NO.114 35年ぶりの倉敷。

なぜか急に倉敷に在る大原美術館のエル・グレコ作「受胎告知」を見たくなりました。
学生時代に行った、倉敷のアイビー・スクエアと大原美術館は、なぜか今でも思い出に残る場所です。
ちょうど記事で倉敷チボリ公園が年末で閉鎖されるとの事でしたので、ちょいと倉敷・岡山へ行く事にしました。
最近は、思い立ったら即行動の青鹿です。
倉敷美観地区は、倉敷駅より徒歩約10分。
大原美術館は、その中心に位置し年中観光客で賑わっております。
倉敷の実業家「大原孫三郎」が、画家「児島虎次郎」を記念して昭和5年に設立した、日本最初の西洋美術中心の私立美術館です。
現在は、開館当時の建物の本館・日本美術の分館・工芸館・東洋館からなり、2000年には創立70周年を記念して工芸館横の池に、昨年訪問したフランス・ジヴェルニーのモネの日本庭園から睡蓮が贈られたそうで、私が訪問時には、ちょうど可憐な花が咲いておりました。
再会した「受胎告知」は、大変素晴らしかったし、分館にある日本の洋画家の作品もとても興味深いものでした。
帰り隣に在る「カフェ・グレコ」に寄り懐かしのコーヒーとレモン入りのお水を頂きました、35年前と何も変わってはおらず“ホット”しました。
地元の蕎麦屋さん「さくら」で昼を、晩は民芸茶屋「新粋」でおばんさいを頂きました。
夜は、アイビー・スクエア地下のバー「赤煉瓦」でオリジナル・カクテルを規定オーバーの3杯いただき、堪能いたしました。
倉敷チボリ公園は、翌日寄った岡山後楽園と比較するわけでは有りませんが、人的公園の限界を感じ、なぜかもの悲しくなりました。
日本三名園の一つ「岡山後楽園」は、「名月の後楽園」と呼ばれ旧暦8月15日には名月鑑賞会が開かれています。
ちなみに残りの名園は、「金沢の雪の兼六園」「水戸の梅の偕楽園」です。
最後にもう一つ。
“旅館くらしき”の若女将の和服姿と立ち振る舞いが印象に残る思い出の旅でした。