No.362 初めてのオープンカレッジ!

 

 

家から浅草寺の境内経由で浅草駅から押上駅までの約3キロの通勤散歩では、街の様子が少しずつですが秋を感じるようになってきました。

 

最近日々の暮らし方に少し変化を付けてみたくなったので、思い切って興味があることをより深く追及してみようと思い、オープンカレッジにチャレンジしてみることにしました。

 

興味があることの方が入りやすいと思い趣味の中から選ぶことにしました。

私の趣味として“モダンジャズレコード鑑賞・美術鑑賞の為の美術館巡り・トレッキング・旅・シングルモルトウイスキー・インテリア・家具・建築・オーディオ”などがありますが、まずは学生時代から続いているJAZZ関連のオープンカレッジ講座を探しました。

偶然“ドンピシャ”の講座を発見!

ジャズ評論家「寺島靖国」さんのジャズ入門の講座があったのです。

 

私のジャズの先生は、「油井正一」さんと「寺島靖国」さんのお二人です。

すでに油井正一さんは1998年にお亡くなりになっています。

学生時代に何となく雰囲気で50年代のフォービートのジャズが気に入り、FM放送で深夜の「油井正一」さんの“アスペクト・イン・ジャズ”を聴きながらお気に入りの演奏をオープンテープに録音して日々聴いていました。

当時はレコードが高価でなかなかレコードが買えずにいたのでアンテナを立ててもっぱらFM放送からジャズを録音していました。

今でも当時録音した膨大な数のオープンテープが我が家にはあるのですが聴く機会がないので、いつかは処分せねばなりませんね。

お気に入りの演奏者が見つかると、もっぱら寺島さんのジャズ関連の本を買っては、お勉強しました。

その寺島さんの講座があったのです。

定員制の為、早速申し込みいたしました。

隔週一回全5回の入門講座です。

 

御年80歳の寺島さんは、ジャズとオーディオに詳しく吉祥寺でジャズ喫茶「Meg」のオーナー兼マスターとしても知られています。

初講座は、どのような方々が受講するのかわからず多少緊張して教室に入りましたが、みなさん大体私の年齢に近く男女の比率は7対3ぐらいでした。

中には現役の女子大生もおり一人アイドル的存在でした。

約2時間の講義はテーマに沿ってジャズメンオリジナルとスタンダードの競演をCDをかけて寺島さんが受講者に話しかけるという内容でした。

受講者個々の感想もまちまちで曲の感じ方も色々あって面白かったです。

 

講義終了後希望者にて近くの居酒屋での雑談会に参加しました。

すでに10年続いている講座とあって、ほとんどの方が常連さん達で寺島さんを囲んで皆さん湧きあい合いの飲み会です。

初参加の私は、幹事役の方の気使いで寺島さんの真向いの席を用意してくださいました。

この日の為に持参した、寺島さんの1987年の処女作「辛口!JAZZノート」に記念のサインをもらい、お顔を見ながら色々話が聞けて大変楽しい時間を過ごさせてもらいました。

私の名前が初めてだとのことで皆さん入れ替わり生まれはどこかの質問攻めでした。

新たな出会いが出来そうなので次回も楽しみです。

思い切っての初オープンカレッジでしたが新しい世界が開けるかもしれません。