BLOG BACK NUMBER 2011.05


PRESIDENT's DIARY -社長日記

NO.185 ショウロンポウの旅。

皆様の近況は如何ですか?
五月に入り少しずつですが、街も賑わいを取り戻してきているように感じます。しかし例年五月に行われる、地元浅草の「三社祭り」は今年に限り中止です。みんなが元気になれるのですがねー。
震災を機に危機管理に対しての政府や企業の対応が問題しされて来ております。国民の安全に対しては、最優先の姿勢を忘れないでほしいものです。
話はガラット変わりますが、今月に入り“ショウロンポウ”を食べに台北に行ってきました。「ディンタイフォン」と言う店が特に有名だと聞いていたので、この店から始めました。台北に行ったら必食と言う事で他の店にも食べに行ったのですが、私はやはりこの店に止めを刺しますねー。混んでいましたが滞在中二度行きました。
初めての訪問なのでお決まりの観光コースをひたすら散歩と言ってもひたすら地下鉄とバスとタクシーを乗りついての街歩きの旅です。
故宮博物院・中正紀念堂・龍山寺・孔子廟等のベストスポットは大体見学いたしました。寺院・旧跡は、日本とのつながりを感じるものが多いようでした。
少し足を伸ばして、夕日で有名な「タンスエイ」レトロな「ジョウフェン」にも行きました。なにせ台北市内は、排気ガスで大変空気が悪くてまいりましたので、出来るだけ郊外へ行きたかったものですから・・・ 街の雰囲気は、何か関西的で地下鉄のエスカレーターも右側に一列に並びます。駅構内はまさに大阪の梅田?
最終日に本格的な中華料理を食べようと、台北のランドマークとして知られる地上101階、高さ509メートルを誇る超高層ビル「台北101」にある86階の高級レストランへ、流石にフルコースは食べ切れませんでした。生憎の曇り空で展望はいまいちでしたが・・・サービスも良く 美味しかったです。
滞在したホテル「エクラ」は、2009年開業のプチホテルでした。館内の随所に著名な作家によるアートが飾られ、客室も有名ブランド品満載のデザイナーズホテルです。ただし日本語は通ぜず英語のみで欧米人と中国の富裕層中心のホテルという印象でした。
部屋のセンスも大変良く快適に過ごせて台北の印象は、グーでした。客室のアメニティは、全部お土産にしました。
日本から近くて美味しい料理がある「台北」機会があれば皆様もぜひ一度・・・

NO.184 倉俣史朗とエットレ・ソットサス展。

連休も終了いたしましたが、皆さんは如何されておりましたか?
震災の自粛も少しずつ緩和されてきたようで、この連休中は各地での賑わいもTV等で紹介され始めました。
昨日終了されたようですが、先日 東京六本木の東京ミッドタウン・ガーデン内にある[ 21-21 DESIGN SIGHT ]での企画展「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展」へ行ってきました。ご存知の方もいらっしゃると思いますし案内パンフにもありましたが、デザイナーの倉俣史朗さん(1934~1991)は、詩的で独創的な世界観を空間設計や家具造形を通して表現し、世界のデザイン史に名を残した日本を代表するデザイナーでした。代表作に「ミス・ブランチ」「硝子のイス」「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」などの家具、インテリアデザインでは、ISSEY MIYAKEのブティックをはじめ多くの商業施設を手掛けました。またイタリアデザイン界の巨匠エットレ・ソットサス(1917~2007)とは〈メンフィス〉を通して交流が深まったそうです。表題の「夢見る人が、夢見たデザイン」展は、限りなく自由で生き生きとした〈デザイン〉に改めて出会う展示会でした。
私は、およそ30年ほど前に倉俣史朗さんと六本木のクラマタデザイン事務所で30分ほどワイヤー使いのデザインについてお話をした経験があります。大変小柄で決して雄弁な方と言う印象では有りませんでした。記念に当時いただいた名刺を今でも持っております。
名刺の中央に倉俣史朗とのみ記載されていたので、業界にあって看板である名前だけで勝負出来るとはさすがだなーとの印象でした。
作品を見ながら若かり日の自分を思い出す絶好の回顧展でした。
私も初心を忘れずに「人の役に立つ物を人まねせずに社会に形を持って提案する」をこれからも実践して行きます。