Blog ブログ

President's Diary 社長日記

No.356 今日この頃「 核」についての思い。

 

梅雨なので仕方ないのでしょうが、陽気が今一パッとしないので気分は沈みがちな私の今日この頃ですが皆様の気分は如何ですか。

私は2か月に一度体のチエックをしていますが、アレルギー数値が高いようで気圧が低くなるこの時期は気分が盛り上がりません。

 

そんな中現在開催されている「白井晟一の原爆堂」展“~新たな対話にむけて”に行ってきました。

建築家の「白井晟一」は、勿論建築家として多くの受賞歴を残されてはいますが、装丁家・書家としても多くの実積を残されエッセイ集もあります。

私は、亡くなった恩人の方から白井先生(1905~1983)のお話はよく聞いていたので生前の建築作品を調べたり見学にも行きました。

特に卒業後最初に務めた会社が先生の作品の「ノアビル」にあったのでその独自な意匠に独特な何かを感じ大変興味を覚えていました。

他に「浅草善照寺」「親和銀行」「松濤美術館」そしてこの「原爆堂計画」などの設計もされていました。

「原爆堂」は、第五福竜丸が核実験の犠牲となった1954年、一人の建築家が広島・長崎の惨禍に向き合い計画したものでこの時期各分野から「核」をテーマにした作品が多く生まれましたが、建築分野からはこの「原爆堂」が唯一だそうです。

 

現在「核」を巡っては、北朝鮮等世界的関心事ですが、我が国においても被ばくの被害を受けた国であるばかりでなく、3.11以降「核」の加害者という立場にもならざるを得なくなり、改めてこの展示会が意味するものが何なのか考える良い機会になりました。

関心のある方は、今月30日まで南青山の「Gallery 5610」で開催されており会期中無休・入場無料です。

本展覧会の為に新たに制作されたCGは、実現しなかった原爆堂の細部を知る事が出来大変感銘を受けました。

 

 

No.355 三社祭と大観展。

 

ここ数日の天気は、暑かったり涼しかったりで体調管理が難しいですね、みなさまもお気をつけください。

 

20日の日曜日はお天気もちょうどよく浅草で一番賑やかな「三社祭」でした。

例年我が家でも一年で一番の大イベントです。

今年は、我が家の女性陣が忙しく特段お知らせをしたわけではなかったのですが口コミ?で40~50人の方々が来られて祭りを楽しんで頂きました。

半纏がとても足りず神輿を担ぐ際に交代で我慢してもらいました。

特段けが人もなく無事に午後10時過ぎに終了いたしました。

また来年皆さんで楽しみましょう!

 

 

現在「東京国立近代美術館」で開催されている、「横山大観 生誕150年」展を観に行ってきました。

オール大観。代表作を網羅した10年ぶりの生誕記念大回顧展です。

100年ぶりに“発見”された「白衣観音」図や水墨画の集大成で全長40メートル超の日本一長い絵巻で重要文化財に指定されている「生々流転」それに夢の共演として大観渾身の作「夜桜」と足立美術館所蔵の「紅葉」の同時展示が実現したことも話題になっています。

 

横山大観と言えば近代日本画壇のトップで1500点を超える富士山の絵を残したことでも有名です。

私は、正直大観の画はあまりお上手とは言えないと思っておりますが、約90点の厳選した作品が紹介され大観の新たな魅力を発見できるような展覧会になっておりました。

又初めて隣接している「工芸館」にも寄って「名工の明治」展も観てきました。

これは、工芸館開館40周年記念展で特に金工家の鈴木長吉の「十二の鷹」は、12羽それぞれのリアリティには目を見張るものがあり驚異的でした。

両展示会は、今月27日までですお見逃しなく!

 

 

 

No.354 箱根の新発見!

 

ゴールデンウイークも無事?に終了しましたが皆様は如何に過ごされましたか?

 

GW前半は、旅行の計画があり好天に恵まれラッキーでした。

私は家族で箱根に行き、のんびり温泉に浸かったり、美味しい和食を食べたり、新鮮な空気をお腹一杯に吸い込んだりして良い休暇を過ごさせてもらいました。

箱根へはちょくちょく行くのですがたいていは、お気に入りの絵画を見に美術館めぐりをしたり我が家の定宿の「箱根富士屋ホテル」で食事をしたりで過ごします。

今回は、今年に入り我が家の女性陣が忙しく過ごしていた為、その癒しをかねての箱根三泊旅行でした。

私は運転手としてのお供でしたので最後まで後ろ三歩状態でした。

 

定宿「箱根富士屋ホテル」が改装中の為、初めて「龍宮殿」に宿泊いたしました。

龍宮殿本館は、有形文化財にも登録されており昭和13年(1938年)「浜名湖ホテル」として竣工した歴史的建築物です。

当初は、浜名湖畔に作られましたが、その後芦ノ湖畔に一年以上かけて移築され昭和32年に開業したそうです。

建設時ホテルは、宇治の平等院をモデルにし建物外観は純和風でありながら、客室はすべてベッドを備えた洋風で食事はフランス料理という先進的なスタイルだったそうです。

現在本館は、改装され温泉のみの営業で宿泊したのは新館でした。

客室は大きな一枚ガラスの窓から芦ノ湖と箱根外輪山そして霊峰富士山が一望でき大変趣がありました。

朝食も夕食も基本は和食で三泊とも食事内容が異なる気の使いようでどれも大変美味しく又サービスも良くすっかり龍宮殿フアンになりました。

朝晩の温泉も時間によっては貸切状態で、のんびりマイペースで楽しめました。

欠点を探すとすれば、布団と枕が私に合わず朝身体の節々が少し痛かったのと宿泊客の三分の二が外国人で特にアジアからのお客さんのマナーが少し頂けなかった事でしょうか。

 

