先日、地元墨田区の庁舎壁面緑化見本コーナーにおいて弊社の壁面緑化システム『アルティマ グリーン ライン』の展示でお世話になっている環境保全課主催の「やってみよう雨水利用」の講座に参加して来ました。
講師は、「ドクトル雨水」こと 村瀬 誠さんです。村瀬さんは、墨田区の保健所勤務時代を通じて長年雨水利用を推進されてきた方です。
緑化の仕事を通して雨水の事は以前から興味はありましたが、なかなか学ぶチャンスがなく、今回村瀬さんのわかり易い説明で雨水利用の方法の基礎から学習出来て個人的には大変勉強になりました。
当日配布された雨水利用のパンフレットにある「雨は街をうるおし、緑をはぐくんでくれる空からの贈り物。」の言葉通りでした。
都内には年間に使われる水道水を上回る量の雨が降っており、この豊かな水資源をただ捨ててしまうのは、本当にもったいない事です。
建物の屋根に降る雨をためて、ためた雨を日常生活に使用すればエコにもなり災害時の非常時にも役立ちます。ここ東京下町墨田区では25年前から雨を活かす運動に取り組んでおり区役所の地下タンクは1,000トンの容量があり所内のトイレ等に使用され災害時には大いに有効と思われます。
現在墨田区で建設中の『東京スカイツリー』にも最大級の雨水タンクが設置されるそうです。
洪水と渇水及び防災の課題は、東京だけの問題でなく日本や海外の大都市共通の課題です。雨水利用は国際的にも注目され、すみだ発のさまざまな国際協力・支援が始まっているようです。地元企業としては、大いに誇れる事業です。
私にも雨水利用を知り、出来る事から始めようと思わせる有意義な講座でした。