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President's Diary 社長日記

No.391 初雲仙と久々の長崎旅行。

 

年も押し迫り毎日のお散歩通勤時の観音様境内もすっかりお正月モードになりました。

 

日々の境内掃除の方々も正月3日までお休みがなく全員出勤だそうでご苦労様です、境内が気持よく過ごせるのもその方々のお蔭です。

 

 

本格的に今年から始めた国内の「日本クラッシックホテルの会加盟の9ホテルめぐり」も来年3月で完了できる目途がつきました。

 

今月は初雲仙で創業1935年の「雲仙観光ホテル」へ長崎経由で行ってきました。

 

今まで行ったホテルとは、入口からのアプローチが全く違い両脇の木々の列に導かれてホテル正面玄関に繋がっていました。

 

ホテル内の雰囲気はクラッシックホテルならでの空気が感じられ長旅の疲れからもほっとさせられました。

 

なんせ長崎空港から路線バスを乗り継ぎ約2時間がかりで、やっと雲仙着でした。

 

しかもホテル周辺の観光は、徒歩数分の“温泉地獄めぐり”ぐらいしかありません、それに加え観光客もまばらでそれもほとんどが中華系の旅行者でした。

 

韓国との政治問題で韓国からの観光客が激減していることも影響があるのかと・・・

 

地獄めぐりの周辺にある大型ホテルは、数軒が閉鎖されていてすでに廃墟状態になっており、大型の観光バスで団体客が押し寄せた頃の雲仙の面影は全く感じられませんでした。

 

私たちの宿泊日は、ホテルの宿泊客がまばらで到着時のランチも休日のみの営業でお目当てのカレーも食することが出来ませんでした。

 

それでもお風呂と夕食とサービスは、大変満足できるもので私たちの雲仙旅行を大変良い印象に代えさせました。

 

ダイニングルームや娯楽室のビリヤードそれに読書室・風呂場などの雰囲気も他のクラッシックホテルの水準以上と感じました。

 

支配人さんとの話から雲仙に来るには長崎経由でなく熊本経由の方がよさそうなので次回は、そのようにしたいと思います。

 

もう少し近ければ“ちょいちょい”お邪魔できるのにと少し残念な思いで帰途に着きました。

 

 

高校の修学旅行以来となる長崎では「浦上天主堂・平和公園・原爆資料館・大浦天主堂・出島・長崎造船所それに軍艦島」などの主な長崎市内観光を市電と徒歩にて満喫し、名物の美味しい“皿うどんやカステラ”なども頂きました。

 

私が通った学校の姉妹校である「海星学園」にも寄らせてもらいました。

 

オランダ坂を上った丘の上にありロケーションは最高でした。

 

現在恩師が同校の理事長を務めている関係で長崎に行く際は訪ねてみようと以前から思っていたのですが、予定日が分からずアポなしでの訪問でしたが、何とか“捕まえて”の再会でした。

 

広い構内を校長先生同伴で案内して頂き、理事長室でお茶を飲みつつ歓談でき楽しい長崎での想い出が又一つ増えました。

 

 

平成から元号が変わり、その「令和元年」ももう少しで終わります。

 

皆様も来年がより良い年になりますように!

 

今年もお世話に成りました、来年も宜しくお願いいたします。

 

 

 

No.390 寒さの中の一服の美術展二題。

 

毎朝の通勤散歩の観音様の境内は、もうすっかり冬の空気に覆われています。

 

通勤着は、厚手のコートにマフラー・手袋それに帽子も必要になってきました。

 

そんな折、天王洲アイルで開催されていた、シャネル「マドモアゼル プリヴェ展~ガブリエル シャネルの世界へ」に行ってきました。

 

ロンドン・ソウル・香港・上海と世界を巡回して、ついに日本上陸です。

 

ファッション・フレグランス&ビューティー・ハイジュエリーと3つの角度からシャネルの軌跡を巡る展覧会です。

 

会場は、完全予約制でしたがなんと入場は無料でした。

 

会場は、オートクチュールのドレスやネックレスなどがホワイト・ベージュ・ブラック・レッド・ゴールドの順に展開されており、シャネルが基礎を作り上げた印象的なアイテムの歴史についても学ぶことが出来「シャネル」の世界観を一般の方々に発信する大変興味あるイベントでした。

 

それにしても当然でしたが会場は着飾ったマダムを始め女性陣が大半を占めており夢中でドレスなどの写真を撮っておりました。

 

男性は、私を含めちらほらで、いかにもファッション業界の“おねえさん”的な方々でした。

 

海外からのセンスの良い女性陣も目に付き最近の私にとって久しぶりに目の保養をさせてもらうイベントでもありました。

 

パリのシャネル本店の隣にあるホテルに二度ほど宿泊したことが有りましたが、旅行着の為もありそれに入口からして大変敷居が高そうなので、ドアから中の様子をそっと伺った事を思い出しました。

 

 

又現在、東京都美術館で開催中の「コートールド美術館展 魅惑の印象派」展にも行ってきました。

 

「印象派・ポスト印象派」の殿堂として知られるロンドンのコートールド美術館が現在改修中の為、選りすぐりのコレクションが大挙して東京に来日し展示されています。

 

特にマネの「フォリー・ベルジエールのバー」やルノアールの「桟敷席」・セザンヌの「カード遊びをする人々」ゴーガンの「テ・レリオア」など巨匠たちの代表作がずらりと並んでおりました。

 

これらの作品は滅多に貸し出されることはありませんので興味のある方はぜひ、15日までの開催です。

 

選りすぐりの絵画と彫刻約60点との対話が楽しめますよ。

 

 

No.389 秋からそろそろ冬へ。

 

ここ数日の朝夕の天気は、体感温度での感じではポカポカ陽気の紅葉の季節から一転そろそろ本格的な冬支度をするような陽気です。

 

