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President's Diary 社長日記

No.375 美術館あれこれ。

 

 

「ソメイヨシノ」のお花見も終了し、今は「吉野のヤマザクラ」が街道沿いに咲き、目を楽しませてくれています。

 

 

先月末から今月上旬まで三か所の美術館巡りをいたしました。

一件目は、埼玉県立近代美術館で開催された、「インポッシブル・アーキテクチャー~もうひとつの建築史」展です。

建築史において技術的に可能であったにもかかわらず社会的な条件や制約によって実施できなかった建築、実現よりも既存の制度に対して批判精神を打ち出す点に主眼を置いた提案建築(アンビルト・未完の建築)展でした。

展示会は主に20世紀以降の国内外の建築家・美術家約40人の図面、模型、関連資料があり実現していたら建築史の中でのエポックになっただろうと思わせる作品(個人的には、白井晟一さんの原爆堂)もあり大変興味ある展示会でした。

ちなみにこの美術館は1982年竣工の「故・黒川紀章」さんの作です。

 

 

二件目は、東京ステーションギャラリーで開催されていた、「アルヴァ・アアルト~もうひとつの自然」展です。

アアルトは、個人邸から公共建築まで設計したフィンランドを代表する建築家です。

建築にあわせて家具、壁面タイル、ドアノブをデザインするなど細部へのこだわりも徹底していた点は、私が好きなデンマークの建築家「アルネ・ヤコブセン」に通じるものがありました。

この展示会は、ドイツをはじめ五か国で開催されている国際巡回展で日本においては20年ぶりとなる個展で模型、家具、照明など約300点が展示されていました。

個人的にはやはり、おなじみアームチエアパイミオが良かったです。

 

 

最後は、東京都美術館で開催され大変話題を集めた「奇想の系譜~江戸絵画ミラクルワールド」展です。

この展示会は、副題にもある「江戸のアヴァンギャルド 一挙集結!」とあるように、かつては江戸時代絵画史の傍流とされてきた画家たちが、その現代に通じる革新性によって熱狂的ともいえる近年の「若冲や江戸絵画ブーム」として大変人気を集めています。

その中の画家6名(岩佐又兵衛・狩野山雪・伊藤若冲・曽我蕭白・長沢芦雪・歌川国芳)に白隠慧鶴と鈴木基一を加えた計8名の作品を厳選しその豊かな想像力や奇想天外な発想に満ちた江戸絵画の新たな魅了を存分に味わえる内容の展示会でした。

残念なことに途中作品の展示代えがありお目当ての作品に巡り合えず少しへこみました。

 

 

 

No.374 新元号「令和」とは?

 

地元観音様の境内の桜もピークを過ぎて少しづつ風に吹かれて散り始めました。

その姿も何とも言えない心地よい風景です。

 

 

四月一日に新元号が発表されました。

「令和」がその名です、出展は国書の「万葉集」で今まですべての元号が中国の古典から由来されたので和書からは初めてです。

菅官房長官の元号発表は、NHKによると27%の視聴率を記録し、元号「令和」に好感を持った人は6割とのことです。

安倍総理は、「令和」について“人が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている”と説明しました。

元号を使用している国は日本だけで、645年の「大化」から数えて248番目だそうです。

「平成」は、1989年1月8日~2019年4月30日までの30年4か月で幕を引き「平成」は歴代4位の長期元号になるようです。

新元号「令和」は、皇太子様が天皇に即位される5月1日午前0時より「平成」から改元されます。

 

 

新元号の出展の元になった「万葉集」は、奈良時代に完成した日本最古の歌集で、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書と位置作られています。

その「万葉集」の歌人の一人の“大伴旅人”が730年春に大宰府の公邸で歌宴を催し“旅人”の書き残したとされる開宴の辞の「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」から採られたのが新元号「令和」だそうです。

“大伴旅人”も酒席で述べた挨拶がその1300年後に元号になるとは夢にも思わなかったでしょう。

外務省は海外メディア向けの英訳は、「ビューティフル・ハーモニー=美しい調和」としました。

 

 

「平成」に残された一か月、これまでを振り返り又これからを考える良い機会になるかもしれませんね。

弊社「アルティマ」も創立から34年いろいろあった出来事を振り返り多くの反省とこれからを検討する良い機会かもしれません。

 

 

 

No.373 さくらとスギ花粉の季節。

 

地元浅草の観音様境内の“さくら”も少しづつですが咲き始めました。

東京にも先日“さくら”の開花宣言があり、今週ポカポカ天気が続けば今週中盤からお花見が出来そうです。

すでに隅田川沿いの墨田公園ではお花見の準備が出来ていました。

しかしまだ朝晩の花冷えは堪えます。

皆様も風邪を引かぬようお気を付けください。

 

 

ところで例年私は、“スギ”の花粉症に悩まされます。

今年は準備良く、早くからクリニックから花粉対策の薬を処方してもらい例年よりも症状は軽く済んでいます。

日本では、国民の二割を超える人が花粉症と言われ、特に東京の場合は、患者数が48.8%との統計があります。

この背景は、行政指導で“スギ”を大量に植林した為とも言われ、その結果日本全体の森林の18%国土の12%が“スギ”になったそうです。

特に2月~4月がスギ花粉の飛散がピークです。

 

花粉症の原因は色々言われています。

良くわかりませんが、第二次大戦後日本人の食生活が欧米化して豊かになりタンパク質の摂取量が増えてアレルギー反応を起こしその抗体がタンパク質で出来ている為だそうです。

又道路が舗装されスギ花粉が土中に吸収されなくなり空気中を舞続ける事や大気汚染の影響とも言われています。

 

