五月もあっという間に終盤、そろそろ梅雨入りの気配を感じられる頃になりました。
私は、毎朝家から会社までの通勤途中で「観音様」への参拝が日課になっております。
本堂での参拝が中心ですが途中には銭塚地蔵堂・淡島堂・薬師堂・影向堂などのお堂があり、毎日の家族の健康と会社が少しでも社会のお役に立てることをお願いしております。
私は全く知らなかったのですが、毎年五月十日に「浅草寺本堂」において故水島三右衛門信徒総代の「回向法要」が執り行われています。
今回ご縁がありその回向法要に夫婦で立ち会わせていただきました。
毎朝の参拝時には、本堂の奥まで行くことは無いのですが、今回生まれて初めて貫首が法会の導師を務め総勢二十余名の僧侶での法要に立ち会い厳かな雰囲気で大変貴重な経験をさせていただきました。
特に本堂に響き渡る大勢の僧侶が御本尊様にそのご冥福をお祈りするお念仏には圧倒されました。
法要に立ち会ったおかげで本堂内を案内して頂き、裏手に「裏観音像」があることも初めて知りました。
ご縁があった水島様に感謝です。
伺うことによりますと水島家は、世代をまたいて浅草寺の信徒総代に就任され、明治前半から昭和に至るまで、連綿と浅草寺に力添えをされていたことに対する報恩感謝の気持ちが「回向法要」だそうです。
毎朝観音様に参拝する者として浅草寺の年中行事になっている回向法要にお呼びいただいたのも何かのご縁なのでしょうね、感謝!
最近の浅草は、私が知る「古き良き下町」から「外国人観光客向けの街」になってきた思いがして心中複雑です。
浅草がある「台東区」には、海外からの観光客が年間およそ442万人来ており、渋谷・新宿・銀座・に次ぐ人出だそうです。
その浅草の五月は、最大の年中行事「三社祭」が催されます。
令和七年度の「浅草神社例大祭」つまり「三社祭」は、本社神輿が出る18日が主です。
祭の三日間でおよそ180万人の人出だそうです。
今年は海外からの観光客の多さに加え多くの神輿の担ぎ手達を考えた為か、早い時間から大量の機動隊が出動し警察は、厳戒態勢でした。
早朝の宮出しから夜間の宮入まで浅草は大賑わいの「三社祭」でした。
大きな混乱もなく無事終了したことが良かったのですが、地元民としては深夜まで大声で騒いでいた担ぎ手達には少々迷惑でしたが、年一回の浅草の大イベントですから大目に見ました。
お疲れさま!