 

 

先日久しぶりに日光へ紅葉を見に行ってきましたが、今年の紅葉は台風の影響か紅葉が今一つです。

 

中禅寺湖周辺はそれでも混雑していたので、今回は霧降高原周辺の「霧降ノ滝」や「日光山輪王寺の並び地蔵」周辺に紅葉を期待しましたが、それでもいつもの日光の紅葉らしさは感じませんでした。

 

ただ霧降高原にある「山のレストラン」はオープンと同時に入れたので、窓際の席を確保でき滝を横目にしながら美味しい洋食を頂けて若干期待外れの紅葉を食でカバーした一日でした。

 

 

 

今月は時代こそ異なりますが、私が好きな二人の展示会に駆けつけることが出来ました。

 

二人とは、インテリアデザイナーの「倉俣史朗」ともう一人は、美人画の大家「鏑木清方」です。

 

倉俣史朗さんは、空間デザイン、家具デザインの分野で60年代初めから90年代にかけて世界的に傑出した仕事をしたデザイナーです。

 

日本固有の文化や美意識を感じる独自のデザインによってフランスを始め国際的にも高い評価を受け、そのあまりの独創性ゆえに「クラマタ・ショック」という言葉まで生まれました。特にエキスパンド・メタルで構成された家具は有名です。

 

残念ながら56歳という若さで91年に亡くなりましたが、その数年前に直接お会いして短時間でしたが二人きりでお話を伺うことが出来たのが良い想い出です。

 

 

 

もうひと方は日本画特に美人画の巨匠、の鏑木清方です。

 

鎌倉にある「鏑木清方記念美術館」には何度か足を運んでおりますが、現在竹橋の「東京国立近代美術館」で開催されている鏑木清方展では、1927年作の幻の「築地明石町」が特別公開されております。

 

特に長らく所在不明の為展示されていなかった、「浜町河岸」「築地明石町」「新富町」の三部作は、若い娘・夫人・年かさの女性との女三態とも言うべき構想が隠れていると言われています。

 

特に「築地明石町」に描かれている夫人は何か謎めいており、当時明石町は上流の夫人の散歩コースでその様子を描いた絵と本人は記述しているようですが本作を実際に拝見するともう少し意味深な物語も隠れているようで興味が尽きませんでした。

 

西の「上村松園」、東の「鏑木清方」と言われている東西の美人画の巨匠二人、昨年修復後鑑賞した松園の「序の舞」とこの「築地明石町」は、当然ながら甲乙つけられませんが、この「築地明石町」の夫人の着物と立ち姿、大変に魅力を感じた一作でした!

 

 

 

 

No.388 即位祭典で考えたこと。

 

秋も深まりつつあり、朝晩のお散歩通勤での「浅草寺境内」は紅葉も終わり早朝からの掃除も大変な様子です。

 

都の発表によりますと18年度の海外からの旅行者は、約1424万人でそのうち約45%の旅行者が「浅草」に来ているそうです。

 

それでも連日早朝からの境内掃除の方々のおかげで境内はいつも清々しく気持ちよく過ごせています。感謝!

 

 

 

先日からTVなどで賑やかに報道されている、新天皇の即位を祝う「国民祭典」の行事が連日行われています。

 

新天皇皇后様のお披露目での御手振りでは、皇居前広場に3万人の国民がお祝いいたしました。

 

また天皇の即位に関する「即位の礼」での世界各国からお招きした超VIP達の方々の皇居内の動きなどTV報道が連日放送され巷での話題となりました。

 

台風被害などから延期された「祝賀御列の儀」での即位祝賀パレードでは、沿道に約12万人が早朝から列をなして祝福いたしました。

 

これらの「即位祭典」も「大嘗祭」を最後に終焉する事のようです。

 

 

 

この「大嘗祭」とは、天皇が一世一代限り行う天皇の皇位継承に際しての皇室伝統の大がかりな神事だそうです。

 

日本は世界でも類を見ない天皇を冠する伝統の国であり、国民も一致団結して多くの自然災害を乗り越え大多数の国民は、平和な暮らしを謳歌しているように一見見えますが、多くの国民の政治不信が根っこにあり少子高齢化の波を今後どのようにして政治家に託して行けるかは大変な不安材料となっています。

 

 

最近の印象では大人達が自分が存命中の生活さえよければ後は後世の世代が考えるだろうとの感じを持たざろう得ません、これでは子供達の時代に対してあまりにも無責任ではないかとふと思います。

 

数々行われているこの皇室の行事も伝統の一環で大切なことは一国民として理解で来ますが、この行事に費やされている国民の血税からの予算の一部でももっと国民の為になる有効なことに費やせないかふと考えさせられる「国民祭典」でした。

 

 

 

 

No.387 念願の明治村と蒲郡。

 

すっかり朝晩の冷え込みで秋めいてきた今日この頃ですが皆様はどうお過ごしですか。

台風19号に続いた21号の影響で首都圏にも多くの災害を残し被災された多くの方々にはお悔やみを申し上げます。

 

 

「ラグビーワールドカップ日本大会」もいよいよ“イングランドと南アフリカ”の両チームの決勝を待つばかりとなりました。

8強となった日本チームでしたが残念ながら南アフリカに負けましたが善戦し日本中に“にわかラグビーフアン”を作りました、日本にラグビーが定着するかどうかはこれからですね。

 

 

 

念願だった「明治村」にようやく行くことが出来ました。

ここは、明治時代の建築を中心に全国から移築した文化財として価値ある建物(重要文化財11件を含む)67件を1丁目から5丁目までの広大な敷地に点在させ見学者に開放しております。

 

 

明治村のシンボルはやはり1923年に“フランク・ライド・ライト”設計による「帝国ホテル中央玄関」でしょう。

メインロビー中央は3階までの吹き抜けがあり当時のロビーの雰囲気を味わうことが出来ました。

 