しかしスギの花粉症などのアレルギーを持つ人の方が免疫反応が強く特に中高年層で癌や呼吸器系の死亡が少ないとも言われています。

注意としては、目薬を乱用する事はNGで目を冷やすのでなく温めることの方が効果があるようです。

どちらにしても来月までは注意が必要です。

もう少しの辛抱ですね。

 

 

 

No.372 ぼろ・ボロとBORO。

 

先日何気に朝日新聞朝刊の広告を見ていて、浅草寺の隣にある私設美術館「アミューズミュージアム」が建物の老朽化に伴って開館10周年を区切りとして3月31日で閉館する事を知りました。

運営母体のアミューズは、サザンオールスターズや福山雅治やパフユームを抱える一大プロダクションです。

このミュージアムは、「日本文化を楽しく伝えたい」というアミューズの創立者・会長である青森出身の「大里洋吉」さんが、同郷の歴史民俗研究家である「故・田中忠三郎」さんとの“縁”から田中コレクションを常設展示している私設美術館です。

 

田中コレクションは、「田中忠三郎」が長く最貧の地であった、青森の農村部に伝わる何世代にもわたって、つぎはぎを重ねて分厚い布塊と化した夜具や衣類である古布の「ぼろ」を「遠い昔の負の財産」と無視されてきた地元青森で、非難と中傷と戦い又変人扱いされながら、20代から晩年までの50年以上に渡り、県内の集落をただひとりで山村を巡って「ぼろ」を約2万点収集した、学術的価値はもちろん芸術的価値も高い稀有なコレクションとして知られています。

以前からこのミュージアムの存在は知っていたのですが、この広告記事を読み閉館前に是非本物の「ぼろ」を観たいと思い立ちました。

 

館内は、長持ちさせるために布を継ぎはぎし、代々受け継がれてきた「ボロ」などをモダンな空間に飾り、実際に手にしたり着たりできました。

まさに「これこそ文化財」と称賛されている通りでした。

海外でもファッションの世界において、デザイナーから日本の「ボロ」などの古布は、「奇跡のテキスタイル・アート」と呼ばれ発想の原点としてその「BORO」をモチーフにしています。

 

又こちらに来て知ったのですが、「黒澤監督」の依頼で映画「夢」の撮影に衣類約300点を提供した事や、津軽三味線の第一人者である「高橋竹山」に“変人”扱いされていたことに同情された“縁”で知り合い、のちに版画家の「棟方志功」は、田中を介して竹山を知り意気投合した事で「天才は天才を知る」と感心した事、歌人の「寺山修司」が映画「田園に死す」のロケで田中の古民家に泊まり込んだ事など多々あるエピソードにも興味を覚えました。

閉館日まで「美しいボロ布展」が開催されています。お見逃しなく!

 

閉館後の4月以降は、米国・欧州・中国・豪州など世界各国で巡回展を行い、その後日本国内での新アミユーズミュージアムの開館を検討しているそうです。今からその反響からの展開が楽しみです。

 

 

 

No.371 39年目と断捨離!

 

 

花粉の季節になりました。

私は、例年この時期になると「スギ花粉」に悩まされます。

30代前半ごろにアレルギー検査で「スギの花粉症」と言われ、それ以来この季節になると“目がしょぼしょぼ、鼻がずるずる”の典型的なスギ花粉の症状があらわれてきます。

今年は早目に予防医療の診療所から花粉対策用の点眼薬と点鼻液をもらい万全の対策済みですので、例年よりはまだ症状は軽いようです。

皆様の中にもおそらく花粉症の方も多くいらっしゃると思いますのでくれぐれも早目に対策をされますように。

 

 

今月の17日にめでたく?結婚39年目を迎えました。

今思うと私が人生で公私ともに大変な時期に結婚をしたわけで、カミさんには当初から苦労を掛けてきましたが、良く当時の状況を理解してくれたうえでサポートし続けてもらい大変感謝しております。

 

そのカミさんに近頃そろそろ身の回りの物を少しずつ整理したらと言われ、世にいう「断捨離」を考えるようになりました。

私は幼いころより気に入ったものを蒐集することが好きで今でも色々なものが捨てられずに身の回りにいくつもあります。

色々考えた末に最初に手を付けたものが“老後の楽しみ”にと録画しておいた「和・洋の映画」のビデオテープ達です。

当時は今ほど手軽に何時でも思った時に映画が鑑賞できると思わなかったので、衛星放送などから気にいった作品を少しずつ録画することになった結果の“ベータ―やVHS”のビデオテープ群です。

 

まず8つあるキャビネットの内2つのキャビネットに収納していた約300巻のビデオを燃えるごみ日に少しずつ捨て去りました。涙!

空いたキャビネットには、モデルカーのコレクションである「18分の1のミニチアカー」14台と関連の雑誌やビデオ等を収納し、もう一つのキャビネットにはこれまた少しずつ買いためた私なりに“レア”と思える「スコッチウイスキー」を収納いたしました。

これらはコレクション品ばかりでなく現在高値になって入手しにくいモノ達ですが、飲酒希望者にはテイスティングしてもらえるスコッチウイスキー達です。

 

そのほかに20代のころにFM放送から録音した「ジャズ」の“7インチや10インチのオープンリールテープ群”や“カセットテープ群”又お気に入りのJAZZ中心のLPレコードもかなりあります。

それに加え「美術関係や音楽関連」の“DVDやVHS”なども相当あります。

又これらを好みの音に再生するのに必要なビンテージのオーディオアンプやスピーカーも長年かかりましたが揃えてあります。

 

一口に“断捨離”といつても私の場合には幼いころからの蒐集癖の為に種々雑多色々あり、この際に想いきってと思っておりますが・・・。

捨て去るモノ達を見るたびに当時の思い出が色々よみがえりますね。