BLOG BACK NUMBER 2008.12


PRESIDENT's DIARY -社長日記

NO.121 一年を振り返って。

早いもので2008年も残り僅かとなりました。
皆様にとってこの一年はどのような年でしたでしょうか?
アメリカのサプライム問題から始まり、9月中旬のリーマンショック以降あれよあれよと言う間に、空前の不況になり円高の影響で好調だった自動車業界も業績が急降下し、日本産業の裾野の広さで建築、土木と並び日本の景気を支えていた自動車業界もついに不況の嵐の中に突入いたしました。
それに伴い連日の新聞、TVで報道されている通り雇用問題も深刻化しています。
建築不況の影響ですでに我々中小企業にも、じわりじわりと影響が出始めております。
周囲を見渡すと「環境と安全」が唯一のキーワードで有り、弊社の商品の中では、「壁面緑化・防鳥ワイヤー・耐震レール」がそのキーワードに当てはまります。
中でも本年は壁面緑化システムを多くの方々に知っていただき、また採用していただき感謝しております。
地球温暖化対策の一環としての緑化は、屋上・壁面にこだわらず地道に広げてゆく事が大切です、そのホンの僅かでもお手伝いが出来た事が弊社の社会に対するお返しであり、次の「パワーの源」となっています。厳しい時期こそ弊社のような独自の提案型企業にはチャンスであります。
来年も厳しい時間が続くと思われますが、これからも社会の一員として少しでも貢献できる“独自のモノつくり”を目指して行くと肝に銘じ一年の締めくくりといたしたいと思いますます。
どうぞ皆様にとっても来年は、より充実した年になる事を願っております。

NO.120 「フェルメール展」

今月14日まで東京都美術館で開催されていた「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」が終了いたしました。
近年の人気画家とあって私が訪れた金曜日の午後7時頃でも大変大勢の見学者で大賑わいでした。
私も今までに「ロンドンのナショナル・ギャラリー」「ニューヨークのメトロポリタン美術館」「ワシントンのナショナル・ギャラリー」「パリのルーブル美術館」で計13点の作品を見ておりますが、今回の目玉?の作品「小路」は以前よりぜひ見てみたい作品でした。
フェルメール独特の光の使い方や空間構成は、彼にしか表現出来ない世界でした。
生意気なようですが、やはり絵画は気兼ねすることなく顔を近づけ、筆のタッチや絵の具の盛り上がりを目で追うようにし息をこらえて見て初めて画家と一体になる気がいたします。
展示作品計7点、勿論初めて見る作品も有りましたが、私はやはり「小路」が一番でした。“美の巨人たち”というテレビ放送で詳細は事前にお勉強しておりましたので、ただただ作品をじっくり鑑賞いたしました。
来年の夏の休暇はオランダ・ベルギーに行く計画ですので「アムステルダム国立美術館」でまた「小路」に再会できるのを楽しみにしております。「ハーグのマウリッツハイス王立美術館」での「真珠の耳飾りの少女」もぜひ本物をじっくり鑑賞したいものです。
それまでに良い仕事をうーんとして気兼ねなく旅に出られるように今、気合を入れたところです。

NO.119 「和楽太鼓」演奏会。

11月30日に「江戸東京博物館」大ホールに於いて、私の中高の友人である宮内千博君が指導する和太鼓教室のお弟子さん達の第一回演奏会が行われました。
グループ名は、「和楽太鼓」です。名が示す通り年齢や国籍、職業が様々なメンバー20名が楽しく和太鼓を演奏いたしました。
宮内君は、役者の道から1973年に太鼓の世界に入り1986年に太鼓グループ「和魂」を結成し、国内やヨーロッパ、アジア、アメリカ等で演奏活動を続けています。彼の作調の作品を弟子の方々が楽しそうに演奏する姿は、会場一杯の観客の方々にも心が通じ会場全体が一体となり楽しく暖かい演奏会になりました。
彼は、近年全国各地の学校で和太鼓を中心とした和楽器を紹介し演奏しております。なかなか直に和太鼓を聴く機会がない小学生や父兄の方々には、大変良い思い出になると思います。
私の同級生も社会的には、“先生や社長”と呼ばれる年齢になり各界で活躍しておりますが、彼のように演じる方も聴く方も共に楽しく心地良い時間を共有する場を提供できる事は、素晴らしい事です。
私は私なりに、人に社会に役立つ事をこれからも提供して行きたいと思った一日でした。