BLOG BACK NUMBER 2008


PRESIDENT's DIARY -社長日記

NO.121 一年を振り返って。

早いもので2008年も残り僅かとなりました。
皆様にとってこの一年はどのような年でしたでしょうか?
アメリカのサプライム問題から始まり、9月中旬のリーマンショック以降あれよあれよと言う間に、空前の不況になり円高の影響で好調だった自動車業界も業績が急降下し、日本産業の裾野の広さで建築、土木と並び日本の景気を支えていた自動車業界もついに不況の嵐の中に突入いたしました。
それに伴い連日の新聞、TVで報道されている通り雇用問題も深刻化しています。
建築不況の影響ですでに我々中小企業にも、じわりじわりと影響が出始めております。
周囲を見渡すと「環境と安全」が唯一のキーワードで有り、弊社の商品の中では、「壁面緑化・防鳥ワイヤー・耐震レール」がそのキーワードに当てはまります。
中でも本年は壁面緑化システムを多くの方々に知っていただき、また採用していただき感謝しております。
地球温暖化対策の一環としての緑化は、屋上・壁面にこだわらず地道に広げてゆく事が大切です、そのホンの僅かでもお手伝いが出来た事が弊社の社会に対するお返しであり、次の「パワーの源」となっています。厳しい時期こそ弊社のような独自の提案型企業にはチャンスであります。
来年も厳しい時間が続くと思われますが、これからも社会の一員として少しでも貢献できる“独自のモノつくり”を目指して行くと肝に銘じ一年の締めくくりといたしたいと思いますます。
どうぞ皆様にとっても来年は、より充実した年になる事を願っております。

NO.120 「フェルメール展」

今月14日まで東京都美術館で開催されていた「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」が終了いたしました。
近年の人気画家とあって私が訪れた金曜日の午後7時頃でも大変大勢の見学者で大賑わいでした。
私も今までに「ロンドンのナショナル・ギャラリー」「ニューヨークのメトロポリタン美術館」「ワシントンのナショナル・ギャラリー」「パリのルーブル美術館」で計13点の作品を見ておりますが、今回の目玉?の作品「小路」は以前よりぜひ見てみたい作品でした。
フェルメール独特の光の使い方や空間構成は、彼にしか表現出来ない世界でした。
生意気なようですが、やはり絵画は気兼ねすることなく顔を近づけ、筆のタッチや絵の具の盛り上がりを目で追うようにし息をこらえて見て初めて画家と一体になる気がいたします。
展示作品計7点、勿論初めて見る作品も有りましたが、私はやはり「小路」が一番でした。“美の巨人たち”というテレビ放送で詳細は事前にお勉強しておりましたので、ただただ作品をじっくり鑑賞いたしました。
来年の夏の休暇はオランダ・ベルギーに行く計画ですので「アムステルダム国立美術館」でまた「小路」に再会できるのを楽しみにしております。「ハーグのマウリッツハイス王立美術館」での「真珠の耳飾りの少女」もぜひ本物をじっくり鑑賞したいものです。
それまでに良い仕事をうーんとして気兼ねなく旅に出られるように今、気合を入れたところです。

NO.119 「和楽太鼓」演奏会。

11月30日に「江戸東京博物館」大ホールに於いて、私の中高の友人である宮内千博君が指導する和太鼓教室のお弟子さん達の第一回演奏会が行われました。
グループ名は、「和楽太鼓」です。名が示す通り年齢や国籍、職業が様々なメンバー20名が楽しく和太鼓を演奏いたしました。
宮内君は、役者の道から1973年に太鼓の世界に入り1986年に太鼓グループ「和魂」を結成し、国内やヨーロッパ、アジア、アメリカ等で演奏活動を続けています。彼の作調の作品を弟子の方々が楽しそうに演奏する姿は、会場一杯の観客の方々にも心が通じ会場全体が一体となり楽しく暖かい演奏会になりました。
彼は、近年全国各地の学校で和太鼓を中心とした和楽器を紹介し演奏しております。なかなか直に和太鼓を聴く機会がない小学生や父兄の方々には、大変良い思い出になると思います。
私の同級生も社会的には、“先生や社長”と呼ばれる年齢になり各界で活躍しておりますが、彼のように演じる方も聴く方も共に楽しく心地良い時間を共有する場を提供できる事は、素晴らしい事です。
私は私なりに、人に社会に役立つ事をこれからも提供して行きたいと思った一日でした。

NO.118 芸術の秋。

芸術の秋にふさわしくあちらこちらの美術館等で色々興味ある展示会が開催されております。
15日の土曜日に展示会の梯子をいたしました。以前より行きたいと思っていた展示会が16日までとなり慌てての訪問です。
会期終了まじかに慌てて展示会に足を運ぶ人は、私以外にも大勢いるようで、どちらも大変混雑しておりました。
「東京国立博物館 平成館」の“大琳派展 継承と変奏”は、大変見応えが在る展示内容でした。本年が江戸時代の芸術家「尾形光琳」生誕350年目にあたり、彼が「琳派」という絵画・工芸の一派を大成させたのを記念した展示会です。
琳派を代表する「本阿弥光悦・俵屋宗達・光琳・尾形乾山・酒井抱一・鈴木其一」の六人の作品を中心に琳派の豊な芸術世界を堪能できる好企画展でした。特に「宗達・光琳・乾山・其一」の年代が異なる四人の作家に依る“風神雷神”は、同じテーマの作品を比較しながら見る事が出来ました。各作家の独自性も発揮されおりなかなか一堂には展示される事はないので、しっかり目に焼き付けて来ました。
もう一の展示会は、地元浅草での“金龍山 浅草寺 本堂落成50周年記念大開帳”です。
この催しは、普段一般公開されていない「大絵馬寺宝と伝法院の庭園公開」です。観音様の敷地内に茶人として有名な「小堀遠州」によって築庭された庭園があるのは意外と知られていません。
賑わう浅草にこのような閑寂な佇まいの秘園が在るのも地元民としては密かな誇りでしょうか。