 

昼食は、明治の洋食屋さん「グリル浪漫亭」でハンバーグ付オムライスとアイスクリームを頂きました。

滞在した短時間ではとても全建築をじっくり見て回れませんでした。

ちなみに現在四代目の村長さんは、エッセイストの“阿川佐和子”さんとのことです。

TV等で観る「帝国ホテル」を体験出来満足です。

 

 

明治村のある犬山から一路蒲郡へ、電車とバスを乗り継ぎようやく蒲郡に、もう一つの旅の目的「蒲郡クラシックホテル」に着きました。

開業は1934年で近代化産業遺産にも認定され、歴史的価値も認められており外観は華麗な城郭風建築で内装も格調高いアールデコ様式です。

三河湾国定公園の中心に位置し目前の天然記念物「竹島」にも早朝に一直線に伸びた橋を渡って島を一周してきました。

夕食は、別棟の「六角堂」で地元の幸を堪能いたしました。

 

 

帰りに私の古くからの友人K君がランドスケープデザインに参加した、「蒲郡ラグーナテンボス」を見学に行ってきました。

ここは、ロボットが宿泊の手伝いをする【変なホテル】テーマパークの【ラグナシア】ショッピングモールの【ラグーナフェスティバルマーケット】ホテルと温泉の【ラグーナヒル】そして【ラグナマリーナ】などの複合型リゾートです。

シャトルバスがリゾート内を周回していましたが、天気も良く海風が気持よかったのでほとんど歩きで一周しました。

移動も大変でしたが充実のプチジャーニィでした。

 

 

 

No.386 台風とラグビー。

 

朝晩の空と空気はまさに秋を感じさせます。

 

先日日本列島を襲い記録的な雨をもたらした台風19号(アジア名 ハギビス)は、東北や関東など広い範囲で河川の堤防を決壊させ建物の崩壊や断水及び停電を起こさせ人的被害も伴わせました。

 

このインフラの寸断と高速道路や鉄道の寸断もあり被災地の復興は長期化する模様です。

TVなどによる画像では被災地の様子が映し出され自然の驚異を改めて知る事になりました。

 

先日宿泊した「川奈ホテル」でも台風15号による風圧でホテルの屋根が破損しブルーシートが被されていたり又ゴルフコース脇の大きな樹木が倒れていたりしたのを見ておりますので、間をおかずに襲来した台風による被害で影響を受けた被災地の方々の苦難を思うと本当に心が痛みます。

 

 

 

そのさなか開催されている「ラグビーワールドカップ日本大会」のA組最終戦で、日本が強敵スコットランドに28対21で勝利し史上初の8強入りを4連勝で首位通過いたしました。

 

試合が各地で開催され日本の【おもてなし】がその都度話題となっております。

ゲーム終了後の日本式の「ノーサイド」精神が世界に発信され日本人として誇らしく思います。

 

又日本代表選手のインタビューでは、その奮闘が少しでも被災地の方々を勇気付ける結果になればとのコメントを始め敗退して帰国するカナダチームが被災地での復旧ボランティア活動など、まだ本戦はこれからですが十分「ラグビーワールドカップ日本大会」は、開催国日本でのスポーツ精神を大いにアピールできたと思います。

 

 

それにしても「にわかラグビーフアン」である私にもラグビーの面白さを教えてもらえる良い機会を与えていただき感謝です。

TVの前で日本選手のトライを見て思わず万歳した自分に驚いた「にわかラグビーフアン」です。

次の南アフリカ戦も楽しみです。

 

 

No.385 上野の美術展二題。

 

朝の通勤散歩時に見上げる空も秋の季節の“うろこ雲”が見えてきました。

今年の夏の猛暑と台風による天気を考えると早く大好きな秋になるのがいいな~と思う日々です。

 

 

6月から上野で開催されていた、二つの美術展にようやく行くことが出来ました。

 

一つ目は先月末から今月上旬にかけて旅した「奈良」の「長谷寺」「室生寺」を含む四寺の仏像を展示していた東京国立博物館の「奈良大和四寺のみほとけ展」です。

 

「長谷寺」の鎌倉時代に高度な技術で造られた「十一面観音菩薩立像」は、当然訪問時には拝見できずにいたのですがやはり「長谷寺」で拝ませていただきたかったです。

 

また「室生寺」の平安時代初期の重厚な特徴を備える「釈迦如来坐像」は、国宝であり一木彫像の傑作です。

こちらも出来れば「室生寺」で拝見したかったですが、あの階段を思うと少し二の足を・・・。

他の二寺の「岡寺」と「安倍文殊院」は先月の旅では訪問しなかったので次回もし奈良に行くことがあれば訪ねたいと思いました。

 

 

もう一つの展示会は、【国立西洋美術館開館60周年記念】として開催された「松方コレクション展」です。

 

国立西洋美術館の礎となった松方コレクション(松方幸次郎が1910~20年代にパリやロンドンなどで蒐集した約3000点の西洋美術コレクション)の名作とともに、その波乱と激動に満ちた歴史を明らかにした展示の内容になっており、特に奇数な運命をたどり現在パリのオルセー美術館に展示されている“ゴッホ”の「アルルの寝室」や松方が、日本で最高の絵を見せてやりたいと言って“モネ”を口説き直接買い付けた「睡蓮」などは多くの人だかりがありました。

 

また美術館の設計が“ル・コルビジェ”に決まったのもフランス政府が作品の返還の条件だったことなども知りました。

又“モネ”の幻の大作「睡蓮、柳の反映」は、長きにわたる修復後に初公開されていて、その修復過程も同時に展示され興味を引きました。

 

 

美術作品の修復は、大変根気がいる仕事です。

以前にダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の修復作業の様子をTVのドキメンタリー番組で観ました。

