ワイヤー式壁面緑化工法 アルティマ壁面緑化システム (PAT.P)


 

 ④ 納まり支持材をLアングルでなく、アルミ製緑化レールをお勧めする理由

 

まず初めに、各納まり支持材の概算設計価格でのコスト比較になります。

 

Lアングル等に比べ、アルミ製緑化レール仕様がトータルコストで一番安価になります。

アルミ製緑化レールを推奨する理由は、コストだけではありません。景観性、施工性も含めてワイヤー式壁面緑化に最適な支持材だからです。

 

ワイヤー種類 被膜φ6 スパイラルワイヤーセット
ワイヤー張りパターン ストライプ (縦のみ) 
寸法例 W2,000×H3,000 ワイヤーピッチ@200  
Lアングル アルミ製緑化レール アイボルト付き支柱 ボルト支柱
172,000円 86,000円 112,000円  129,000円 

※アンカーボルト及び取付工事費用は含まれておりません

※植栽費用は含まれておりません

従来仕様 Lアングルの場合

 

  • 自重がある。重い
  • 職人が左右に二手に分かれる
  • 事前にワイヤー穴あけ必須、途中変更が出来ない

 

 

アルミ製緑化レールの場合
  • Lアングルに比べ、自重約1/3
  • 2mレールでの取付は、職人1人でも可能
  • 事前にレールへの穴あけ不要
  • 部材コストが安価
  • 工期短縮に繋がる

 

 高さによる納まり標準 【アルミ製緑化レール】

 

 左図:高さ 約4,000まで 右図:高さ 約4,000 ~ 約8,000まで 

被膜φ6スパイラルワイヤーセット (L=~4,000mm) × 1本

※ 振れ止めなしで取付可能

 被膜φ6スパイラルワイヤーセット (L=~8,000mm) × 1本

+ 中間振れ止め用 支柱+α (推奨)

※ 安全の為、4m以上はワイヤー振れ止めとして、中間部にボルト支柱+ワイヤーセット設置を推奨します。

 

 設置手順例:アルミ製緑化レール × ストライプ仕様

 


 

1. 設置箇所にL型ブラケットをアンカーボルトで設置する

 

2. 緑化レールの端部から四角ナットを挿入し、L型ブラケットのスリット部にボルトを差し込み固定する 

 

3. 長さ2m以上の場合、ジョイントプレートを使用し、緑化レール同士をボルトで固定する

 

4. 緑化レール(上下)を同様に設置する

 

 


 

5. ワイヤーを緑化レール(上下)に設置する

 

6. 緑化レール(下)のアイランナーにワイヤーグリップ部分を取付ける

 

7. 不必要なスパイラル部分を剥がし、ワイヤーをワイヤーグリップに差し込む

 

8. ワイヤーグリップを抑えながら、ワイヤーを引っ張り、テンションをかける

 


 

9. 余分なスパイラル部分をカットする

 

10. 上下のワイヤー位置を調整する

 

11. 余分なワイヤーは緑化レール内のスリット部に入れる

 

12. レール、ワイヤーの設置完了