NO.117 お寺とファッションショー。

先日東京の「池上本門寺」で“ファッションショー”を見てきました。
このイベントは、日仏交流150周年を記念してパリを本校に世界14カ国に21校の姉妹校をもつ「エスモード・インターナショナル」が主催したファッションショーです。
「池上本門寺」本殿前で夕方より繰り広げられたファッションショーでは、11カ国15校の学生作品が発表されました。
各校の民族性、歴史、文化を背景とした創造性を取り入れた作品を総勢160人の若いボランティアのモデル達が音楽に合わせ夜の本殿前をウォーキングする姿は他では味わえない感覚でした。
ショー終了後、ライトアップされた本殿前でお坊さん達17名の方々の「お経」にも大変感動いたしました。
この時期の夜間は、大変冷え込んでおり震るえながら「お経」を拝聴しましたが、これも思い出に残る貴重な体験でした。
世界的に先行き不透明な状況ですが、若い世代の限りない可能性に接し新たなパワーを貰った思いでした、また「お経」を通して精神的な安らぎも頂ました。その為か帰りはうんとお腹がすいたので焼肉をたらふく食べ、身も心も満たされた一日でした。

NO.116 紅葉の季節です。

例年今頃の季節は、奥利根湖にカヤックで湖面からの紅葉を楽しむのが慣わしですが、今年はタイミングが合わず残念ながらカヤックは断念いたしました。
紅葉といえばすぐ日光を思い浮かべます。我が家はXCスキーをしに日光には頻繁に行くのですが、この季節あまりにも観光客が多いので日光はパス、紅葉は奥利根にかぎります。
奥利根湖が在る、矢木沢ダムまでの道沿いは、隠れた紅葉の穴場です。一般道でないので、この時期きのこ狩りかカヤック愛好家以外は、あまり人も訪れる事もなく、ゆっくり紅葉を堪能出来ます。
帰りに蕎麦を食べるのも奥利根の楽しみです。
手打ち蕎麦「角弥」の“へぎそば”を食べ満足の一日でした。
紅葉で思い出しましたが、幕張メッセで開催された「GARDEX 環境緑化フェア」に弊社のスパイラルワイヤーを使用したベランダ用の野菜栽培ユニットが展示されました。
壁面緑化に使用しているスパイラルワイヤーをガーデニング用に使用する新しい試みです。
来場者の方々の意見を参考にもう少し試作を重ねて商品化したいと思っております。

NO.115 お気に入りの秋。

今年も秋風を感じるようになって来ました。
夏に1~2キロ体重が落ち、秋になって1~2キロ体重が戻るパターンが高校時代から続いているのが私です。
今月に入り大阪に行く機会があり、久しぶりに「BAR HIRAMATSU」に行ってきました。
マスターの平松さんの創作“季節のカクテル”は、横浜関内「カサブランカ」と双璧か。今回は、キウイと洋ナシのカクテルを頂きました。私の見解では、バーの実力は、その店のオリジナルカクテルで決まります。
バーでは、私が行った“スカイ島のタリスカー蒸留所”の話と彼が行った“オークニ島のハイランドパーク蒸留所”の話でえらく盛り上がりました。いつもの様におみやに“特製カツサンド”を注文し満足の一夜でした。
翌日は「明治軒」の“オムライス大”で大阪を締めくくりました。
今週は、秋の天気に誘われて、散歩がてらに谷中界隈に。
谷中の墓地では、徳川慶喜の墓地の前でボランティアの方に篤姫と和宮の話を聴き、時間を見計らって「筆や」の“ビーフシチュー”を食してから、帰りに上野桜木のフランス菓子「パティシェ イナムラ ショウゾウ」で“モンブランとサバラン”を買い、家でJAZZを肴に“フォーションのアールグレイ”で美味しく頂きました。
秋って素敵な季節ですね。
今月は、我が家では紅葉の季節がベストシーズンの「奥利根湖でのカヤックタイム」が楽しみです。

NO.114 35年ぶりの倉敷。

なぜか急に倉敷に在る大原美術館のエル・グレコ作「受胎告知」を見たくなりました。
学生時代に行った、倉敷のアイビー・スクエアと大原美術館は、なぜか今でも思い出に残る場所です。
ちょうど記事で倉敷チボリ公園が年末で閉鎖されるとの事でしたので、ちょいと倉敷・岡山へ行く事にしました。
最近は、思い立ったら即行動の青鹿です。
倉敷美観地区は、倉敷駅より徒歩約10分。
大原美術館は、その中心に位置し年中観光客で賑わっております。
倉敷の実業家「大原孫三郎」が、画家「児島虎次郎」を記念して昭和5年に設立した、日本最初の西洋美術中心の私立美術館です。
現在は、開館当時の建物の本館・日本美術の分館・工芸館・東洋館からなり、2000年には創立70周年を記念して工芸館横の池に、昨年訪問したフランス・ジヴェルニーのモネの日本庭園から睡蓮が贈られたそうで、私が訪問時には、ちょうど可憐な花が咲いておりました。
再会した「受胎告知」は、大変素晴らしかったし、分館にある日本の洋画家の作品もとても興味深いものでした。
帰り隣に在る「カフェ・グレコ」に寄り懐かしのコーヒーとレモン入りのお水を頂きました、35年前と何も変わってはおらず“ホット”しました。
地元の蕎麦屋さん「さくら」で昼を、晩は民芸茶屋「新粋」でおばんさいを頂きました。
夜は、アイビー・スクエア地下のバー「赤煉瓦」でオリジナル・カクテルを規定オーバーの3杯いただき、堪能いたしました。
倉敷チボリ公園は、翌日寄った岡山後楽園と比較するわけでは有りませんが、人的公園の限界を感じ、なぜかもの悲しくなりました。
日本三名園の一つ「岡山後楽園」は、「名月の後楽園」と呼ばれ旧暦8月15日には名月鑑賞会が開かれています。
ちなみに残りの名園は、「金沢の雪の兼六園」「水戸の梅の偕楽園」です。
最後にもう一つ。
“旅館くらしき”の若女将の和服姿と立ち振る舞いが印象に残る思い出の旅でした。

