ウオークでの食巡りと“てんこ盛り”の一日でした。

 

 

 

No.375 美術館あれこれ。

 

 

「ソメイヨシノ」のお花見も終了し、今は「吉野のヤマザクラ」が街道沿いに咲き、目を楽しませてくれています。

 

 

先月末から今月上旬まで三か所の美術館巡りをいたしました。

一件目は、埼玉県立近代美術館で開催された、「インポッシブル・アーキテクチャー~もうひとつの建築史」展です。

建築史において技術的に可能であったにもかかわらず社会的な条件や制約によって実施できなかった建築、実現よりも既存の制度に対して批判精神を打ち出す点に主眼を置いた提案建築(アンビルト・未完の建築)展でした。

展示会は主に20世紀以降の国内外の建築家・美術家約40人の図面、模型、関連資料があり実現していたら建築史の中でのエポックになっただろうと思わせる作品(個人的には、白井晟一さんの原爆堂)もあり大変興味ある展示会でした。

ちなみにこの美術館は1982年竣工の「故・黒川紀章」さんの作です。

 

 

二件目は、東京ステーションギャラリーで開催されていた、「アルヴァ・アアルト~もうひとつの自然」展です。

アアルトは、個人邸から公共建築まで設計したフィンランドを代表する建築家です。

建築にあわせて家具、壁面タイル、ドアノブをデザインするなど細部へのこだわりも徹底していた点は、私が好きなデンマークの建築家「アルネ・ヤコブセン」に通じるものがありました。

この展示会は、ドイツをはじめ五か国で開催されている国際巡回展で日本においては20年ぶりとなる個展で模型、家具、照明など約300点が展示されていました。

個人的にはやはり、おなじみアームチエアパイミオが良かったです。

 

 

最後は、東京都美術館で開催され大変話題を集めた「奇想の系譜~江戸絵画ミラクルワールド」展です。

この展示会は、副題にもある「江戸のアヴァンギャルド 一挙集結!」とあるように、かつては江戸時代絵画史の傍流とされてきた画家たちが、その現代に通じる革新性によって熱狂的ともいえる近年の「若冲や江戸絵画ブーム」として大変人気を集めています。

その中の画家6名(岩佐又兵衛・狩野山雪・伊藤若冲・曽我蕭白・長沢芦雪・歌川国芳)に白隠慧鶴と鈴木基一を加えた計8名の作品を厳選しその豊かな想像力や奇想天外な発想に満ちた江戸絵画の新たな魅了を存分に味わえる内容の展示会でした。

残念なことに途中作品の展示代えがありお目当ての作品に巡り合えず少しへこみました。

 

 

 

No.374 新元号「令和」とは?

 

地元観音様の境内の桜もピークを過ぎて少しづつ風に吹かれて散り始めました。

その姿も何とも言えない心地よい風景です。

 

 

四月一日に新元号が発表されました。

「令和」がその名です、出展は国書の「万葉集」で今まですべての元号が中国の古典から由来されたので和書からは初めてです。

菅官房長官の元号発表は、NHKによると27%の視聴率を記録し、元号「令和」に好感を持った人は6割とのことです。

安倍総理は、「令和」について“人が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている”と説明しました。

元号を使用している国は日本だけで、645年の「大化」から数えて248番目だそうです。

「平成」は、1989年1月8日~2019年4月30日までの30年4か月で幕を引き「平成」は歴代4位の長期元号になるようです。

新元号「令和」は、皇太子様が天皇に即位される5月1日午前0時より「平成」から改元されます。

 

 

新元号の出展の元になった「万葉集」は、奈良時代に完成した日本最古の歌集で、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書と位置作られています。

その「万葉集」の歌人の一人の“大伴旅人”が730年春に大宰府の公邸で歌宴を催し“旅人”の書き残したとされる開宴の辞の「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」から採られたのが新元号「令和」だそうです。

“大伴旅人”も酒席で述べた挨拶がその1300年後に元号になるとは夢にも思わなかったでしょう。

外務省は海外メディア向けの英訳は、「ビューティフル・ハーモニー=美しい調和」としました。

 

 

「平成」に残された一か月、これまでを振り返り又これからを考える良い機会になるかもしれませんね。

弊社「アルティマ」も創立から34年いろいろあった出来事を振り返り多くの反省とこれからを検討する良い機会かもしれません。