NO.211 “はにかむ”歳でもないのに・・・

関東地方もいよいよ梅雨入りしたようです。
例年この時期は小雨が降り続き、じめじめの日が多くて何かとけだるいのですが、私が小学生の時には、先生や親から梅雨がないとお百姓さんが困るので我慢しなさいと良く言われたものです。
先週親族に不幸があり、急遽熊本に行ったのですが、その帰り多少疲れていたので、奮発してプレミアム・シートを取りました。
私が座った席が一番前の通路側の席で、丁度斜め前に年のころが私の娘ぐらいのCAさんが二人離着陸時に、こちら向きに座割りました。若い時にはあえて希望していた席ですが・・・
正面を向くといやでも眼が合います。こちらはうら若きCAさんにどんな顔をしていいか解らず、出切るだけポーカーフェースで眼が合わないようにするのですが、意識するとどうしても目線がCAさんの顔に行ってしまいます。眼で挨拶するのもおかしいし、まさか話しかけるわけにも行かず・・・悪い事に?隣にはカミサンが座っていて目線を何処にもって行くか離着陸時には、ほんとに落ち着けませんでした。
飛行中のドリンクサービスも、順番が来るまで何にしていいか直前までコーヒーいやオレンジジュースとつぶやく始末です。
無事東京に着き、帰り際そのCAさんの“有難うございました”の言葉が何か私には“おつかれさま”と聞こえました。
歳に関係なく幾つになっても“はにかむ気持”はあるものなのですね~。