NO.113 横浜 「三渓園」

テレビの番組を見ていて、横浜の「三渓園」を知りました。
三渓園の存在は、以前より知っていましたが、今まで訪問しようとは思っておりませんでした。
三渓園は、生糸貿易で財をなした横浜の実業家「原 三渓」の元の邸宅です。彼は、ここに京都や鎌倉などから歴史的に価値のある建築物を移築し、明治39年「三渓園」として一般に公開しました。
その後、第二次世界大戦で大きな被害を受けましたが、財団に移管されたのを機に復旧工事が行われ、昭和33年にほぼ昔の姿を取り戻しました。
広大な園内は、内苑と外苑に別れ10棟の重要文化財を含む17棟の古建築物が自然の景観の中にたくみに配置されています。
中でも白川郷にあった江戸時代の庄屋の家を移築した、合掌造は内部が公開されており興味深いものでした。
原 三渓は、若き芸術家の支援や関東大震災後の横浜復興などに功績を残し、横山大観など多くの文化人とも交流を持つなど美術、文化に大変貢献しました。
昔の大物実業家と今日の小物事業家の社会文化に対する根本的な考えの違いに驚くばかりでした。
自分だけの富に固執し社会に還元する発想をもてない今日の小物事業家があふれた社会は、なぜか寂しくこの先の日本の行く末に不安を覚えます。
今日の日本の教育制度において、ビル・ゲイツは生まれにくいのかも知れませんね。
あらためて明治の実業家は、スケールがデカカッタと思い知らされた「三渓園」でした。

NO.112 バイバイ“GH9”

私は、学生時代より“JAZZ”特に「モダンジャズ」が好きでした。
現在も家では、ジャズのアナログレコードを真空管アンプで古いモニタースピーカーを使い大音量で聴いています。
たまたま学生時代に憧れていたベーシスト「鈴木 勲」さんが現役復帰してライブすると聴きつけ、初めて行ったのが、上野の“GH9”でした。いまから15年以上前のことです。
上野から我が家までは近いので、遅くなっても苦にならない事も有り、それをキッカケにちょいちょい“GH9”にはジャズを聴きに行っていました。
アコースティックベースの音色が好きな私は、特に好みの音色の「鈴木 勲」さんと「鈴木 良雄」さんのファンです。
その両巨匠と相性が良いピアニストの「山本 剛」さんとのトリオライブは、元気がほしい時には聴きに行く事が多かったのですが、最近は少し足が遠退いておりました。
ところが突然その“GH9”が8月31日で暫く休業する事になったと知り、早速出かける事にしました。
残念ながら、巨匠「鈴木 勲」さんは、新CDの発表ツアーの為か、“GH9”には8月に出演の予定がなく、「鈴木 良雄」さんと「山本 剛」さんとドラム「セシル・モンロー」さんのトリオ演奏に行ってきました。
満席の“GH9”は、中高年のファンで大いに盛り上がり途中からはサックスとボーカルの飛び入りライブとなり、夜遅くまで熱気に包まれて楽しい時間を過ごしました。
音楽特にジャズは、ライブに限ります。
地の利も有り上野は、遅くまで安心して夜更かしができましたが、なくなるとなると寂しいものです。
こうなったら75歳になる巨匠「鈴木 勲」さんのライブもぜひ聴きに行かねばなりません。
円熟の「OMA SOUND」今が絶頂かもしれませんよ。
(ちなみに“おまさん”とは、鈴木 勲さんのニックネームです。)

NO.111 巨匠たちの日本美術。

先日まで東京国立博物館の平成館で開催されていた、「対決 巨匠たちの日本美術」を鑑賞に行ってきました。
日本美術の傑作を生み出した、芸術家たちの作品を2人ずつ組み合わせ、比較し対決させる形で紹介するナイスな企画です。
国宝10余件、重要文化財約40件を含む計100余件の名品が会期中一部作品の展示替を含め一堂に会す、魅力的な展示会でした。
やはり圧巻だったのは、会期後半の1週間のみ展示された「風神雷神」対決でしょうか。俵屋宗達と尾形光琳の風神雷神屏風です。
向かって左側に宗達、右側に光琳が展示されていました。
以前にも2作品を鑑賞したことはありましたが、二対一緒に比較鑑賞したのは初めてです。
私的には、国宝でもあり元図でもある、宗達に軍配をあげます。
各作品の感想を述べると興味がない方が最後までお読みいただけないので、かいつまんでの私見ですが、初めて現物を鑑賞した若冲と蕭白には衝撃を受けました。
構図といい、色使いといい独自の表現力があり、明らかに若冲であり蕭白でありました。
巨匠たち12組の「対決」は、充分に見ごたえが有り時間を忘れて見入ってしまいました。
我が家から上野の博物館、美術館は、散歩コースです。
遠方からはるばるこの「対決」を見る為に来られた方たちには申し訳有りませでしたが、私は、巨匠たちの対決の残像を目に焼き付けたまま、散歩しながら我が家に戻り、余韻を肴にモルトで一杯・・・。
美術好きにはたまらない時間でした。 満足、満足。

NO.110 夏休暇。

今年の夏は例年になく暑い日が続きますが、皆様は如何お過ごしですか?
私は、夏休暇を利用して出雲、松江を旅してきました。
学生以来の山陰の旅です。
目的は、出雲大社の「平成の大遷宮」での参拝でしたが、事前予約にあえなく断念!拝殿での正式参拝と相成りました。
松江堀川界隈を散策して、もう一つの目的「足立美術館」へ向かいました。
島根に行ったらぜひ「足立美術館の名園」を鑑賞したいと以前より思っておりましたが、ついに実現いたしました。
四季を通じ足立美術館の庭園は、趣があります。夏は夏の。
5年連続「庭園日本一」との名声通り、正に世界が認めた庭園でした。
創立者の足立全康の「庭園もまた一幅の絵画である」の言葉通り名園と名画の絶妙なる調和は、訪れる者を魅了いたします。
収蔵作品は、近代日本画壇の代表作です。
特に横山大観のコレクションが有名ですが、私は、鏑木清方や上村松園がお気に入りです。他にも陶芸館では北大路魯山人や河井寛次郎の陶芸作品を鑑賞できます。
東京から山陰まで足を運ぶのは大変でしたが、思い切って正解でした。 次回は秋の紅葉の季節に訪れたいと思います。
皆様も日頃のストレス発散に思い切って旅立つ事をお勧めいたします。
暑かった、でも楽しかった、夏休暇でした。

