No.422 美人画の二大巨匠展!

 

毎朝の散歩通勤での浅草寺境内の桜もそろそろ葉桜になりそうです。

 

あふれでる春の陽気に朝の散歩通勤も一日の始まりをより楽しくさせてもらっております。

 

今月も先月に続きテレビなどのニュースは、ロシアのウクライナ侵攻とそれに伴う対ロシア制裁そして新型コロナウイルス感染の再拡大を受けて上海など中国で再び実施されているロックダウンや解除後の日本国内のウイルス感染者数の増加など暗い話題で気が重くなります。

 

 

そんな中気分転換を兼ねて現在開催されている美人画の二大巨匠の展覧会に足を運びました。

 

一人目の巨匠展は、「東京国立近代美術館」で開催中の「没後50年 鏑木清方展」です。

 

パンフレットにもある様に「なんでもない一瞬が、なによりも美しい。」又「今を生きるあなたに見てほしい。」との言葉通りの鏑木清方の美人画展でした。

 

三年前に再発見され、その際に鑑賞させてもらった代表作の三部作「築地明石町」「新富町」「浜町川岸」とも再会できました。

 

個人的に清方が描く美人画が好きで、鎌倉にある清方の自宅跡の「鏑木清方記念美術館」には鎌倉に行くたびに何度も訪れております。

 

美人画でのもう一人の巨匠は「山種美術館」で開館55周年記念特別展として開催中の「上村松園展」です。

 

上村松園は、「西の松園、東の清方」とうたわれ、清方と同時期に美人画の大家として活躍した女流画家です。

 

松園は、生涯にわたり気品に満ちた女性像を描いて京都画壇で活躍し昭和23年に、女性として初めて文化勲章を受章し美人画の世界に新境地を開きました。

 

展覧会では、特に「新蛍」と「春芳」の美人画に心惹かれました。

 

今展示会ではお目にかかれませんでしたが、代表作で重要文化財に指定された「序の舞」も修復後拝見した際に思っていた以上の大作だったと記憶しており、機会があれば是非とも再会したいと思います。

 

期せずして桜の季節に同時に美人画の二大巨匠展に行けて良い想い出となりました。

 

東京も解除明けから又新型コロナウイルスの感染者数が増加しだし先行き不安な日々が続きますが、皆様ともお互いに体調管理怠りなく楽しく日々過ごせるようにいたしましょう!