BLOG BACK NUMBER 2008.03


PRESIDENT's DIARY -社長日記

NO.98 春風を感じる季節になりました。

私は、毎朝観音様の境内を通って駅まで行くのですが、境内にある桜の木に花が咲き始まりました。
この時期つぼみから咲き始まるまで、あっという間です、おそらく今週末が見頃と思われます。
というわけで、先週天気が良かったので、美術館めぐりをしてきました。
千葉県佐倉市にあり増改築工事の為、昨年7月から休館しリニューアル・オープンした川村記念美術館と横須賀に昨年出来た横須賀美術館の二館を訪ねました。
川村記念美術館は、以前にも訪ねた事があり約30ヘクタールの広い敷地内には、野外彫刻もあり庭の池には白鳥も優雅に遊んでおります。記念展「マティスとボナール」は、地中海の光の中へと題した20世紀巨匠の二人展です。私には常設展示のレンブラントやルノワール、ポロックの方が性に合っておりました。
この時期、美術館ばかりでなく庭園内の自然散策もお勧めです、一休みしてレストランから庭園の緑を眺めながらの食事もなかなかです。
一方昨年市制100周年を記念して開館した横須賀美術館は、目の前に東京湾を望む観音崎公園にあり、レストランのテラスから浦賀水道を行き交う船を眺めながら食事が出来るすばらしい美術館です。
私は、別館の谷内六郎館が大変気に入りました。
谷内六郎さんは、週刊新潮の表紙絵で有名な画家です。26年間表紙に姉弟の二人連れがいつも絵にあらわれており、あどけない二人の冒険物語です。記念に「谷内六郎コレクション120」という図録を買い求めました。
お天気にも恵まれ、異なる環境の二つの美術館を訪ね幸せを感じた休日でした。

NO.97 フィンランドの学生作品展に行ってきました。

昨日東京ミッドタウン・デザインハブで開催されている、フィンランドのラハティ応用科学大学の学生作品展に行って来ました。
この大学で教えている私の旧友の児島さんが、対日交流主幹をされている関係で展覧会を拝見しに行ったわけです。
この大学のデザイン学部は、“まず使い易さ”と言うフィロソフィーを重視した実践技術教育機関で、産学協同の歴史は長く、ヨーロッパのトップクラスの実積をもち、デザインを画に描いた餅で終わらせることなく、プロトタイプでの実証を方針とすることから海外から多くの留学希望がよせられているそうです。
デザイン関係の方々には、参考になると思います。23日まで開催されております。(11:00~19:00)
児島さんは、フィンランドに30年在住されている方で、フィンランドデザインの対日交流にも尽力され、私も今まで海外の件で色々とアドバイスを頂いております。
デザインなど人の感性に関わる事は、その人独自のモノであり他の人が、真似が出来ないものです。
人には、一つはその人だけが持つ何かがあり、それに気がつきその才能を生かすめぐり合わせに出会った人は、幸せだと思います。
私も自分の持ち味を生かして、これからも世の中に少しでも役に立つ事を提案し続けようと思います。

NO.96 ステキな時間。

先日友人のOさんに誘われて密かなブーム?になっている、東京の神楽坂にマリンバとギターのライブを聞きにいって来ました。
私は、ジャズでのビブラホンの音色は、耳に残っていますが、ついぞマリンバは、聴く機会はありませんでした。
(注・マリンバは、木管楽器、ビブラホンは、金管楽器)
当夜は、マリンバでどんなジャズが聴けるのか、正直あまり期待はしておりませんでした。なにせJAZZを聴いて35年のベテランリスナーですが、今までマリンバにジャズは想像した事がありません。
ところがマリンバとギターが奏でるハーモニーが実に心地良いのです。ボサノバ系もポプス系も勿論スタンダードなジャズまでじつにサマになっているのです。ギターも出すぎずアドリブもサラッと決まっておりました。
思わずOさんと「マリンバ友の会」を結成しようかとの話まで出る始末です。
当日初めての組み合わせだったそうですが、さすがプロ、アドリブを含め実にいい感じでした。ジャズのマリンバ、お勧めです。
期待の若手マリンバ演奏者は、服部 恵さん ギターは、杉山 泰史さんでした。
またステキな空間のお店は、“ラリアンス”こちらもお勧めです。月代わりのオリジナルカクテルも期待できます。
当夜私にしては、珍しく3ステージ最後まで堪能いたしました。
帰りのタクシーの中では一人マリンバとギターの演奏に合わせジャズのスタンダードの曲を口ずさんでいる私がおりました。