NO.109 防鳥用ワイヤーについて。

皆様は、「防鳥ワイヤー」をご存知でしょうか?
“ぼうちょうワイヤー”と呼びます。
特にハト対策のワイヤーの事です。公共施設、特に寺院や駅舎のハトが侵入し易い軒下やホームの梁に設置いたします。
以前より鳥の糞害が問題になっており、文化施設に特に影響が出ておりました。
私の住む浅草でも浅草寺の境内にハトが多く生息していましたが、えさをあげる事をやめる様にあちらこちらに看板が掲げられてから、随分ハトが減りました。
境内に在る建物にもネットを設置する工事を随分見かけました。
建物を汚すだけでなく、バイキンもばら撒くなど、平和の象徴のハトもこと糞害対策にとっては、頭の痛い問題でした。
弊社も数年前より防鳥用ワイヤーシステムを提案しております。
鳥(特にハト)習性で一旦安全を確認する為、止まりやすい所に止まりそれから奥へ入り“いたずら”をするそうで、止まりやすい所にワイヤーを一本ピーンと張ることにより、止まれずに安全確認が出来にくくなり、奥への侵入を未然に防ぐのが「防鳥ワイヤー」です。
特に駅舎では、標準工事になっているようです。
弊社も所沢球場や複数の施設に採用されておりましたが、施工されている箇所が高所の為なかなか使用写真を撮れませんでしたが、JR中央線の「竜王駅」の橋上駅舎で採用され、何とか使用写真が撮れました。
新・竜王駅は、2008年3月24日にデビューしたばかりのぴかぴかの駅舎です。
この駅舎は、旧3町の合併により誕生した甲斐市のシンボル、そして市民の心のよりどころになるようにとの願いで設計をされた建築家「安藤 忠雄」先生の作品です。
甲府近辺に行かれたらぜひ見学される事をお勧めいたします。
正に安藤作品です。

NO.108 7月の猛暑と緑化。

7月に入り展示会に行く機会が多く、その都度「ゆりかごめ」に乗り近未来風の景観を眺めながら、これからの環境についての思いにふけっております。
環境と言えば、弊社提案の壁面緑化ワイヤーシステム「アルティマグリーンライン」の問い合わせが増え、特にコンサルや設計事務所に説明に伺う事が多くなりました。
先日も大阪の京セラドームで開催された、弊社製品を扱っていただいている、杉田エース㈱様主催の「エスタ2008」で壁面緑化のセミナーをさせて頂きました。
首都圏を中心に地球温暖化対策の一環として、近年緑化ビジネスが注目されており、特により企業姿勢をアピールできる壁面緑化の指定が増えております。
国土交通省より当社にも毎年アンケート調査依頼があります。それによれば、回答協力企業よりの緑化施工面積の集計では、平成12年度実績に比べ、屋上緑化は約2倍、壁面緑化は約21倍です。
このように近年壁面緑化の施工面積が増えてきており、オリジナルの壁面緑化用ワイヤー補助支持材を提案している弊社にも、システムの問い合わせが多いようです。
弊社考案の緑化システムが、少しでも世の中のお役に立つよう、これからも現場の声に耳を傾けて創意工夫して行きます。
ご期待ください。

NO.107 ライブ!ライブ!ライブ!

最近暫く足が遠退いていたライブハウスへ行く機会が増えました。
銀座の「スイング」や六本木の「アビーロード」それに青山の「マンダラ」等です。
キッカケは、以前紹介した神楽坂の「ラリアンス」ですが、特に“マリンバ”との出会いが大きいです。
最近の新たな感激は、パーカッション。
自宅にあるJAZZのアナログレコードでも、パーカッションを聴く機会は滅多にありません。
先日そのパーカッションをライブで聴いてえらく感激いたしました。
場所は、「マンダラ」演奏は、美女3人のユニット“デュアリス”でした。
ヴァイオリン、ソプラノ、ヴィブラフォン、ピアノ、そしてパーカッションの5つのパートを演奏する3人編成のユニットです。
個人的には、前日ギターの杉山君とレコードを一緒に聞いた服部恵さんのパーカッションを中心に演奏を楽しみました。
私は彼女のマリンバ以外の楽器を聞いた事がなかったのですが、コレが実にかっこよいのです。
勿論ヴァイオリンの沖増さんやソプラノの橋本さんの演奏もなかなか良かったのですが、パーカッションがえらく腹に響き耳に残りました。
これからは我が家のレコードからヴィブラフォンやパーカッションのパートが有る物を少しづつ聴く事にします。どうしても今までは、好きな曲や演奏を聴く傾向があり、今回は新たな発見でした。
ライブの良さは、プレイヤーがその時のコンデションやムードで演奏の濃さが変わるところです。
特にJAZZは、イントロに始まりアドリブがあってエンデングで終わりますが、アドリブがその演奏者の一番のウリですから、同じ曲でも演奏者による解釈でいくらでも変化します。
私が、ライブレコードが好きなのは正このアドリブによるそれです。
特に1961年6月25日NYのライブハウス“ヴィレッジヴァンガード”でのビル・エヴァンストリオの演奏は、お勧めです。
もしタイムマシーンに乗って時空を超えられたら、私はぜひこの日の演奏の場に立ち会いたいとずーと以前より思っております。
ベースのスコット・ラファロの生ベースをライブハウスでぜひ聞いてみたい!
出来ることなら彼のサインがほしい。(彼は演奏の一週間後事故で亡くなっております。)
まだまだJAZZの演奏についての個人的見解はいくらでもあるのですが、興味がない方にとっては退屈のコメントですので今回はコレくらいにいたします。
最後までお読みいただき有難うございました

