No.465 11月は、美術館めぐりと新しいジャズとの出会い!

 

11月に入っても地元浅草は、国内外の観光客で賑わっております。

 

今月も午後からは、のんびりと友人の個展に顔を出したり興味がある作品が展示されている美術館めぐりをしたりして過ごしています。

 

上旬には「サントリー美術館」で開催されていた、“狂おしいほど美しい絵金”展に行って来ました。

 

たまたまTVの美術番組で紹介されたのを見て興味を持ったのでぜひ本物をこの目で確認したくなり最終日に駆け込みで鑑賞しに行って来ました。

 

幕末土佐の天才絵師とされた、「絵金」(つまり絵師の金蔵さんの略で愛称)の大阪・鳥取から東京への巡回展でした。

 

絵金は、幕末から明治初期に活躍し土佐藩の家老御用絵師で歌舞伎や浄瑠璃のストーリを極採色で異彩を放った「芝居屏風」が有名です。

 

歌舞伎役者の中村七之助さんの音声ガイドの作品紹介でより作品の背景等が理解でき楽しかったです。

 

会場の作品展示法も良かった!

 

 

中旬には、鎌倉の「鏑木清方記念美術館」で開催されていた鎌倉初公開になる“あの人に会える!清方の代表作、築地明石町三部作”展に行きました。

 

以前より鏑木清方の美人画が好きで清方の展示会が有れば東京近郊なら必ず足を運んでいます。

 

多くの作品中、特に「築地明石町」三部作が清方の代表作です。

 

近代美人画の金字塔と謳われたこの作品は、長年幻の名作とも言われてきました。

 

1975年の公開以降44年間も所在不明でしたが2019年に再発見され公開された際に展示されていた「東京近代美術館」には、気合を入れすっ飛んで観に行った思い出があります。

 

今回は鎌倉にある「鏑木清方記念美術館」で館が引き継ぎ清方が残した三部作に関する様々な資料とともに展示されゆっくり作品を鑑賞出来ました。

 

久しぶりの鎌倉は、海外からの観光客で溢れていました。

 

外の混雑に比べ館内は静かで、あらためて「西の松園・東の清方」の美人画のすばらしさをゆっくりと再確認でき大変楽しめました。

 

 

下旬は、2018年より受講しているジャズ評論家の「寺島靖国先生」の講座のご縁で、寺島レコードより来月にCDが発売されるピアニストの「山口ちなみ」の公演に招待されました。

 

麻布にある「霞町音楽堂」で音楽関係者向けの公開ライブでした。

 

ジャズに興味がある方はご存じかも知れませんが1975年にジャズピアニストの「キース・ジャレット」のソロピアノで録音された伝説の「ケルン・コンサート」を現在クラッシックのピアニストである山口さんにより再構築された演奏は、即興のケルン・コンサートのピアノの音色が鮮やかに蘇ってきたのには驚きでした。

 

私は、シングルモルト・ウイスキーを楽しみながらジャズを聴くのも趣味ですが、その際にソロピアノはあまり聴くことはありませんが、今回山口ちなみさんの生演奏を聴いて彼女の鍵盤を叩く際の指の動かし方などのすごさに圧倒されました。

 

キース・ジャレットは、演奏中“うなり声”をあげてピアノ演奏するのですが、それが気になり彼の演奏をピアノトリオでは聴くことはありますが、ソロピアノだとその“うなり声”がどうしても気になります。

 

山口さんの演奏は勿論そうしたことはありませんので私は彼女の鍵盤を叩く指の動と音色に集中して演奏を聴くことが出来ました。

 

さすが音大を首席で卒業した若手のピアニストであり、その音大での確かな基本が今回の演奏に繋がったのかもしれません、何事も基礎・基本が大切なのですね。

 

彼女曰く楽譜が有れば弾けますと。

 

寺島先生の山口さんのケルン・コンサートは現代の物でありキースのそれは古典で両者は別物との言葉通りで彼女のピアノは、「新しいジャズ」なのですね。

 

ジャズのソロピアノに新たな興味が持て、演奏会にお誘いいただいた寺島靖国先生に感謝です。