番組では、一人で20年以上の歳月をかけて修復作業をした女性修復家を紹介していました、かなり前に私が訪問した際もまだ修復中で大変な作業だな~と思った記憶があります。

 

秋の夜長又いろいろ興味を引く美術展が開かれそうで楽しみです。

 

 

No.384 久しぶりの奈良お寺巡り。

 

九月に入り猛暑は、ひと段落しそうな天候ですが台風の接近でまだまだ天候不順な日々が続いていますが皆様は如何にお過ごしですか。

そんな折、東京を離れて久しぶりに「奈良」に行ってきました。

 

 

京都が海外からの観光客であふれているようなので京都は避けて一路「奈良」へ。

奈良へは何度もお寺巡りをしていますが今回はまだ訪問したことがない「室生寺」と「長谷寺」が目的の寺巡りです。

 

 

初日に目的の両寺へですが、結論として両寺とも石段の多さに圧倒され、翌日は筋肉痛と相成りました。

女人高野「室生寺」は、山門から「金堂」「本堂」そして「五重塔」まですべて国宝で、「金堂」の内陣には「釈迦如来立像」を中心に国宝・重文の仏像が並び圧倒されました。

 

 

「五重塔」は、屋外に建つ五重塔としては最小のものであり平成10年の台風で大きな損傷を受けましたが、平成12年に修復、落慶したそうです。

問題は、その奥にある原生林に囲まれた胸突きの石段を上った「奥の院」までの急な階段です。

しかし今回の奈良お寺巡りでは一番印象に残ったのがこの石段でした。

 

 

「長谷寺」は、総門である「仁王門」を通り「本堂」までの399段ある上中下の三廊の「登廊」の石段が有名です。

大変SNS映えする登廊で誰もいないタイミングで記念写真を撮るのが難しい場所でしたが、それほどの混雑もなくOKでした。

 

 

室生寺と長谷寺の観音菩薩立像は、現在東京の国立博物館で開催されている「奈良大和四寺のみほとけ」展でお会いすることになりました。

 

 

今回は、斑鳩の里の三塔も訪問してきました。

 

 

「法隆寺」の五重塔は幾度も見ていたのですが、残りの二塔は訪ねたことがないのでこの際ぜひと思い急遽計画に入れました。

 

 

中宮寺では世界の三大微笑像と呼ばれている国宝の「如意輪観世音菩薩」に心洗われた後、少し離れた場所にある「法輪寺」と「法起寺」の二塔を訪ねました。

 

 

三井寺とも呼ばれている「法輪寺」にある三重塔は、国宝でしたが落雷により焼失し国宝解除となり再建を目指しようやく昭和50年に再建されたそうです。

 

 

又それから熱波の道を歩くこと数十分ようやく「法起寺」にたどり着きました。

 

 

国宝の三重塔は現存する我が国最古の三重塔だそうですが、来訪者もまばらで大変さびしいお寺でした。

寺の裏手にある建物の補修はされずに今にも朽ち果てそうでわびしさが残るお寺でした。

 

 

 

最後に「興福寺」にも寄ったのですが、人の多さがかえって「法輪寺」と「法起寺」の寂しさを思い起こされて色々考えさせられる奈良寺巡りでした。

 

 

奈良での定宿の「奈良ホテル」は、木造本館が耐震補強工事の為今回は新館泊まりで設備は本館よりは近代的で快適に過ごせました。

フロントロビーにある「上村松園」の「花嫁」にも再開できました。

 

 

No.383 45年ぶりの道東旅行。

 

日本全国台風などの影響で天候が不順続きで豪雨や猛暑の日々が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしですか。

マスコミ等で呼びかけていますが、皆様には体調管理怠りなく屋外では、過激な運動を控え水分補給をお忘れないように!

 

 

私は少し早目に夏季休暇を取って学生時代に行ったきりの北海道の道東エリアに45年ぶりに行ってきました。

結婚の時からいつかは北海道にオープンカーでドライブ旅行に行きたいとの念願を叶えての旅行でした。

東京から9年を共にしている愛車を伴い、大洗からフェリーで苫小牧まで約18時間の船旅でスタートです。

 

今回の旅のテーマは3つ、一つ目は“知床をガイドさんによる知床自然遺産のトレッキング”、二つ目は“釧路川のカヌーツーリング”、そして三つ目はチミケップ湖畔にある“オーベルジュ チミケップホテル”の食事と宿泊です。

 

北海道へは何度も家族旅行では行ってはいますが、札幌を中心にウイスキーの余市や小樽・富良野・トマムなどいずれも飛行機を使いレンタカーでの旅でした。

今回はカミさんとオープンカーでの二人旅、スケジュールは例のごとく全てカミさん任せです。

 

 

最初の知床トレッキングでは予定のコースが熊の出没で封鎖された為、普段は人が立ち入らず獣道でしか行けずしかも雨季には水没してしまう“ポンポロ池”へ案内してもらいました。

 

雨季でないこの季節のみ出現し、もちろん旅行者だけでは誰も行けないガイドさんのみ知っている草地です。

 

静寂の中でセミの鳴き声だけの不思議なそして素敵な空間でした。

 

 

二つ目の知床カヌー6時間ツアーは、久しぶりのカヌーの為和琴半島での訓練では、なかなか思うように漕げず苦戦しましたが何とか釧路川源流を下ることが出来ました。

又翌日の早朝でのカヌーツアーは、ガイドさんが漕いでくれたので、のんびり川下りを楽しめました。

 

 

最後のチミケップホテルは、北見市から道道をこれでもかと進み未舗装の車道を経てようやくたどり着く隠れ家的なオーベルジュでした。

 

ここは、海外で活躍した若い渡辺シェフの創作料理目当てのお客さん達でなかなか予約が取れないプチホテルで、TVも時計もラジオなど何もなくただのんびり時間を過ごし旬の美味しい料理を楽しむ大人の隠れ家でした。