NO.106 「夢の島熱帯植物館」の緑化

皆様は、東京都夢の島公園内に在る、熱帯植物館を知っていますか?
都内近郊にお住いの方は、お子さんが幼稚園ぐらいの頃、遠足や社会見学等で一度ぐらいは行かれた事が在るかも知れませんね。
植物館の大温室は、一年を通じて気温が高く雨の多い熱帯雨林の環境をモデルとして造られているそうです。私も約20年ぶりに植物館に行ってきました。仕事と見学を兼ねた訪問です。
弊社の緑化システムを壁面緑化として使用するのではなく、パーゴラ用としての施工立会いの為です。今回は、建物の天井にワイヤーを縦横に張る藤棚のイメージです。当然スパイラルワイヤーを使用したのですが、吹き抜けの天井面に縦横に張ったワイヤーを下から仰ぎ見るのは、初めての経験です。天気も良く真っ青な空に縦横に張ったスパイラルワイヤーがとても絵になりました。
植物館では、それ以外に初めての試みとして、事務棟の壁面にすでに設置されている“ブーゲンビリア”をスパイラルワイヤーで壁面に押さえて固定するのにも使用いたしました。
以前は、麻ロープで固定していたのですが、風でなびきストレスがかかった為、思うように成長していなかったようです。
スパイラルワイヤーは、ブーゲンビリアの枝をやさしく押さえ風にも揺れず、これからはストレスを感じずに安心して成長することでしょう。
温暖化対策として、緑化は有効な手段です。これからもヒートアイランド現象や景観対策などに弊社の壁面緑化システムを提案して行きます。新たな使用法のご提案、宜しくお願いいたします。
都立「夢の島熱帯植物館」は、新木場駅より徒歩15分です。

NO.105 チャールズ・イームズ写真展について。

現在東京六本木で開催されている「チャールズ・イームズ写真展」に行って来ました。これはイームズ生誕100周年を記念して行われているイベントです。
“偉大なるデザイナーのメッセージ”と題されるこの展覧会では、100点の自身が撮影した写真コレクションと100の名言が紹介されています。
皆さんご存知と思いますが、チャールズ・イームズは、デザイン、建築、工業生産に大きく貢献した20世紀を代表するアメリカのデザイナーです。私も個人的にイームズが大変好きで、2点の小椅子を日常に使用しております。
また30年ほど前にイームズの家具を扱っていた、ハーマンミラー社の日本法人に在籍していた事も有り、この時に現在使用している小椅子も購入いたしました。
チャールズ・イームズは、彼の奥さんであり良き仕事のパートナーでもあったレイ・イームズと共に数多くのフイルム作品を残しました。私は特に「パワーズ・オブ・テン」やポラロイド社の「SX-70」の紹介フイルムが印象に残っています。
この展覧会は、イームズハウスのお茶会でイームズと交流があった、イサム・ノグチや当時彼の妻であった女優の山口淑子を写した作品等、日本との接点を探るにも興味ある催しでした。
アクシスビル内のギャラリーで6月8日まで開催されています、興味のある方は、お早めに!

NO.104 薬師寺展に行ってきました。

現在上野の東京国立博物館で展示中の「国宝 薬師寺展」を見学に行ってきました。
生憎の雨天でしたが、会場はすでに朝早にもかかわらず長蛇の列が出来ておりました。上野まで我が家からは徒歩で行けるのですが、列の前方の方々は、かなり朝早くに家を出たのでしょうね。
会場内は思いの他、比較的ゆっくり展示品を見学できました。
やはり、圧巻は左右一対の「国宝 日光菩薩立像」「国宝 月光菩薩立像」です。 展覧会は、平成遷都1300年を記念して開催されており、日本仏教彫刻の最高傑作のひとつとして知られる金堂の「国宝  日光・月光菩薩像」の2体が揃って寺外で初公開されています。
2体の他、「国宝 聖観音菩薩立像」も同時に展示されています。
3体は寺内では光背がある為に側面や背面を見る事は出来ませんが、今展覧会では光背が外されていて、菩薩像を背面からも見学できました。3体とも“すばらしい“の一言でした。その他に、奈良時代の絵画の名品「国宝 吉祥天像」などの至宝も展示され、奈良の悠久の歴史と美を堪能できます、すごくお勧めです。
ちなみに展覧会は、6月8日までです。
じっくり目を凝らして見学した為か常設展を見る元気もなく、お腹も空いたので、“とんかつ”を食べることに致しました。
上野のカツ屋と言えば、「本家ぽんた、蓬莱屋、双葉、武蔵野、井泉」等が有りますが、当日は、酒の肴に“イカの塩辛とカニと胡瓜のサラダ”がほしかったので、「井泉」にしました。ここは、私が小学生の頃から来ている所です。値段を上げても、味を落とさずにズ~ト営業しています。“特ロースにご飯と豚汁”が私の定番です。
目の保養をして美味いものを食した満足の一日でした。

NO.103 地震防災センターを見学しました。

3月に静岡県防災局 防災情報室が発行した「自主防災」に弊社の家具転倒防止システム「インテリア・アンカー」が取り上げられた事もあり、「静岡県地震防災センター」を見学してきました。
ここは、東海地震を想定して主に県民の方々が地震の知識や心得又防災対策について体験などを通して学べる施設です。
耐震コーナーに「インテリア・アンカー」も展示されており、色々他社製品との比較も出来、各社の耐震対策の考え方(特に家具の転倒防止)の勉強になりました。
中国の四川省大地震やミヤンマーのサイクロンの被害報告が連日報道されておりますが、日本でこのような災害が起きた場合、どう対処したらよいか、防災センターの展示物を見学して考えさせられました。地震国日本では、決して他国、他人事ではありません。
日頃から災害に際しての対策、家族との連絡法、等確認すべき事は色々在ると思われますが、自分が特に何も対策を講じてない事に改めて気が付き、真剣に家族で話し合う事にしました。
皆様も「災害は忘れた頃にやって来る。」を肝に銘じ一刻も早く準備される事をお勧めします。
少し硬い話ばかりになりましたので、一服 以前から静岡に行ったらぜひ寄ってみたかった蕎麦所があります、手打ちそば「くろ麦」です。
静岡駅から少し歩くのですが、ここの“鴨せいろ”と“玉子焼き”を一度食してみたかったのです。
時間的にきつかったのですが、何とかギリギリ間に合いました。
私的には、もう一つでしたが雰囲気と接客態度は、グーでした。
静岡に行く機会があったら一度寄る価値は有ると思います。
早朝から忙しい一日でしたが、充実の一日を過ごさせて頂きました。
感謝!

