BLOG BACK NUMBER 2012.08


PRESIDENT's DIARY -社長日記

NO.217 十年浪漫倶楽部。

八月も終わると言うのに、残暑がまだ続いていますが、皆様いかがお過ごしですか。
それでも朝夕は、秋の風を感じる様になりました。
先月の「エコ・オフィス展」出展の室内緑化システムの記事が「フジサンケイ ビジネス アイ」に掲載されたり、少しづつ日々の仕事も活気づき始まりました。
ところで、私の個人的な趣味の一つに、スコッチのモルトウイスキーが有ります。元々お酒が強くない私ですが、少量のウイスキーをお気に入りの小さめのグラスに注いで、色を見たり香りを嗅いたりし、少し薄暗い小部屋で小音量のJAZZをバックグランドミュージックにして“ちびりちびり”やるのが私流です。
丁度10年前の2002年7月19日に樽詰めされたウイスキーが10年の時を重ね8月15日に壜詰めされ我が家に送られてきました。
ニッカウヰスキーが募集した「十年浪漫倶楽部 余市」に申し込んでから丁度十年が経つた事になります。申し込んだ翌年わざわざ北海道の余市にある「ニッカウヰスキー余市蒸留所」まで行き、我が樽を見せてもらい、樽に書かれた我が名前をバックにツーショットしてから足掛けの十年です。
この十年貯蔵シングルカスクウイスキーを何時封を切るかその時が今から楽しみです。
これからの十年、一体世の中はどの様に変わり私の周辺もどの様な変化があるのでしょうか。
楽しい事も悲しい事もこれから起こるであろう幾多の困難を乗り越えるパワーが体力・気力共に何時まで続くのか・・・
健康に留意して、まだこれからやるべき事を一つづつ、しっかり確実に進めて行こうと思います。
これからも皆様、公私共に楽しくやりましょうね。

NO.216 中欧3都市の旅 その二

ブタペスト東駅から3時間でオーストリアのウイーン西駅へ到着。
ウイーンは、神聖ローマ帝国の皇帝として中欧ヨーロッパを統治したハプスブルク家のお膝元です。そして芸術の都です。
目的は、勿論芸術・・・ハプスブルク家が600年の長きにわたり居城としてきた「王宮」は、なんと部屋数2500以上あり、見学出来るのはその一部ですが皇帝の間や銀食器コレクションそれにヨーロッパ一の美女と言われたシシイ(皇女エリザベートの愛称)の博物館がハイライトです。また「ウイーン美術史博物館」ではブリューゲルやラファエロ・ベラスケス・フェルメール・ルーベンスなど傑作がめじろ押しでした。また広大な庭園を有する「シエーンブルン宮殿」を散策したり、優美なバロック建築の「ベルヴェデーレ宮殿」では、有名なクリムトの「接吻」やシーレの「死と乙女」などウイーン世紀末の画家の作品を鑑賞いたしました。
朝早く市立公園を散歩してヨハン・シュトラウスやシューベルトの像を何気に見るのも乙なものでした。また「国立オペラ座」も大変素晴しかったです。食べ物も美味しくて、特に柔らかく煮込まれた牛肉の「ターフェルシュピッツ」豚肉を薄くたたいて揚げた「シュニッツエル」は絶品でした。
ウイーン三日間の滞在を終えてウイーン・マイドリンク駅から最終地チェコのプラハ本駅へ4時間半の列車の旅です。
プラハは、ヨーロッパで最も中世の雰囲気が感じられる町として町中が世界遺産に認定されています。
旧市街広場は、世界中からの観光客で溢れかえっていました。「カレル橋」を渡り高台にある「プラハ城」から見下ろすプラハの市街はこれこそ中世の街並みそのものだとの思い出でしばし、うっとり~
「ミーシャ美術館」に立ち寄ったり、「聖ミクラーシュ教会」でモーツアルトも演奏したパイプオルガンのコンサートを聴いたりもしました。
世界一のビール大国チェコは、国民一人当たりのビール消費量は世界でもダントッだそうで、滞在の3日間、私もいたる所でピルスナーをいただきました。
10日間の「鉄道でめぐる美しき中欧3都物語」もめぜたく終了です。お疲れさまでした。

NO.215 中欧3都市の旅 その一

猛暑が続いていますが、皆様はどの様な夏休暇を過されましたか。
私は少し早めに休暇を取り、初めての中欧の旅に行ってきました。
ヘルシンキ経由でまずは、ハンガリーのブタペストへ。
「ドナウの真珠」と讃えられる美しい街です。ドナウ川が町の中央を南北に流れ西岸のブダは王宮を中心に歴史的建造物が多く、東岸のペストは、近代的な美しい街並みが広がっています。
宿泊したホテルが、「王宮」に隣接しており「漁夫の砦」とロマネスク様式~ゴシック様式~バロック様式と歳を経て改装された「マーチャシュ教会」に挟まれた立地でした。
夜間にはドナウ川をまたぐ「くさり橋」を渡り多くの観光客がライトアップされた王宮周辺に集いにぎわっておりました。高台にある王宮から眺める東岸のペストの街並みはきらきらと明かりが輝き、とても美しい景観でした。
名物のグヤーシュ(牛肉とジャガイモ、ニンジンなどの野菜をパプリカで煮込んだスープ)は雰囲気の良いレストランでこれまた有名なハンガリーワインのトカイ・アスーを飲みながらいただきました。
店でアコーデオンを弾いていたおじさんと思わずツーショットが良い思いでです。
ブダペストの印象は、メトロ(地下鉄)がえらく古くて車体のあちこちがボロボロだったのとヨーロッパでは共通ですが教会の立派さが特に印象的でした。ちなみにエレベーターは、関西流の左空けでした(3都とも同じでした。)。また英語表示がない為、ミネラル・ウォーターのボトルのラベルが「赤」にたどり着くまで「青」の多炭酸、「緑」の微炭酸と3種類試す羽目になり、いささか手こずりました。
のんびり二泊してからブタペスト東駅から鉄道列車RJ62に乗りオーストリア・ウイーンへ3時間の列車の旅です。
指定席の表示が座席の窓の上に何処から何処までと記載されておりその表示以外は勝手に座っても良いようでした。
車窓からは美しい田園風景が続いていました。