NO.175 冬の北陸。

前回のNZ編には続編のリクエストもありましたが、何かの機会にまた書かせて頂く事にして、今回は久しぶりに行って来た雪の北陸の印象を少し・・・ 
姪の結婚式が富山県高岡市で行われたので帰りにお隣の石川県金沢市に寄り「金沢21世紀美術館」に初めて行って来ました。
以前から一度訪ねてみたいと思いながら機会がなく念願の訪問です。
「金沢21世紀美術館」は、建築家の“妹島和世+西沢立衛両氏とSANAAの設計で「まちに開かれた公園のような美術館」を目指して建設されたそうです。
雪の中の美術館は、裏と表のないガラスのアートサークルの為か周囲の風景に見事に溶け込んでいて、建物自体がアートであり景観の一部に成っていました。
恒久展示作品は、現代美術が中心で特に“レアンドロ・エルリッヒ”の「スイミング・プール」は、楽しい作品でした。まさにパンフレットにある通り「気軽さ」「楽しさ」「使いやすさ」がキーワードの今までにない美術館でした。
金沢と言えば、特別名勝“兼六園”が有名です。特に雪の兼六園は一度尋ねて見たかったのですが、冬の金沢は寒いので中々機会がありませんでした。今回は絶好のタイミングです。
園内にある「時雨亭」は、平成12年に当時の平面図により再現されており、ここで頂ける抹茶と生和菓子で、雪の庭園を眺めながらしばし風流を味わいました。
還暦を迎えた身には、なぜか“和”は落ち着きますね。
念願の“雪の兼六園”を堪能し美味しい海鮮丼を頂いて帰途に着きました。しかし折からの大雪による突風の為帰りの電車のダイヤは総崩れ、何とか無事に帰宅出来ましたが少々疲れました。
素敵な結婚式とモダンアートと和を再確認した充実の小旅行は、また次の旅に繋がりそうな予感を感じさせてくれました。