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Vol.2 緑化専用ワイヤー 『スパイラルワイヤー』の秘密

Point: 【いかに植物に優しく】、【いかに植物の相性が良いか】

近年、地球温暖化とヒートアイランド現象の進行により、壁面緑化に対する関心が高まっています。
また、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い、壁面緑化の普及拡大がより期待されています。

 一言で壁面緑化といっても様々な形態があります。直接登はん型、基盤型、下垂型等。用途、コスト、景観によって選択が変わります。
 弊社がご提供する形態はワイヤー型緑化になります。

 多くの施工実績から得た、様々な課題を解消する為に、『いかに植物に優しく』、『いかに植物との相性が良いか』をテーマに探求し、開発したのが植物に最も適するオリジナル緑化専用ワイヤー『スパイラルワイヤー』です。

■ 緑化専用ワイヤー『スパイラルワイヤー』の特徴

ワイヤー型緑化の場合、以下の様な問題点が考えられます

問題点

植物の登はんが遅い
強風により、植物がずれ落ちる
日照により、植物が熱やけする

これらの問題点を解消したスパイラルワイヤーの特徴は、

①植物がよく巻き付き、自然な伝い上がりの手助けをします。
②風による植物の垂れを防ぎます。

通常のステンレスワイヤーに比べ、スパイラルワイヤーはスパイラル状(ら旋状)に植物がしっかり絡みつくので、植物の系着力をより強固に出来、

風によるずれ落ちを軽減出来ます。

③日照による熱やけを低減します。

オーステナイト系ステンレス鋼線に特殊技術により、樹脂コーティングを施す事で、金属線に比べて熱伝導率が極めて低く、日照時おける植物の

熱やけを低減出来る。

④より建物に同化し、建物景観に優れている。
⑤潅水効果を高める。

上段緑化レールより降下式に潅水を行う際(オプション)、スパイラルワイヤーのら旋に沿って水が伝い落ち、やがて遠心力により水が拡散する事で、植物の葉の表面全体にも水が行き渡ります。
※詳細は、こちらをご確認下さい


■ 緑化専用ワイヤー『スパイラルワイヤー』の耐候性

屋外への施工後、5年経過した『スパイラルワイヤー』を目視で確認しました。

2004年7月の取付日から5年が経過したスパイラルワイヤーの劣化の有無を確認。所々、外周スパイラル部にクラックが入っていることを目視にて確認。 触ってみた所、クラックが入った箇所が崩れるなどの脆さや損壊は見られなかった。
ワイヤー芯部から外周スパイラル部も剥離することなく、しっかりと固着している。ワイヤー(樹脂部)の変色も確認はされなかった。

5年間屋外にて設置した耐性の結果、クラックは確認されたものの、スパイラルワイヤーの性能には問題は見られなかった。
また、植物もしっかりと絡み付き、成長に影響を与えていないことを目視にて確認した。

落葉樹も毎年しっかりと『スパイラルワイヤー』に巻きつきます。

落葉樹などの様に一年で枯れて葉が落ちても、翌年にはしっかりと新芽を出し、既存の枝と共に巻きついて登はんしていきます。
風で飛ぶ、植物が外れるなどの心配は見受けられません。

■ 主な使用例

最新の使用例は、こちらをご確認下さい

 

 

『スパイラルワイヤー』は多くの弊社商材で使用されております。
各機能・仕組、取付方法等の詳細は以下からご確認下さい。

アルティマ壁面緑化システム

アルティマグリーンライン

窓際レールシステム アルティマ グリューネ・フェンスター【窓際緑化】

緑化パーテーション Leaflax(リーフラックス)