BLOG BACK NUMBER 2007.02


PRESIDENT's DIARY -社長日記

NO.62 金属材料の高騰から思う事。

当社のような「ものずくり」に従事している者にとって材料費の値上げは、大変頭の痛い問題です。
最近マスコミでも話題になっているように、金属材料や製品の盗難の原因は、材料費の高騰に原因があるのは明らかです。
製造業であれば製品の価格決定の構成は、加工費と材料費それに諸経費を含め成り立ちます。
人件費を含め加工費のアップより材料費のアップが近年大幅に増加しております。
原因はいろいろ言われていますが、やはり一番の原因は、中国の建設ラッシュが源との説が有力です。
それにしても工事現場からアルミの足場を盗んだり、お墓の線香たてのステンレスを盗んだり、ステンレス製の車止め、はたまた釣鐘まで良くそこまで気が付くと逆に感心してしまいます。
商品の値上げは、回りまわって我々の生活に影響してきます。
高齢化社会に突入しているこの日本において、年金に頼れず医療費のアップ等で、このままでは現状の生活すら維持できないとしたら、我々は、これからの自分達の生活を、どのようにして守るべきか真剣に考える時期が来ているかもしれません。

NO.61 六本木今昔物語。

ここ数年での東京六本木周辺の移り変わりには、目を見張る物があります。
ご存知「森ビル六本木ヒルズ」を中心に周辺の様変わりは、少し前から六本木、飯倉、狸穴を知る者からすると驚くばかりです。
私が中学生から高校生の頃の六本木界隈は、今から考えると嘘のような雰囲気でした。
ハンバーガーイン、狸穴そば、ライブハウス等、当時としては少しマセテいたかもしれませんが、よく友達や先輩方とうろついておりました。
有名タレントが、お忍びでレストランの片隅で良い雰囲気だったのも昨日のように思い出されます。
先日「国立新美術館」がオープンしたので雰囲気を味わいに行って来ました。
ご存知の方も多いと思いますが、巨匠「黒川紀章」先生の作となるこの美術館はガラスに囲まれ、明るく気持ちよい空間を堪能できます。
H・ウェグナーやA・ヤコブセンの家具が使われているレストランやカフェがあり、ふらりと寄って気分転換するには良い場所が出来、少し嬉しくなりました。
今年は他にもサントリー美術館がこの近くに開館する予定です。
銀座好きの私ですが、以前のように六本木に来る事も増えそうです。
もし椅子と美味しいフレンチに興味がおありなら、一度訪ねてみる価値はありますよ。

NO.60 社長日記2年目に突入。

早いもので、もう2月です。
例年に比べ暖冬の影響で、冬場の楽しみXCスキーも雪が少なく今一調子が出ません。
先日もお馴染みの日光でなく、気分を変えて3年ぶりに八ヶ岳へXCスキーに行きましたが、やはり雪は少なく風景を楽しんで帰ってきました。
久しぶりの八ヶ岳でしたので、昼は食事が美味しい「美味しい学校」でパスタを食べ新鮮な野菜と自家製パンをお土産に買ってきました。
帰りは、我が家ではお馴染み「サントリーの白州蒸留所」でウイスキーの生産工程の説明を受け、昨年訪問したスコットランドの「タリスカー蒸留所」との違いを改めて確認いたしました。
周囲を海に囲まれたスカイ島の「タリスカー」の塩っぽい感じと、周囲を森に囲まれた「白州」との味覚の違いは、まさに樽がその環境の空気を呼吸している証拠としか思えません。
このブログを書き出して早2年この間、新製品を提案したり多くの方との新たな出会いがあったりして、なかなか充実した一年でした。
次の一年に向け、充実の一年になるように頑張りますので宜しく御願い致します。