NO.182 東京の夜。

東日本大震災から40日ほど経ち自衛隊や警察による行方不明者の捜索が連日続いております。自衛官や警察官が放射能汚染の危険にさらされる中での目覚しい活躍は、彼らの使命感によるところが大きいとの事ですが、本当に頭が下がる思いです。体に気をつけて頑張って頂きたいです。
現場の実情を後方にいる政治家先生達は、何処まで把握されているのか甚だ疑問に思っておりますが・・・
大震災の影響で、首都圏を中心に繁華街のネオンが消えて街に重苦しい沈滞ムードが漂っています。先日銀座に地下鉄で行った際、地上に出て驚いたのは、あまりにも街全体が薄暗く、これがあの日本を代表する銀座なのかと少し寂しい想いでした。
地下鉄の暗さも印象的です。ヨーロッパを旅した際は、駅構内はこんなものとの思いも有り、むしろ今までの日本の駅構内が明るすぎたのだと気が付く日々です。
節電が暗さに対する私達の意識に何らかの変化をもたらしていると思います。この暗さにも次第に慣れてきて東京の夜は、これまでむしろ明るすぎた、これが本来の東京の夜だ・・夜の暗さを再認識し、むしろ街の暗さを楽しむ余裕がほしいものです。
しかし東京育ちの私には、あのきらきらした銀座が恋しいです。
残念ながら私は、まだそこまでの境地には達していないようです。