No.461 灼熱続きの文月の日々の楽しみ。

 

七月に入って本格的な暑さが日々続いています。

 

地元浅草も毎日続く灼熱の日にもかかわらず相変わらず海外からの観光客中心に大賑わいな日々が続いております。

 

 

26日には、「第48回 隅田川花火大会」が執り行われました。

 

毎年花火メーカーが競い合う「花火コンクール」も開催されました。

 

新聞発表では、二会場におよそ93万人が訪れたことも有り、最寄りの浅草駅などは、大混雑で入場制限もありDJポリスの声が響き渡っておりました。

 

二つの会場では、一時間半で約2万発の花火が打ち上げられ観衆を大いに楽しませました。

 

何事もなく無事に終了して地元民としては、ホットしております。

 

 

今月は、話題になっている映画「国宝」を鑑賞してきました。

 

私も生まれも育ちも浅草で幼い頃より長唄・日本舞踊には慣れ親しんでおり、我が家も妹が5歳より長唄を習いだし、現在長唄「杵屋流」の師範として多くのお弟子さんを指導し会も主催しております

 

又一昨年に中高の同級生がまさしく「人間国宝」に認定されたことも有り、映画の「国宝」を鑑賞するのを楽しみにしておりました。

 

映画の「国宝」は、芸能分野では歴史上また芸術上価値が高いものとされる文楽・組踊・音楽・舞踊・演芸・雅楽・能楽・歌舞伎のジャンルから選ばれた歌舞伎の「重要無形文化財保持者」通称「人間国宝」の物語でした。

 

歌舞伎の世界は伝統を重んじ、主として世襲制です。

 

映画は、その世襲制の世界で任侠の世界から歌舞伎の世界に飛び込み実力派女形として芸の道に人生を捧げた50年の物語で、ついには人間国宝になるまでの一代記でした。

 

原作者「吉田修一」主演「吉沢亮」助演「横浜流星」で一般的に敷居が高いと言われている「伝統芸能」歌舞伎の約3時間の映画でしたが、少しも長さを感じさせずにむしろ次第にのめり込むほどでした。

 

吉沢亮さん、横浜流星さんは勿論歌舞伎役者ではありませんが、よくぞここまで歌舞伎役者になりきった二人の演技に「あっぱれ!」。

 

 

今月は、以前から行きたかった「上村松園と麗しき女性たち」にやっと行けました。

 

場所は「山種美術館」で松園生誕150年記念展です。

 

私は絵画で和洋好きな作品がいくつもありますが、日本画では特に美人絵で名高い画家のお二人「西の松園」、「東の清方」の作品に心惹かれております。

 

寝室に「上村松園の序の舞」と「鏑木清方の築地明石町」のはがき大のポスターを飾って日々癒されています。

 

暑い日が続きますが体調管理怠りなく楽しく生活しております。