NO.102 筑波山きっぷ。

連休は、皆さんはどちらかに出かけられましたか?
我が家は、何処に出かけても混雑する為、最近は近場で過ごします。
私が住んでいる浅草から筑波まで、「つくばエクスプレス」が開通して近場の遠出が出来るように成りました。
連休中「筑波山きっぷ」成るものを買い、筑波山にハイキングに行ってみました。
“浅草駅”より“つくば駅”まで快速で約40分、筑波山シャトルバスにて“つつじヶ丘”まで約50分で着き、一路「筑波山」山頂へ。
当然登りが続きますが、生憎途中から小雨が降り始め、地面がぬかり足元が定まりません。それでも何とか山頂までたどり着けましたが、視界ゼロで早々と下山する事にしました。
帰りは軟弱にもケーブルカーを使った為、登山者から哀れみの眼差しを受けて思わず視線をそらせました。
筑波山神社の境内では、有名な「ガマの油売り」の口上実演を見てから地元の方に教えていただいた旧道を散策しながら帰途に着きました。
その旧道が実に情緒があり、筑波山まで来た価値があったのです。
昭和初期の建築で今は使われていない郵便局があったり、見捨てられて今にも崩れそうな民家があったり、点在する民家の住人の方以外観光客は、ほとんどすれ違いません。
コーヒーでも飲みたいなと思っていたら、在ったのですカフェが。
昔倉庫として使用されていた建物を使った染物屋さんのカフェが。そこの縁側でコーヒーを飲んだのですが、目の前に広がる田園風景に時間が止った思いを味わいました。そのコーヒーも気分が良かった為か実にうまいのです。
今回は筑波山につつじを見に、ハイキングと洒落こんだのですが、近場でこんなステキな時間が味わえるなら、紅葉の頃にまた来ようと思いました。 まさに充実の一日でした。

NO.101 モロアの森 バーネットヒル。

先日、23年近くお付き合いさせていただいている、清里のペンション「バーネットヒル」(www.burnethill.com)に久しぶりに行ってきました。
今年大学を卒業する長女が、生まれた年からの長が~いお付き合いですので、数年のブランクなど感じません。
オーナーの入江ご夫妻や家族の一員であるワンコの五郎や卯月の歓迎を受け、のんびりとした一時を過ごさせていただきました。
こちらに来るとなぜか“ホット”するのです。まさに我が家の隠れ家です。次回は子供達とお邪魔いたします。
今のままの雰囲気で、これからも末永く宜しくお願いいたします。
バーネットヒルに行くと必ず寄る所がいくつかあります。
尾白川渓谷、七賢、リゾナーレ小淵沢、清泉寮、サントリー白州蒸留所、等
今回は、サクラの季節でもあり、“神代桜”で有名な「実相寺」とサクラ祭り中の「清春白樺美術館」に立ち寄って来ました。
東京よりサクラの開花が少しずれる、清里は今回がちょうど見ごろでした。
実相寺は、日本で一番古い神代桜を見る為に、観光客で溢れていました。特に中高年の写真マニアの方々が多く目に付きました。
旅の楽しみは、やはり食事です。いつもは「おいしい学校」の“ぼのボーノ”でイタリアンを楽しみますが、今回は久しぶりなので、「翁」に日本蕎麦を食べに行く事にしました。さすがにかなりの人が待っていましたが、回転が早い為か思ったほどの待ち時間ではありませんでした。ここの“もり蕎麦”は美味です。
のんびり清里を満喫して帰途に着きました。

NO.100 アーキテクトカフェについて。

本日11日(金)にオープンする「アーキテクトカフェ南青山」のオープニングに行ってきました。
このお店は、東京汐留にすでに店舗がありますが2店舗目が青山にオープンしたわけです。
お店のコンセプトは、~見て・触れて・くつろげる「ショールームレストラン」!~です。
協賛企業16社のコラボーレーションによる心温まる、スローな「リビング&ガーデン」を提案しているサテライトショールームです。
当社は、ガーデンコナーにアルティマグリーンラインのダイヤクロスタイプを展示しています。
場所は、神宮前より徒歩数分の「青山M‘sTOWER」内にあります。お茶を飲みながら優雅な時間と空間を味わうのも良いかもしれませんよ。
今年に入り弊社も緑化に関する問い合わせ及び施工例が増えております。東京西が丘に今年オープンした「ナショナルトレーニングセンター」や小中学校など教育施設にも壁面緑化として採用されています。
地球温暖化対策の一環として緑化事業はこれからも増える方向にあり、弊社も関係会社の協力を頂き、色々提案をして行きたいと思います。どのような提案になるか、どうぞご期待ください。

