NO.124 古道と巨樹 もうひとつの日光。

先日XCスキーをしに、我が家ではおなじみの「日光~小田代ヶ原」に行きましたが、今年は暖冬の為か生憎雪のコンデションが悪くXCは断念、その代わりに以前より気になっていた、「二荒神社」本社の西約一キロの山中に在る「滝尾神社」へ行ってきました。
駅のポスターで初めて知った「滝尾神社」までは、まず滝尾参道を通り日光山の開祖“勝道上人”の霊をまつるお堂である「開山堂」へ、感激の一言 苔むした杉の巨樹に囲まれてたたずむ石仏、辺りには誰もいないシーンとした雰囲気。
余韻を残しながら奥へ進むと、寛政5年に建てられた石鳥居のある「北野神社」へ、うっそうとした杉木立の中にひっそりと建っている社、こちらも素晴らしい雰囲気。学問の神様“菅原道真”を祀った社です。
滝尾参道は、石畳の参道です。両側は、樹齢500年以上の苔むした杉と松の巨樹です。途中石仏がひっそりと佇んでいます。
しばらく行くと“空海”が修行したと伝えられる「白糸の滝」が見えてきます。急な石段を上ると弘仁8年に創建された「滝尾稲荷神社」そして“弘法大師”(空海)が滝尾の大神“田心姫命”を祀った社「滝尾神社」が見えてきます。
日光には年数回XCスキーやハイキングに訪れておりますし、東照宮にも何度となく参拝しておりましたが、その裏手にはついぞ足を踏み入れた事がありませんでした。初めて行った日は、生憎小雨でしたので「開山堂」までで断念しましたが、苔むした巨樹と石仏が雨にぬれて何ともいえない良い雰囲気でした。あまりに感動的な出会いでしたので、翌日は「滝尾神社」まで行ったわけです。
私は比較的あちらこちら行く方ですが、なじみの土地であっても自分の感性にあった、知らない場所がまだまだ多く在るものですね。
未知の場所を訪ねる旅を続けるには、時間と健康が必要です。
時間は作れても健康は日々の心がけが大切です。足腰の弱りは、私流の“歩きの旅”に影響しますので、これからも自分流の健康管理に留意し歩きの旅を続けたいと思います。