毎回の印象ですが、早朝の浅草寺の本堂は、僧侶さん達のお経が響きわたり朝の清々しい空気に包まれて身が引き締まる想いでお参りが出来ます。
今月は、初めて「イーストウエストダイアローグ」と言うイベントに参加してきました。
毎年、西洋とアジアの芸術文化のリーダーを招いて開催されるレクチャーシリーズだそうです。
今回は、建築家の「槇文彦先生」とボストン・ジャパン・ソサエティ名誉会長で作家、映像プロデューサーの「ピーター・グリーリ」さんとのトークイベントでした。
私がなぜこのイベントに参加したかと言うと、当時勤めていた家具会社でたまたま「槇総合計画事務所」を営業担当したご縁から、現在のピクチャーレールの発売の切っ掛けは、槇事務所が当時設計中だった「京都国立近代美術館」に試験設置して頂いたことからであり、是非33年後の先生のお話を拝聴したいとの思いからでした。
約2時間、先生の内外の建築作品のスライドとトークでしたが、イベントホール約150名の内、外国の方が三分の一でイベントはすべて最初から最後まで英語でした。
通訳からのイヤホン着用者は四分の一ぐらいでほとんどの方たちは、イヤホンなしでした。(ちなみに私はイヤホン着用者でした)
まさにインターナショナルなイベントでした。
御年90歳の先生はハーバード大学院出で東大とハーバード両校で教鞭をとった方ですので、こなれた英語でトークをされていました。
会場の「国際文化会館」に行くのも初めてで、このイベント自体が異文化間の対話、交流、理解の促進を目指す事の為か大変内容のレベルが高く私の勉強レベルの低さに少しへこみました。
それでも参加したことで大変貴重な経験をさせて頂きました。
それに引き替え「国立科学博物館」で開催中の明治150年記念の日本を変えた「千の技術博」は、“明治から平成まで、日本を変えた科学・技術が一堂に! 重要文化財や産業遺産をはじめとする現代の生活のルーツが上野に大集合”と題して子供から大人まで楽しめる展示内容でした。
当時の人達の「夢をかなえた技術たち」に接することが出来て楽しい時間を過ごせました。
展示製品を見て、これから我々のどのような夢をどのような技術でかなえてくれるのか楽しみなようで少し怖い思いに駆られました。
根っからのアナログ人間の私ですから・・・。