Feature
特集
Vol.8 防犯性・安全性に配慮
壁面緑化に顕在する問題点、よじ登り問題への防止対策
Point: 業界唯一、よじ登り防止対策
現在、様々な所で目にする事が増えた壁面緑化。街中だけでなく、公共施設から個人邸まで様々な壁面緑化が見受けられます。
壁面緑化が浸透するのと同時に、その工法も多様化しています。
基盤型、ユニット型、プランター型、ポケット交換型、下垂型、登はん型。
工法が増えれば、課題点も出てきます。
その中の一つとして挙げられるのが、壁面緑化をよじ登る、いわゆる【いたずら】です。
■ 壁面緑化に顕在する問題点
弊社が扱っているワイヤー式壁面緑化(登はん型)の施工パターンは大きく分けて3種類です。
ワイヤーを上下に直線に張った【ストライプ】、ワイヤーを直角にクロス状に張った【チェッククロス】、ワイヤーを斜めにクロス状に張った【ダイヤクロス】。
ある案件で、チェッククロスでの壁面緑化施工を実施する際、ユーザー様から、
足をかけられる場所がある為、子供がよじ登る可能性があるではないか。
とのご指摘をいただきました。
ご指摘をいただくまで全く気付きませんでしたが、確かにその可能性は大いにあります。
特に保育園、幼稚園や公園などの公共施設など、子供の集まる所には、その危険性があります。
そう考えた時、壁面緑化工法の共通の問題点にも気付きました。
例えば、基盤型、プランター型は足をかけられる所があります。
パネル型も金網の様にメッシュになっており、こちらも足をかけられる所があります。
一般的なワイヤー式壁面緑化もチェッククロスで施工した場合、縦段ワイヤーと横段ワイヤーとの交差部に金具を取り付けます。
こちらも足をかけられる所があります。(下記、写真参照)
つまり、あらゆる壁面緑化工法において、よじ登り防止対策が実施されていない事が分かりました。
■ ずれ落ちる・・いたずら防止対策
そこで開発したのが、縦段ワイヤーと横段ワイヤーとの交差部を専用のリング金具で編んでいくというものです。※
交差部を強固に固定するのではなく、リング金具を編むように固定する事で、
ワイヤーを伝って登ろうとしたりすると、”ずれる”いたずら防止機能を持っています。
ずれる事で足場が安定せず、よじ登る事が出来なくなります。
ただ緑化するだけでなく、その先の問題点も配慮した商材を提案する。
弊社ならではの商材です。
壁面緑化を実施したいが、今回の様な問題点を危惧されているお客様。
是非、アルティマの壁面緑化をご検討していただければ幸いです。
※横段が溶断ワイヤーのみ
※ワイヤー両端を支柱で支持しない場合