 

 

今回期せずして訪問した帯広・広尾自動車道から行く“中礼内美術村”は、あいにくの雨でしたが小さな美術館が点在しており庭園を始め大変落ち着いた雰囲気で時間がたつのを忘れました。

 

又村の近くにあり“六花亭”が企画運営している“六花の森”も5名の作家さんの個別の作品館があり個々の作風を堪能いたしました。

 

 

今回の旅は、道内12日間約1700キロのドライブ旅行でしたが宿ごとのオーナーさんやガイドさんとの会話を楽しみ食事を楽しみ自然を楽しみの大変充実した旅となりました。

 

又想い出になる旅を経験させていただき感謝です。

 

 

No.382 MY ROOM MY AUDIO

 

 

どうやら東京も梅雨が明けたようです。

 

毎朝の会社までのお散歩通勤では、会社に着くまでに汗かきの私は朝シャワーを浴びたのに持参のハンディタオルが汗でグニュグニュになります。

 

そんな日々の今月、思わぬ事件?が起きました。

 

敬愛するジャズ・オーディオ評論家の「寺島靖国」先生のお声掛で我が家のオーディオルームを月刊誌の「ジャズ・ジャパン」が取材することになりました。

 

その月刊誌の寺島靖国の「MY ROOM MY AUDIO」の連載46番目の記事での取材です。

 

 

もともと学生時代のジャズ喫茶体験から、いつかは「今に見ておれ、僕だって」のスピリットを持ち続けて、当時のジャズ喫茶の音を自室で再現すべく当時のオーディオ装置を探しまくりようやく自分好みのジャズの音にやっとたどり着いた次第です。

 

そのオーディオ装置は、人に見せたり紹介したりするものでないので、最初は戸惑いましたが、なにせ敬愛する「寺島靖国」先生のリクエストを断れるわけがありません。

 

内心オーディオの音のプロの評論家でもある先生に自分好みに若干アレンジした音がどのように評価されるか少し怖いものはありましたが、どのような結果になっても“でもいいんだもん僕が気に入っているのだから”と開き直れば済む話ですからね。

 

 

取材当日は、最初先生から私がお気に入りのレコードから聞かせてください、とのお言葉からスタート。

 

レコードから音が出るなり先生は、オーディオ評論家の顔になり目をつぶってじっと曲を聴き入っていました。

 

曲が終わるなり一声、音がバラバラですね。と“のたわり”ました。

 

え~それかよ・・・

 

しかし、取材の最後にこの“バラバラ音”は、私が聴く50~60年代のモダンジャズのアナログ盤を聴く為に特化したオーディオ装置からであり、黄金時代のハードバップを聴くのには最適なサウンドを奏でていて、昔のジャズ喫茶の音を再現出来ていて良い音ですね。

 

と言われ、場数を踏んで耳が肥えている編集者も同意見でした。

 

ジャズを聴きだして45年、好きなジャズを思い切って聴きたいとの夢を実現した現在、まさか敬愛する寺島先生を自宅にお招きして一緒にジャズを聴くなんて思いもよらない事で、一生の想い出になりました。

 

好きなようにさせてくれているカミさんに“感謝”です。

 

 

No.381 浅草の夏の風物詩三大!

 

 

東京はまだ梅雨明けとなりませんが、私の地元浅草周辺では夏の風物詩として「植木市」「朝顔市」「ほおずき市」と三か所にて「市」が続けて開催されています。

 

 

植木市は、浅草寺近くの浅間神社(せんげんじんじゃ)周辺で開催され「お富士さん」と呼ばれて親しまれています。

 

近郊の植木商が観音裏より浅間神社周辺に集まり、丁度入梅時期の開催と重なり植木を移植するのに良いタイミングで「お富士さんの植木市」で買った植木は良くつくと言われています。

 

私が子供のころと比べて植木商が減ってきたのが少しさびしいです。

 

 

朝顔市は、開催場所は浅草駅より入谷駅に近く「入谷朝顔まつり」と呼ばれ「入谷鬼子母神(真源寺)」境内周辺で開催されます。

 

江戸時代に生まれた狂歌ブームの立役者「太田南畝」が詠んだ、「恐れ入り屋の鬼子母神」で有名です。

 

私は例年開催される日の朝早目に訪れ、朝顔が咲きそろう朝の光景をを愉しんでおります。

 

市では例年朝顔の造花が付く「お札」を頂いてきます。

 

朝顔の造花は、三色あるので毎年違う色を頂くのも楽しみです。

 

 

ほおずき市は、浅草寺境内で開催され「浅草寺ほおずき市」と呼ばれており、この日一日お参りするだけで「四万六千日」日参したのと同じご利益があるとされています。

 

境内には、よしず張りの露店150軒以上のほおずきを売る屋台がずらりと立ち並び、例年開催二日間で全国からまた海外からの観光客などで58万人以上もの参拝客で大変な賑わいがあり、本堂内では「雷除け」のお守りが授けられ人気を呼んでいます。

 

朱色のほおずきの鉢に吊り下げられた江戸風鈴の涼やかな音色は、夏を感じるのに十分な光景です。

 

 

浅草の夏の三大風物詩いかがですか。

 

次は、28日の「隅田川花火大会」です!

 

すでに準備は整っているようです。

 

下町浅草に生まれてよかった!