初めて箱根園の“駒ケ岳ロープウエイ”に乗り山頂に行ったのですが、風が強くて危うく帽子が飛ばされそうになりました、又ロープウエイの車内で外国人の団体客達の大声の会話には少し・・・。

丁度隣接の「山のホテル」で“つつじ祭り”を開催していたので食事とともに楽しんだり、「九頭竜神社」でお願いごとをしたり「御殿場のアウトレット」に寄ったりして無事に帰途につきました。

女性陣からは、「龍宮殿」には紅葉の頃に又行こうとの声がありますので、次回は少し趣を変えて電車にしましょうかね。

 

 

No.353 東西美人画の名作展について。

 

今月は、前回のブログでも書いたのですが花粉?が引き金になったらしいアレルギーの為か思考能力が今まで以上に無く難しい話題は苦手な日々を過ごしております。

こんな時は、夕方からは比較的ゆっくり見学できる美術館で絵画の鑑賞などをしてリラックスするのが一番です。

自宅から徒歩圏内にある上野公園周辺の美術館の内「東京藝術大学美術館」で現在開催されている“東西美人画の名作展”を鑑賞しに行ってきました。

 

「上村松園の《序の舞》への系譜」と副題にある通り見どころは、昭和11年作、平成12年に国の重要文化財に指定されている近代美人画の最高傑作とも言うべきこの作品が今展示会のハイライトです。

「序の舞」とは能楽の中でも上品な気分を漂わす格の高い舞のひとつだそうで、松園自身も「この絵は、私の理想の女性の最高のものと言っていい、自分でも気に入っている女性の姿であります。」と語るほど、作者にとって渾身の作品です。

制作から80年近くが経過し、全体的に本紙と絵具との接着力が低下し、絵具層の粉状化が進行し作品の保存状態に問題が生じた為に近年は展示を控えざるを得ない状況が続いていたそうです。

 

私も東京藝術大学に収蔵されていることは、以前より知っておりましたが展示をされずにいたので一度現物を鑑賞できる機会待っておりました。

これ以上の劣化を防ぐための本格修理を外資系金融機関の文化財保護プロジェクトの協力を得、3年の修復を終えて装いも新たに公開されました。

修理後、作品保護の見地からこれまでの掛軸装から額装へ表装変更を行ったことも本展で初めて知りました。

本展は、江戸時代から昭和初期までの美人画の歴史をじっくりとたどり、東の清方、西の松園の作品を中心に東西の美人画の名作が一堂に会しております。

個人的に画風が好きな「鏑木清方」の作品も数点観られ閉館ぎりぎりまでゆっくり鑑賞出来ました。

 

美人画に関心がある方は、連休中に是非! 5月6日までですよ。

 

 

No.352 旅するフランス風景画展。

 

スギ花粉の季節は過ぎたはずですが、スギ花粉症の私は先月の旅行中全く異常がなかったのに帰国後かえってひどくなりました。

とうとう嫌いな病院で精密検査を受けたところ、異常にアレルギー値が高いとの検査結果が出て現在治療薬のお世話になっています。

 

そんな体調状態ですが、先月の旅行中にタイミングが合わず訪問できなかったモスクワの「プーシキン美術館」のフランス絵画コレクションがなんと東京都美術館に65点もの作品が来日しています。

モスクワで観れなかった作品がここ東京で観れるなんて・・・。

 

なかでも今回の目玉は、やはり初来日となるクロード・モネの「草上の昼食」でしょうか。

印象派の誕生前、26歳の若きモネの魅力あふれる作品で同時代の人物たちと自然の風景が見事に調和したモネ初期の代表作です。

まさにフォンテーヌブローの森でのピクニックの情景が憧れのマネの同名の絵画に触発され若きモネらしいみずみずしい色彩で表現されています。

 

一方、もう一つの目玉であるアンリ・ルソーの「馬を襲うジャガー」は、パリに居ながら豊かな想像力で熱帯のジャングルでの情景をルソーらしく描いた作品です。

この両作品の前は案の定多くの人たちで溢れていて残念ながら作品をまじかでじっくり鑑賞出来ませんでした。

やはりモスクワでゆっくり鑑賞したかったな~と心底思わずにはいられませんでした。

しかし考えようによっては、現在プーシキン美術館には65点もの作品が日本に貸し出されているわけでモスクワには無いと言うことです。良かったような・・・複雑です。

 

生意気なようですがやはりお気に入りの作品は、収蔵されている現地の美術館で思う存分マイペースで鑑賞するのがやはり一番ですね。

しかしモスクワは寒かったので次回は温かいところが良いかな~。