BLOG BACK NUMBER 2010.03


PRESIDENT's DIARY -社長日記

NO.151 珈琲器との出会い。

3月も後数日です。年度末のせいか相変わらず、あちらこちらで道路工事が行われております。この時期車での外出は混雑を覚悟せねばなりません。少し無駄な時間を費やしますね。
この時期は、弊社もお陰様で少し納期に追われます。
そんな中休みを利用して昨年秋に訪問した『笠間日動美術館』とその分館である『春風萬里荘』に再びお邪魔して来ました。再訪問の為、少し勝手が判っているだけに、のんびり鑑賞して参りました。特に北鎌倉より移築した元北大路魯山人の住居だった『春風萬里荘』の茶室「夢境庵」と石庭は、心洗われる思いが致しました。
帰りなんとなくコ-ヒーが飲みたくなり、笠間の陶芸の器で美味しいコーヒーを入れてくれる喫茶店を探しましたが中々見つかりません。珈琲の看板が目に入ったので一軒の陶芸店に入りました。しかし器は売っていますがどうも珈琲を飲ませてくれるお店ではないようです。奥で個展をしていた様だったのでツイデに覘いてみました。
目に入った棚の上に私を呼んでいる“器(マグカップ)”が有るではないですか。その時男の人に声をかけられました、良かったら珈琲を飲みませんか?器の作家の沼野秀章さんです。ひとしきり彼に陶芸の話を伺い、美味しい珈琲を彼の作品の器で頂き楽しい一時を過ごさせてもらいました。
小旅行には新たな出会いと思い出が隠されているようです。
勿論私を呼んでいた“器”を携えて帰途に着きました。
“沼野秀章珈琲器展”は、笠間「かつら陶芸」にて4月4日まで開催されております。新たな出会いと思い出を求めて如何ですか?

NO.150 我がお気に入りの隠れ家。

三月に入り“クロスカントリースキー”も終わりです。
今年は、例年と違い雪が少なくてちゃんと滑れたのは結局一度きりでした。先日もお決まりの「日光 光徳・小田代ヶ原」に行きましたが、スキーが出来ずに雪の木道をとぼとぼ歩き散策して来ました。さすがに人影はなく数人とすれ違っただけでした。しかし誰もいない靄のかかった冬の小田代ヶ原は幻想的です。帰りは、中禅寺湖の「金谷ホテルの空ぶろ」に浸かり、マスのソテーを食べ優雅な一時を過ごしました。
今回はお気に入りの蕎麦屋さん「たくみ庵」に行かなかったのには訳があります。最近地元浅草の観音裏にある旨い手打そば屋さんと御縁が出来たからです。
我が家から歩いてもわずかな距離にあるこのそば屋さん、雰囲気といい店主といいスタッフの方達も含め(勿論そばの味も)今一番のお気に入りの隠れ家です。店主健次さんのこのお店「丹想庵 健次郎」は、そば屋ですので日本酒に合うお品書きが並びますが、どれも旨い!日本酒があまり得意でない私もついつい日本酒を飲んでしまいます。そばに私の好きなモルトウイスキーは合わないか?そんな事はないはずです。ではテスティングして見つけよう。
今は、そばにうるさいこの店主とそばに合うモルトウイスキーを見つける事を密かな楽しみにしております。
今一番の気がかりは、通い詰めて味に麻痺し旨いそばが食べられなくなる事です。
こんな事が気がかりに思う私は、幸せ者ですね。