NO.109 防鳥用ワイヤーについて。

皆様は、「防鳥ワイヤー」をご存知でしょうか?
“ぼうちょうワイヤー”と呼びます。
特にハト対策のワイヤーの事です。公共施設、特に寺院や駅舎のハトが侵入し易い軒下やホームの梁に設置いたします。
以前より鳥の糞害が問題になっており、文化施設に特に影響が出ておりました。
私の住む浅草でも浅草寺の境内にハトが多く生息していましたが、えさをあげる事をやめる様にあちらこちらに看板が掲げられてから、随分ハトが減りました。
境内に在る建物にもネットを設置する工事を随分見かけました。
建物を汚すだけでなく、バイキンもばら撒くなど、平和の象徴のハトもこと糞害対策にとっては、頭の痛い問題でした。
弊社も数年前より防鳥用ワイヤーシステムを提案しております。
鳥(特にハト)習性で一旦安全を確認する為、止まりやすい所に止まりそれから奥へ入り“いたずら”をするそうで、止まりやすい所にワイヤーを一本ピーンと張ることにより、止まれずに安全確認が出来にくくなり、奥への侵入を未然に防ぐのが「防鳥ワイヤー」です。
特に駅舎では、標準工事になっているようです。
弊社も所沢球場や複数の施設に採用されておりましたが、施工されている箇所が高所の為なかなか使用写真を撮れませんでしたが、JR中央線の「竜王駅」の橋上駅舎で採用され、何とか使用写真が撮れました。
新・竜王駅は、2008年3月24日にデビューしたばかりのぴかぴかの駅舎です。
この駅舎は、旧3町の合併により誕生した甲斐市のシンボル、そして市民の心のよりどころになるようにとの願いで設計をされた建築家「安藤 忠雄」先生の作品です。
甲府近辺に行かれたらぜひ見学される事をお勧めいたします。
正に安藤作品です。