 

 

 

No.380 梅雨 何かとざわざわな日々。

 

 

六月に入りいまだ梅雨が明けず雨天や好天の日々が続いていますが皆様は如何にお過ごしですか。

 

体調管理怠りなくですよ。

 

そんな六月何かとざわついた日々を旅の合間に過ごしております。

 

 

 

上旬は、六本木ヒルズアリーナで開催された「日本元気プロジェクト2019スーパーエネルギー!」と言うイベントに行ってきました。

 

これにカミさんの仕事の関係でたまたまVIP席に招待され、このイベントのプロディーサーである「山本寛斎」さんがイベント中VIPの方々の席にあいさつに来られたりしておりました。

 

ちなみにカミさんの隣の席は、元サッカー選手の“ラモス夫妻”でした。

 

イベントは、ファッションから伝統芸能など、あらゆる文化のコラボレーションが咲き乱れ出演者も観客も一体となって元気を刺激して元気のエールを会場中に届けておりました。

 

壇上では建築家の「隅健吾」さんや懐かしのエジプト考古学者「吉村作治」さん達が寛斎風のメークをしていて若干恥ずかしげで、おかしかったです。

 

今を時めく隈健吾大先生もすっかりタレント風で意外でした。

 

 

 

下旬は珍しく映画ざんまいでしたが、特に私が好きなジャズピアニスト“ビル・エヴァンス”の伝記映画「ビル・エヴァンスタイム・リメンバー」は、彼がどんなピアニストだったかをわかりやすく伝えてくれていて良く出来たドキュメンタリー映画でした。

 

初めて行った小さな映画館でしたが、劇場に女性が多くて驚きました。

 

改めてビル・エヴァンスは女性に人気があるな~と感じました。

 

彼が困難や喪失により薬物依存の生涯を送り「時間をかけた自殺」と評される人生を送ったことを知る上でもエヴァンスファンにとっては貴重な伝記映画でした。

 

ビル・エヴァンスについては、彼のトリオが1961年6月25日にNYの“ヴィレッジ・ヴァンガード”のライブハウスでの演奏時に、私がもしあの時にあの場所にいられたらといつもレコードを聴くたびに想っております。

 

ライブ感がタマリマセン!

 

そのライブ後の7月6日に25歳の若さで交通事故死をした、ベースの“スコット・ラファロ”も好きなジャズベーシストです。

 

やはりエヴァンスは、ラファロがいた時が最高ですね。

 

 

 

No.379 梅雨時のプチ旅行2件。

 

 

東京地方は、まだ梅雨が明けずに何かとうっとうしい日々が続いていますが皆様はいかがお過ごしですか。

 

私は今月に入って軽井沢と上高地にプチ旅行に行ってきました。

 

我が家が昔から家族旅行で良く行く所は、日光・箱根・清里・軽井沢・那須・裏磐梯等で各場所にお気に入りの宿泊所があります。

 

ここ最近はこれに上高地が加わりました。

 

那須でお気に入りだった「二期倶楽部」が残念ながらなくなり、それに代わったのが上高地の「上高地帝国ホテル」です。

 

食事もおいしく居心地が良いうえに気軽にウォーキングも楽しめ我が家向きのホテルです。

 

その上ロビーのギャラリーは弊社の“額吊ハンガー”が使用されているのもお気に入りの理由です。

 

まだ本格的なトレッキングまではしていませんがそのうちトライする予定です。

 

上高地は、以前トレッキングに行ったスイスの「グリンデルワルト」に環境が本当にそっくりです。

 

スイス滞在中は天候に恵まれずあまりトレッキングは出来ず大変残念な思いをしましたが、上高地でバンカイのウォーキングが出来、それ以来上高地がお気に入りに加わりました。

 

ホテル内のティーラウンジがなぜか“グリンデルワルト”のネーミングなので尋ねたところ上高地と姉妹都市になっていることが判明しナルホドねとなりました。

 

毎度の上高地行きは、東京駅バスターミナルを午後10時半発の上高地行きの夜行リムジンバスで行きます。

 

3列シートでフルフラット近くまで椅子が倒れて快適に過ごせます。

 

途中休憩で明け方5時の開門を待ちホテル前まで直行で行けます。

 

毎回ホテルに荷物を預けて明け方5時半過ぎから梓川沿いの散策路で河童橋から明神池・徳沢までのんびりと誰もいない静かな上高地を楽しむのですが、生憎到着日は低気圧の影響で一日中雨に降られました。

 

以前も同じようなことがあったのであまり気にせずに雨の中、人気がいない静かな上高地を満喫いたしました。

 

横風で少しあおられましたが、雨の上高地も良いものです。

 

ディナーは、毎回これまた楽しみにしているお気に入りの“チーズフォンデュ”でお腹いっぱいになり部屋に帰るなり“ばたんぎゅ~”で一日が終了いたしました。

 

 

 

翌日は打って変わって好天気でしたので、のんびりと岳沢湿原を散策して帰途につきましたが、なんと帰りのリムジンバスは我が家族以外に乗客なしの貸切バス状態でそのうえ道もすいており楽しい上高地プチ旅行を過ごさせてもらいました。

 

また今回の軽井沢プチ旅行では、初めて「万平ホテル」に宿泊いたしました。

 

毎回昼時に駐車場とビーフカレーしかお世話に成れなかったのですが今回は宿泊できました。

 

“クラッシックホテル”の設備は少し古さを感じさせますが、やはり佇まいが私には合っているようでのんびり過ごせます。

 

軽井沢で初めて「石の教会 内村鑑三記念堂」を見学いたしました。

 

ケンドリック・ケロッグという建築家の設計のオーガニック建築で自然環境との調和を目指したデザインの教会でした。

 

また初めて“星野リゾート”で昼食をしたのですが中国からの賑やかな観光客達であふれかえりどっと疲れました。

 

最近特に各地の観光スポットが海外からの観光客でにぎわっているようですが、良いことばかりではないようで今後どうなるのかいろいろ心配です。

 

 

 

No.378 ささやかな幸福・・・。

 

 

私の地元「浅草」では、一年で一番街全体が活気に満ち盛り上がる「三社祭」も無事終了しました。

 

我が家でもすでに数年前からあえて新規にお声をかけることもなく、“来る者は拒まず”の精神で「三社祭」を迎えております。

 

