BLOG BACK NUMBER 2012.10


PRESIDENT's DIARY -社長日記

NO.221 Tくんを偲ぶ。

すっかり秋めいてきて、朝は気持ちよく浅草寺にお参りしながら浅草駅にたどり着く毎日です。
今の季節、本来なら週末はカヤックに乗りながら、秋の紅葉を奥利根湖の水面近くからのんびり眺めている頃ですが、今年は水量が少ないようで昨年に続き残念ながら断念いたしました。
先日、高校の同期のTくんを偲ぶ会を同級生のWくんのお店であるうなぎの築地「宮川」で執り行ないました。
Tくんは、8月に脳梗塞で亡くなったのですが、5月の三社祭りには我が家に来て何時もの仲間達と元気に神輿を一緒に担いで愉しんでいました。
私は生憎旅に行く直前だったので葬儀には出席出来ませんでした。
我々の時代には、一流大学を出て一流の企業に入り定年まで無事宮使いをするのを望む傾向が今よりは強かった時代だったと思います。
Tくんは正に模範的な青年だった?かも知れません。K大を出てN証券に入りNYなどの海外勤務が長く当時の時代の先端を走るエリート?のように私には映っていました。
全く私の生き方とは違う人と長年思っていました。
彼は、退職後は下町をこよなく愛し、祭りの会にも積極的に参加し飲んで騒いで、まるでサラリーマン時代に見失ったものを取り返すように楽しみを見つけては掘りおこしていました。
私はそのような彼を見るたびに、彼の表面でなく裏側を見る想いでした。きっとどこかで寂しい思いをしていたのかも知れません。
人の人生は当然ながら奥深いものがあり、表面だけで人を判断し、その人の人生をとやかく想うのは慎むべきものと改めて感じた次第です。
我々同期もこれから一人欠け二人欠けとなるでしょうが、人生一度しかないなら、悔いなく晩年ハッピーに過したいものです。
皆さん毎日を大切に過しましょう。
最後にTくんのご冥福をお祈りいたします。

NO.220 落語と蕎麦。

東京は、すっかり秋めいてきましたが、例年に比べて紅葉が少し遅れているようです。
先週行った「日光戦場ヶ原」付近でも、残念ながら紅葉がいまいちで地元の人にも10日ほど遅れていると言われました。その後のニュースで戦場ヶ原の木道で“熊”がハイカーを襲い怪我を負わせたと言う事です。地球の温暖化のせいか日光でもまだ本格的な冬支度が遅れているようですね。ちなみに私はいつも熊よけの鈴をリックに付けていますので安心?ですが・・・
日光のハイキングの後は、「中禅寺湖金谷ホテル」の日帰り温泉に浸かり、「たくみ庵」で“鴨南蛮”のお蕎麦を食するのが私の何時ものコースですが、残念な事にご亭主が変わったせいなのか、すっかり味が落ちてしまいました。(私見です)
日本蕎麦と言えば、私の地元浅草観音裏の「丹想庵」で四回目の落語会が行われました。
「金原亭伯楽」師匠とお弟子さんの「小駒」さんの落語会です。
年一回の落語を愉しませていただきました。
終演後、蕎麦懐石に定番の日本酒で気持も和み、真向かいに座った「小駒」さんと落語界の雑談で大いに盛り上がりました。
蕎麦は、大好きで地元では「並木の藪」の“天麩羅そば”と“かけそば”を無性に食べたくなる時があります。昔に比べれば随分薄味になりましたが、鰹風味のつゆは今でも絶品です。
食べ物の話になると書く事が色々有るのでまたの機会に・・・