猛暑の日々がまだ続いておりますが、皆様はいかがお過ごしですか。
盆休みの連休もひと段落し、台風も過ぎ去りましたが交通の混乱はまだ多少続いているようです。
特に海外からの観光客に対して天候等による交通機関のインフォメーションは、今後対策が必要と感じます。
私は、早めの夏季休暇を取り九州熊本までのロングドライブをしてきました。
妻の実家のお墓参りを兼ねての旅でしたが、学生以来の九州までの10泊11日のロングドライブの計画は、多少不安要素もありましたが、結果は何とか安全に東京まで無事に帰って来ました。
一日目は、「神戸」までの532キロを休み休みで6時間半のドライブです。
改めて現在の車の安心安全の「らくちんさ」に驚きました。
宿は「オークラ神戸」で食事もサービスもとてもよかったです。
学生以来の神戸でしたが、後々のスケジュールを考えて港エリアを散策する程度にいたしました。
二日目は、「萩」まで471キロを約7時間でたどり着けました。
萩も学生以来で松陰神社や萩城跡あたりを散策いたしました。
三日目は、いよいよ第一の目的地「熊本」までで280キロを4時間半で到着出来ました。
お墓参りも無事済ませ、震災以来の「熊本城」の修復状態を見学したり熊本ラーメンをはしごしたり、加藤神社や県立美術館に寄ったりして二日ほど皇室御用達の「熊本ホテルキャッスル」で過ごしました。
五日目は、「阿蘇山」を目指しその広大さに改めて驚きました。
特に「大觀峯」からの展望は、一見の価値があります。
宿泊は、「瀬野本高原ホテル」で特に夜間の「天の川見学ツアー」は、ガイドさんが驚くほどの好天気で数年前のオーストラリアのウルル(エアーズロック)で経験した以来の天の川がはっきり見えました。
六日目は、この旅のハイライトの「湯布院」での「亀の井別荘」の宿泊です。
距離メーターは1373キロを指していました。
「亀の井別荘」は、流石に由緒正しく100年を超える旅館で館内の雰囲気も季節の会席料理も湯もおもてなしも最高の一言でした。
家具とジャズ好きの私としてはロビーでのミドセンチュリーの「イームズのラウンジチェア」やバーで使用していた「ヴァイタボックス」のスピーカーなどが家具やオーディオ好きにはたまらない雰囲気を何気に醸し出しておりました。
特に読書室で「SPレコード」を専属の方から聴かせてもらったのは、大変想い出に残る経験でした。
静寂の中の非日常を十分に味わせてもらった一泊でした。
七日目は、「臼杵」で「フグ」の美味しい旅館「川口屋」へ宿泊です。
臼杵は、国宝の「臼杵石仏」で有名とかで山間に有る石仏群を見学した際のボランティアの地元のおじさんの案内が、とてもチャーミングでほほえましく印象に残りました。
宿で食べた「フグ懐石」は、地元でしか食せないフグ料理などで珍しさもあり美味しくいただきました。
八日目は、「松山」でフェリーにて愛媛の三崎経由で行きました。
台風の影響で翌日から欠航とかで間一髪の四国上陸でした。
松山の道後温泉までメーターは、1496キロを指していました。
生憎の天気と名所の「道後温泉本館」が改修中で搾りたてのオレンジジュースを頂いたのとコインランドリーに行くぐらいで後は、故黒川紀章設計の宿「道後館」で過ごしました。
九日目は、二つ目の目的地「高知」で「牧野植物園」への訪問です。
NHKの朝ドラ「らんまん」の主人公の植物学者「牧野富太郎」の息吹に触れるスポットの県立の植物園です。
およそ8ヘクタールの園内を見て回るだけで日が暮れそうでしたが
牧野氏の植物分類に対しての熱意が伝わり大変勉強になりました。
メーターは、すでに1615キロを指していました。
宿の「城西館」での「カツオの藁焼きたたきのショー」を見学後に頂いた「カツオのたたき」は、新鮮でとてもおいしかったです。
十日目は、早朝「坂本龍馬記念館」を見学後一路「大津」へ、生憎の天気で「比叡山延暦寺」は、霧にかすんでおり「根本中堂」も改修中で日を改めて再度参拝に来ることにいたしました。
メーターは、2231キロを指していました。
十一日目は、最後の宿泊の「琵琶湖ホテル」から琵琶湖からの「日の出」を見た後、誰もいないホテル周辺を散策いたしました。
帰路は、折角なので「彦根城」を見学して帰ることにしました。
国宝の「彦根城」と名勝「玄宮楽々園」は、初めての訪問でしたが立ち寄って正解でした。
特に庭園は大変立派で見応えがありました。
彦根城から高速を乗り継ぎして無事に東京へ帰ってきました。
恐らくこれほどのロングドライブは、もう出来ないと思いますがとても充実した「想い出に残る旅」を経験させてもらいました。
健康でいると想い出に残る事が沢山経験できるものですね。
東京から熊本まで往復2730キロのロングドライブでした!