それでもありがたいことに今年も約40人近くの来客がありました。

 

来年は、わが町会は「一之宮」の宮神輿です、楽しみです。

 

 

ところであるエッセイで、哲学者の「三木清」の思想からだと思われる“ささやかな幸福があれば良い”という言葉が目につきました。

 

大きな幸福でなく“小さいながらも確実な幸福を感じて生きていたい”という考え方だそうで“大きな幸福”=成功は量的なもの、それに比べ“小さな幸福”は質的でそれぞれの人が感じる自分だけの固有な幸福だという事のようです。

 

やはり何か哲学的ですね。

 

私も齢を重ねて来て最近ふと振り返ると、今がとても幸せだなと思う時があります。

 

起業してから34年、多くの方々に支えられ何とか今日まで自分の考え方(オリジナルにこだわり人の役に立つモノづくり)をつらぬいて来られた上に後継者も出来、世の中のお役にたてる事も一つぐらいは置いて来られたとの自負もあります。

 

おかげさまで健康にも恵まれ家庭も円満に過ごせ家族仲も良く、趣味の世界でいろんな方々にも会えて楽しい時間も過ごせ、カミさんのお供で国内海外を問わず旅にも行け、カミさんとの共通の趣味でもある美術館巡りやトレッキングも出来て私なりに大いに幸せを感じて暮らしております。

 

これも人との“縁”を大事にして“感謝の心”を忘れず“私らしく”日々を重ねてきた【ご褒美】だと思っております。

 

私は、齢を重ねて来て漫画家の弘兼憲史さんのメッセージにもあるように“人生はあっという間です、いい加減人との競争はもう卒業して楽しみましょうよ”との境地にやっと達しました。

 

特に私と同年配のシニアの方には、弘兼さんの言うように“人はそれぞれです他人と競わず、比較せず又羨ましがらず、自分の身の丈に合った人生”を送ってみたらいかがでしょうか。

 

そうすれば気持ちがぐっと楽になり、きっと楽しいシニアライフが送れますよ。

 

 

No.377 ル・コルビュジエ展で残念な事。

 

 

元号が変わり節目となる五月です。

 

すっかり季節も心地良く感じるようになりました。

 

花粉の季節も無事過ぎて体調も程よく快適に過ごさせてもらっております。

 

 

2016年にユネスコ世界文化遺産に登録され、今年開館60周年を迎えた「国立西洋美術館」で二月より開催され今月19日まで開催されている「ル・コルビュジエ 絵画から建築へーピュリスムの時代 」展にようやく行くことが出来ました。

 

「国立西洋美術館」で開館60周年を記念して開催されているこの展示会は、20世紀建築の巨匠“ル・コルビュジェ”を中心にスポットを当て彼の原点を観ることが出来る内容です。

 

巨匠がスイスで生まれ芸術の中心地パリで「ピュリスム(純粋主義)」という芸術運動を推進した時代に焦点を当て、絵画、建築、都市計画、出版、インテリア・デザインなど多方面にわたった約10年間の活動を知る内容の展示会でした。

 

特に以前フランスに行った際にどうしてもこの目で確認したかった為、わざわざ遠方まで汽車に乗り訪ねた、巨匠ル・コルビュジエが1928~1931年に設計した、「サヴォワ邸」の建築図面とその記録映像は大変興味深く鑑賞いたしました。

 

また当時の記憶が甦り後日「サヴォワ邸」で撮った写真を見直して懐かしく思いました。

 

ただ展示会で残念なことも有りました。

 

コルビュジエとインテリアにおいてパートナーでもあった、“シャルロット・ぺリアン”が余り紹介されていない事でした。

 

彼女は、おそらく世界最初のインテリア・デザイナーでありモダニズムのパイオニアだと思います。

 

有名な家具のシエーズロング、バスキュラントやソファなどは、彼女が協力して製作されましたが、あまり彼女の名前は多くの方には知られていません。

 

自らの名前を出すことに無頓着だったようです。

 

昭和15年に当時の商工省の招きで来日し一年余りの滞在中にモダンデザインを各地で教え、ミニマルな昔の日本の「暮らし」を絶賛し日本のモダニストにも多くの影響を与えたマダム・ペリアン。

 

知る人ぞ知るその存在を展示会ではあまり語られていませんでした。

 

96歳で亡くなるまでパリで現役で活躍していたそうです。流石!

 

ペリアンが寝椅子のシエーズロングに横たえる姿の写真が目に焼き付いています。

 

ちなみに我が家にも同寝椅子がありますが・・・。

 

 

No.376 筑波山登山と山麓ウォーク。

 

 

すっかり春めいてきて地元浅草寺境内も桜からつつじに選手交代の感があります。

 

そんな中陽気に誘われて、浅草より「つくばエクスプレス(TX)」で一路「筑波山」を目指すことにしました。

 

TXの終点「つくば駅」まで約40分!駅から直行筑波山シャトルバスで約50分で登山口「つつじヶ丘」のバス停に着きます。

 

ここから登山道の「おたつ石コース」で“女体山頂”を目指します。

 

当然登りのみの約2キロ100分のコースです。

 

以前にもこのコースで登山しましたが岩場続きで大変体力を消耗する健脚向きの登山道です。

 

途中全部で7つある「奇岩・怪石群」を通り「女体山頂」にある「御本殿」へ、御朱印を頂き丁度“カタクリの花”が見ごろな群生地を通つて男体山にある「筑波山頂駅」へ。

 

私の経験では、筑波山登山はのぼりは登山、帰りはケーブルカーが適しています。

 

山頂駅から宮脇駅へは、約8分!高低差は495メートルです。

 

駅近くの「筑波山神社」で参拝後、御朱印を頂いてお楽しみの日本の道100選にもなっている「つくば道」へ。

 

石段の残るつくば道にある「旧・筑波山郵便局」を見ながら営業時間を気にしつつ目的の蕎麦屋さん「ゐ田」へ。

 

