NO.154 至福の時間!

5月に入り連休中は好天続きでもあり、皆様は有効な時間を過ごされた方も多かったことでしょう。
例年我が家では、何処かへ散策に行くのですが、今年はなぜか留守番役で家にいる事が多く音楽三昧の日々を過ごさせて貰いました。好きなJAZZ三昧です。
私は、学生時代より現在まで日本で言う「モダンジャズ」特に50年代~60年代のジャズを聞いています。当時は、学生闘争華やかな時代です。大学がロックアウトで休校続きの為、旅とバイトの日々でした。時折ジャズ喫茶なる所に出没しては、一杯の珈琲で数時間粘るのです。好きな曲のリクエストは常連に独占され中々かかりませんでした。今にこのジャズ喫茶にあるようなオーディオ装置で思い切り好きな曲を大音量で聴いてやるが、その後の仕事のパワーの源の一つになったかも知れません。
30年近くかけて現在の環境になりました。若い時の執念とは凄いものです。
マッキンとGASのアンプにプロ仕様のJBL・アルティックのモニタースピーカー、プロジェクトとテク二クスのプレーヤーにMCのカートリッジ等々ジャズオーディオ好きなら一度は手元において置きたい装置に囲まれています。すべて70年代から80年代に生産された年代物のジャズ向きのオーディオ装置です。
当時のジャズ喫茶に置かれていた私の夢のオーディオ装置そのものがベースです。ソフトは、勿論全てアナログレコードです。
休み中は今までになくジャズ浸けの日々でした。コルビジエのLC3のソファーに身を沈め、タリスカーのモルトウイスキーとオレンジチョコをつまみに、お気に入りのS・ラファロのベースやP・アダムスのバリトンサックスの重低音に包まれての至福の時間を過ごしました。
20代の熱き日々を思い「念ずれば通ず」の言葉を繰り返し、これからも熱き情熱を持ち、多くのパートナーの力を借りて今の思いを実現させてみせると心に誓い、充実の時間をすごしました。
最晩年に悔いが残らないように、もうひと頑張りです。