NO.99 アイドルとの再会。

天気に恵まれて、東京下町谷中へお花見に行ってきました。
我が家は浅草にあるので友人から、お花見は上野か墨田公園と思われがちですが、実は毎年谷中の墓地へお花見に行っています。
今年も静かに満開のサクラを楽しんで来ました。折角なので谷中を散策し羊羹など買い、ついで?に朝倉彫塑館で彫刻を見て帰宅しました。
楽しみついでに先週は、往年の私のアイドル“シルビィ・バルタン”のコンサートに行く機会もありました。いまから40年以上前に当時のサンケイホールに初来日のコンサートを見に行った記憶が蘇えってきます。
当時の可憐さと違いエンターティナーとなったバルタンは、やはり私の永遠のアイドルでした。それにしても途中の20分間の休憩を入れて約2時間、舞台の隅から隅まで精力的に動き回り歌い続けるバイタリティーには感心させられました。
会場には当然ながら中高年のフアンが多く、私同様一緒に口すさんでいる方が多かったようです。
帰り道、頭からバルタンの歌が離れず楽しい一時を過ごした余韻がいつまでも続きました。
懐かしい友人からのお誘いが続く今日この頃ですが、私も年相応に年を重ねているのですね。

NO.98 春風を感じる季節になりました。

私は、毎朝観音様の境内を通って駅まで行くのですが、境内にある桜の木に花が咲き始まりました。
この時期つぼみから咲き始まるまで、あっという間です、おそらく今週末が見頃と思われます。
というわけで、先週天気が良かったので、美術館めぐりをしてきました。
千葉県佐倉市にあり増改築工事の為、昨年7月から休館しリニューアル・オープンした川村記念美術館と横須賀に昨年出来た横須賀美術館の二館を訪ねました。
川村記念美術館は、以前にも訪ねた事があり約30ヘクタールの広い敷地内には、野外彫刻もあり庭の池には白鳥も優雅に遊んでおります。記念展「マティスとボナール」は、地中海の光の中へと題した20世紀巨匠の二人展です。私には常設展示のレンブラントやルノワール、ポロックの方が性に合っておりました。
この時期、美術館ばかりでなく庭園内の自然散策もお勧めです、一休みしてレストランから庭園の緑を眺めながらの食事もなかなかです。
一方昨年市制100周年を記念して開館した横須賀美術館は、目の前に東京湾を望む観音崎公園にあり、レストランのテラスから浦賀水道を行き交う船を眺めながら食事が出来るすばらしい美術館です。
私は、別館の谷内六郎館が大変気に入りました。
谷内六郎さんは、週刊新潮の表紙絵で有名な画家です。26年間表紙に姉弟の二人連れがいつも絵にあらわれており、あどけない二人の冒険物語です。記念に「谷内六郎コレクション120」という図録を買い求めました。
お天気にも恵まれ、異なる環境の二つの美術館を訪ね幸せを感じた休日でした。

NO.97 フィンランドの学生作品展に行ってきました。

昨日東京ミッドタウン・デザインハブで開催されている、フィンランドのラハティ応用科学大学の学生作品展に行って来ました。
この大学で教えている私の旧友の児島さんが、対日交流主幹をされている関係で展覧会を拝見しに行ったわけです。
この大学のデザイン学部は、“まず使い易さ”と言うフィロソフィーを重視した実践技術教育機関で、産学協同の歴史は長く、ヨーロッパのトップクラスの実積をもち、デザインを画に描いた餅で終わらせることなく、プロトタイプでの実証を方針とすることから海外から多くの留学希望がよせられているそうです。
デザイン関係の方々には、参考になると思います。23日まで開催されております。(11:00~19:00)
児島さんは、フィンランドに30年在住されている方で、フィンランドデザインの対日交流にも尽力され、私も今まで海外の件で色々とアドバイスを頂いております。
デザインなど人の感性に関わる事は、その人独自のモノであり他の人が、真似が出来ないものです。
人には、一つはその人だけが持つ何かがあり、それに気がつきその才能を生かすめぐり合わせに出会った人は、幸せだと思います。
私も自分の持ち味を生かして、これからも世の中に少しでも役に立つ事を提案し続けようと思います。

NO.96 ステキな時間。

先日友人のOさんに誘われて密かなブーム?になっている、東京の神楽坂にマリンバとギターのライブを聞きにいって来ました。
私は、ジャズでのビブラホンの音色は、耳に残っていますが、ついぞマリンバは、聴く機会はありませんでした。
(注・マリンバは、木管楽器、ビブラホンは、金管楽器)
当夜は、マリンバでどんなジャズが聴けるのか、正直あまり期待はしておりませんでした。なにせJAZZを聴いて35年のベテランリスナーですが、今までマリンバにジャズは想像した事がありません。
ところがマリンバとギターが奏でるハーモニーが実に心地良いのです。ボサノバ系もポプス系も勿論スタンダードなジャズまでじつにサマになっているのです。ギターも出すぎずアドリブもサラッと決まっておりました。
思わずOさんと「マリンバ友の会」を結成しようかとの話まで出る始末です。
当日初めての組み合わせだったそうですが、さすがプロ、アドリブを含め実にいい感じでした。ジャズのマリンバ、お勧めです。
期待の若手マリンバ演奏者は、服部 恵さん ギターは、杉山 泰史さんでした。
またステキな空間のお店は、“ラリアンス”こちらもお勧めです。月代わりのオリジナルカクテルも期待できます。
当夜私にしては、珍しく3ステージ最後まで堪能いたしました。
帰りのタクシーの中では一人マリンバとギターの演奏に合わせジャズのスタンダードの曲を口ずさんでいる私がおりました。

NO.95 クロカンスキーの季節です。

先週末から久しぶりにのんびりと、中禅寺湖の金谷ホテルに温泉と鱒料理を楽しんで来ました。
勿論XCスキーも楽しみました、積雪は50cmなのでスキーは可能です。天気は良かったのですが、風が強く時折雪が舞って視界が悪く、コース以外では方向感覚が鈍り危ないので、5キロコースを中心に回ってきました。
2年ほど前に板と靴を変えたので快調に滑れるはずでしたが、どうもタイミングが合わず思うように滑れません。
私の場合自分の体力の低下は、秋のカヤックと冬のXCスキーでどの程度へたばらずに楽しめるかで判断します。
今回はどうもノリが悪いので、天候のせいにして早めに切り上げて温泉と料理を楽しむことにしました。“近頃ジムに通う回数が減っているから”などと自分に言い訳をしている自分が可笑しかったです。
それにしても、年々XCスキーを楽しむ人が増えているような気がします。それも特に中高年の夫婦の方々が大変多いようです。
私がXCスキーを好きなのは、マイペースで良い汗をかき、良い空気を吸って頭の中を空っぽに出来ることです。
毎回スキー途中の休憩では、りんごとコーヒーそれにウイスキーを楽しみます。今回はスコットランドで買ったお気に入りのケトルには、アイリシュウイスキーのレッドブレスト12年を入れてきました。
自然の中で一汗かいた後のウイスキーの一杯は、格別な物があります。
都会暮らしの私にとって贅沢な時間を過ごさせてもらい、幸せを感じる瞬間です。

