Blog Back Number 【2018.08】 ブログ バックナンバー

President's Diary 社長日記

No.360 「ウルル」目指しての旅。

 

 

お盆も終わり暑いさなかの連休皆様はどのように過ごされましたか。

私は少し長く休みを取って、オーストラリアに行ってきました。

 

オーストラリアには、15年ほど前に家族旅行で行ってきましたが、「ケアンズ」や「キュランダ」「グレートバリアリーフ」でしたが、今回の旅の目的は、ずばり「ウルル」に登頂する事です。

 

「ウルル」は、“エアーズロック”とも呼ばれ、2019年10月26日以降は登頂が禁止されることが決定しています。

登頂は原住民の“アボリジニ”にとって聖地の為に推奨はされていません。

又安全の為天候などの事情で閉鎖される場合があり、開山率はおよそ30%と言われています。

それでも出きる事ならば、何とか山頂の途中まででも登頂したいと思っていました。

 

まず「シドニー」に入り3泊、市内をぶらぶら散策したり「ブルーマウンテンズ国立公園」で最大斜度52度のトロッコ列車を経験したり眼下に滝と樹海を眺めるスリル満点のゴンドラに乗り伝説の残る奇岩の「スリーシスターズ」眺めたりしました。

翌日は、「ハンターバレー」のワイナリーツアーで3か所のワイナリーへ、オーストラリアはニュージーランドと並び有名なワイナリーがたくさんあります。

 

シドニーから国内線で3時間、エアーズロックに着きここで4泊。

「ウルル」から約20キロ「カタジュタ」から約55キロの広大な宿泊施設の「エアーズロックリゾート」での宿泊です。

施設内は巡回のシャトルバスが走り、4つのホテルやレストラン・バーやショッピングセンターもあり「ウルル」や「カタジュタ」へ行く拠点です。

 

現地ではガイドさんから「ウルル」について、登頂は推奨しませんし天候により登頂できない事が多いですとの説明がありました。

予備日を見て「ウルル」登頂に2日見ていたのですが天気予報では2日とも芳しくありません。

バスで周辺のベース・ウオークの間「ウルル」を3往復した際の最終目に登山口が開いていました。

しかし夕刻の時間まで1時間しかありません、登頂希望者は、往復1時間でバスの時間までに戻らねばなりません。

とても山頂までは行けません。

意を決してこの旅最大の目的「ウルル」登頂へ。

しかし“きつい”、頑張りましたが傾斜角度は最大45度と言われており、途中から鎖を頼りに登りましたが息が続かず20分ぐらいで休憩に入りました。

「ウルル」から見渡す景観ははるか遠方の地平線まで限りなく見えました。

戻りの時間もあり約三分の一あたりで私の「ウルル」登頂は終了いたしました。

少しでも登れて良かった!

「ウルル」の朝焼けの姿や夕刻の真っ赤な姿を目に焼き付けたプライスレスの良い想い出が出来ました。

又夜間の今までに経験したことがない今にも降ってきそうな南半球の星空は、言葉で言い尽くせない素晴らしいものでした。

 

最終日は、バスで約3時間およそ305キロ先の「キングスキャニオン」へ、中央オーストラリア有数の大峡谷です。

峡谷内の「リムウォーク」のトレッキングに3時間はかかりましたが、スケールの大きさを実感でき自然が造り出す神秘な光景にも出会えました。

最大の旅の目的を終え最終都市「メルボルン」へ、ここで3泊です。

同行の女性陣は、ワイン好きの為「ヤラバレー」ワインツアーです。

4か所のワイナリーのテイスティングでお酒に弱い私はふらふら!

 

最終の訪問地は、バスにて「グレートオーシャンロード」へ。

オーストラリア大陸が海へ落ち込む奇景が見られる場所です。

有名な「12人の使徒」を始めとした奇岩の景観が望めました。

 

家族での旅は国内海外を問わず、“想い出の塊”作りです。

これからも体力が続く限りあちらこちら行きたいと思っております。

 

 

No.359 真夏のアートの旅。

 

 

台風による西日本に災害があったこの夏、各地で連日猛暑が続いてます。

東京も連日36度以上の猛暑で私も夜間はクーラーをつけっぱなしにして夜中に枕元のペットボトルで水分補給してなんとか睡眠時間を確保していますが、それでも少し寝不足気味です。

この暑いさなかですが、以前より計画していた「直島」をメインに“アートの旅に”行って来ました。

 

東京から岡山空港経由でまず倉敷へ、

久しぶりの倉敷では三度目の“倉敷アイビースクエア”に宿泊して「大原美術館」と美観地区の倉敷川沿いのエリアを散策し、懐かしの“カフェ・エル・グレコ”のレモンスカッシュで一息、夜間は幻想的な「天領のあかり」を楽しみ「高田屋」では美味しい“焼き鳥”を満喫しました。

 

倉敷から宇野港~宮之浦港経由で期待の初「直島」に入りました。

直島では、「自然と・建築・アートの共生」をコンセプトに安藤忠雄設計で1992年に開館した「ベネッセハウスミュージアム」に行き、瀬戸内の自然の中でアートと思い切り触れ合ってきました。

直島内の本村エリアでは「家プロジェクト」として点在する古い家屋(はいしゃ・碁会所・角屋・南寺・石橋)などを改修し、人が昔住んでいたころの時間と記憶を織り込みながら、空間そのものを作品化していました。

特に外国からの旅行者の多さには驚きました。

特に「石橋」では“千住博”さんの“空の庭”が公開されていました。

宮浦港では、人気の「草間彌生作“赤かぼちゃ”」で記念写真を撮り、一路小豆島の土庄港へ。「小豆島」では、オリーブ園内にある“イサム・ノグチ”の遊具彫刻を見てきました。

 

最後に、土庄港から高松港へ渡り世界の名画を陶板画で再現した「大塚国際美術館」へ行きました。

今まで訪問したことのある、世界中の美術館に収蔵されている“おなじみの名画”たちが一堂に会し、しかも忠実に陶板で再現され美術好きにはたまらない美術館でした。

しかも直に手で触れることやツーショット写真が撮れるなど、現地の美術館ではなかなか味わえない事が、この美術館では普通にでき楽しい時間でした。

しかしやはり本物との“何か”が違い又本場で本物に会いに行きたい衝動に駆られました。

短時間に色々な美術とふれあい大変楽しい「アートの旅」でした。