NO.94 ウイスキー ライヴ!に行って来ました。

今年も年に一度のウイスキー好きの祭典、ウイスキーライヴ!に行って来ました。
第8回めになるイベントも年々盛んになり、参加者も大変女性が増えてきました。会場はシングルモルト・ウイスキーの愛飲家、特にお洒落な若い人達が多く、特にカップルの人たちが目立ちました。
来場者も数千人規模になり、主催者も大忙しのようでした。
今回のライヴは、以前のイベントで私もツーショットの写真を撮った事もある、ウイスキー評論家のマイケル・ジャクソン氏が亡くなり追悼のチャリティも有りました。
年に一度のメーカー・インポーターによる、フリードリンクデーとあって会場の隅では、飲みすぎてしまい酔っ払って口をあけて寝込む姿を多く目撃いたしました。
何せ普段は口に出来ないプレミアムウイスキーが、タダで飲み放題なのですから、色んな種類をしかもストレートで飲みすぎてしまいます。
私もつい気が大きくなってしまい、ウイスキー関係のシルクスクリーンの絵画を買ってしまいました、作家とのツーショット付きで。
また、世界唯一のモルトウイスキー会員制組織である、ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ(SMWS)にも入会しました。
年に一度の催しですから、会場ではあちらこちらで顔を真っ赤にした老若男女が気分よく和気あいあいとモルト・ウイスキーについてのウンチクを傾けておりました。
私も来年もまた気分良く参加できるように、健康に気を付けて大好きなモルト・ウイスキーを楽しみたいと思います。

NO.93 久々の日本画展。

趣味の一つが絵画鑑賞なので、興味がある美術品や名画を鑑賞しにお気に入りの美術館に行くのですが、ほとんどが西洋の作品でした。
たまたま日本を代表する近代日本画の展覧会が、最近新装オープンした大丸東京店で開催されているのを知って早速行って来ました。「近代日本画 美の系譜」と言う展覧会です。
展示作品約60点は、長野市にある「水野美術館」の所蔵コレクションから選ばれた逸品ばかりです。
中でも横山大観作の「無我」や上村松園作の「かんざし」などの美人画の前では、思わず立ち止まり息を止めて見入りました。
なかなか日本画だけの展覧会に行くことが少ない為か、改めて日本の先人の凄さを知る大変良い機会でした。
やはり私には、美人画が印象に残りました。
前記した上村松園、鏑木清方、伊藤深水の美人画は、とても上品で何ともいえない品があります。
その中でも、鏑木清方の「花ふぶき」「落葉時雨」の六曲一双屏風は、展覧会の最後の作品を見終わった後に再度見直した作品でした。
このような美人画、僕は好きだなー。
気分が良くなったので、帰りがけに思い切って浅草の“小柳”の松の蒲焼を食してから、秘密の酒屋で「キヤンベルタンロッホ21年」のシングルモルトウイスキーを買って帰りました。
晩は、大好きなJAZZを聞きながら珍しく展覧会で買ったパンフレットをちら見して、21年モノのウイスキーをチビリチビリやりました。
私の幸せは、こんなひと時です。

NO.92 地元浅草の食について。

突然ですが、私最近とてもお腹が空くのです。
朝食を食べても昼ごろには、かなり腹ペコ状態です。
昼食を食べても夕方近くには、何か食べたくなります。
夕食は、何も無ければ9時までには少量食べます。
もともと量を食べる方ではないので、どうしてもお腹が減り何かすぐ食べたくなります。
幸い地元浅草は、食に関しては美味い店が多くて、食べたい物をご近所で食べられます。
良く行く店は、餃子なら“龍王”焼肉なら“本とさや”洋食なら“佐久良”“グリルグランド”カレーそばなら“翁”もんじゃは、“ひょうたん”等・・まだまだありますが、食や浅草にあまり興味がない方には、ご迷惑な話ですね。 
興味がある方は、ご一報ください。
と言うわけで、最近上記の店に行く回数が以前より増えております。
しかし体質なのかぜんぜん体重は、増えません。いたって健康です。我が家のタニタの体重計で量っても37~38歳を維持しております。
何をするにも健康第一、皆様も何時までも食事が美味しく食べられるように、健康に御気を付けください。

NO.91 本年も宜しくお願いいたします。

当社は、本日7日より平成20年の仕事初めです。
昨年は、当社の懸案だった件も含め一区切りついた年でも有り、本年は、心機一転頑張るぞの年です。
環境に配慮する事が社会的責任であると叫ばれている折、当社提案の壁面緑化システム“アルティマグリーンライン”も多くの方々に受け入れられ始め、昨年は施工例も増え少しは貢献できた思いが有りました。
本年は、屋外用のハイブリッド型サインシステムを提案いたします。
昨年より複数のパートナーと時間をかけて試作を繰り返しておりましたが、ようやく完成し販売できるめどがつきました。
詳細は、近日中にお知らせ出来ると思います。ご期待ください。
ところで皆様は、正月はどこかに行かれましたか?
我が家は、例年2日に地元浅草の聖天様、お墓、酉神社とお参りし、日を改め神田明神に参拝し、仕事初めの本日朝に観音様にお参りします。
日頃お参りする神社ですが、正月の参拝は格別気持ちが引き締まる思いです。
本年もお互い充実した年になるように頑張りましょう。