ここは名物のご主人がいて“運が悪い”と彼が精魂込めて打つた無骨ともいえる太いソバについての“うんちく”を聞かされます。

 

“まず一口はつゆを付けずに、そして50回は噛んでください”とか・・。

 

その通り試すと、そばの香りと甘みが確かに広がります。

 

ゆっくり時間をかけて、そばの醍醐味と器の妙を楽しみたいお店です。

 

天ぷらそば2500円也でした。

 

又道を少し外れたところにあり江戸時代から続く「稲葉酒造」は、筑波山の湧き水で仕込む筑波山神社の御神酒「男女川」の醸造元です。

 

ここでは3種のお試しセットを頂きました。

 

帰りは「シャトルバス」がつくば駅まで最終時間にぎりぎりでしたので、時間に余裕がある「つくバス」で行きました。

 

駅の“スターバックス”でコーヒーを買って飲みながらTXで浅草まで帰りました。

 

プチ登山と山麓ウオークでの食巡りと“てんこ盛り”の一日でした。

 

 

 

No.375 美術館あれこれ。

 

 

「ソメイヨシノ」のお花見も終了し、今は「吉野のヤマザクラ」が街道沿いに咲き、目を楽しませてくれています。

 

 

先月末から今月上旬まで三か所の美術館巡りをいたしました。

一件目は、埼玉県立近代美術館で開催された、「インポッシブル・アーキテクチャー~もうひとつの建築史」展です。

建築史において技術的に可能であったにもかかわらず社会的な条件や制約によって実施できなかった建築、実現よりも既存の制度に対して批判精神を打ち出す点に主眼を置いた提案建築(アンビルト・未完の建築)展でした。

展示会は主に20世紀以降の国内外の建築家・美術家約40人の図面、模型、関連資料があり実現していたら建築史の中でのエポックになっただろうと思わせる作品(個人的には、白井晟一さんの原爆堂)もあり大変興味ある展示会でした。

ちなみにこの美術館は1982年竣工の「故・黒川紀章」さんの作です。

 

 

二件目は、東京ステーションギャラリーで開催されていた、「アルヴァ・アアルト~もうひとつの自然」展です。

アアルトは、個人邸から公共建築まで設計したフィンランドを代表する建築家です。

建築にあわせて家具、壁面タイル、ドアノブをデザインするなど細部へのこだわりも徹底していた点は、私が好きなデンマークの建築家「アルネ・ヤコブセン」に通じるものがありました。

この展示会は、ドイツをはじめ五か国で開催されている国際巡回展で日本においては20年ぶりとなる個展で模型、家具、照明など約300点が展示されていました。

個人的にはやはり、おなじみアームチエアパイミオが良かったです。

 

 

最後は、東京都美術館で開催され大変話題を集めた「奇想の系譜~江戸絵画ミラクルワールド」展です。

この展示会は、副題にもある「江戸のアヴァンギャルド 一挙集結!」とあるように、かつては江戸時代絵画史の傍流とされてきた画家たちが、その現代に通じる革新性によって熱狂的ともいえる近年の「若冲や江戸絵画ブーム」として大変人気を集めています。

その中の画家6名(岩佐又兵衛・狩野山雪・伊藤若冲・曽我蕭白・長沢芦雪・歌川国芳)に白隠慧鶴と鈴木基一を加えた計8名の作品を厳選しその豊かな想像力や奇想天外な発想に満ちた江戸絵画の新たな魅了を存分に味わえる内容の展示会でした。

残念なことに途中作品の展示代えがありお目当ての作品に巡り合えず少しへこみました。

 

 

 

No.374 新元号「令和」とは?

 

地元観音様の境内の桜もピークを過ぎて少しづつ風に吹かれて散り始めました。

その姿も何とも言えない心地よい風景です。

 

 

四月一日に新元号が発表されました。

「令和」がその名です、出展は国書の「万葉集」で今まですべての元号が中国の古典から由来されたので和書からは初めてです。

菅官房長官の元号発表は、NHKによると27%の視聴率を記録し、元号「令和」に好感を持った人は6割とのことです。

安倍総理は、「令和」について“人が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている”と説明しました。

元号を使用している国は日本だけで、645年の「大化」から数えて248番目だそうです。

「平成」は、1989年1月8日~2019年4月30日までの30年4か月で幕を引き「平成」は歴代4位の長期元号になるようです。

新元号「令和」は、皇太子様が天皇に即位される5月1日午前0時より「平成」から改元されます。

 

 

新元号の出展の元になった「万葉集」は、奈良時代に完成した日本最古の歌集で、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書と位置作られています。

その「万葉集」の歌人の一人の“大伴旅人”が730年春に大宰府の公邸で歌宴を催し“旅人”の書き残したとされる開宴の辞の「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」から採られたのが新元号「令和」だそうです。

“大伴旅人”も酒席で述べた挨拶がその1300年後に元号になるとは夢にも思わなかったでしょう。

外務省は海外メディア向けの英訳は、「ビューティフル・ハーモニー=美しい調和」としました。

 

 

「平成」に残された一か月、これまでを振り返り又これからを考える良い機会になるかもしれませんね。

弊社「アルティマ」も創立から34年いろいろあった出来事を振り返り多くの反省とこれからを検討する良い機会かもしれません。

 

 

 

No.373 さくらとスギ花粉の季節。

 

地元浅草の観音様境内の“さくら”も少しづつですが咲き始めました。

東京にも先日“さくら”の開花宣言があり、今週ポカポカ天気が続けば今週中盤からお花見が出来そうです。

すでに隅田川沿いの墨田公園ではお花見の準備が出来ていました。

しかしまだ朝晩の花冷えは堪えます。

皆様も風邪を引かぬようお気を付けください。

 

 

ところで例年私は、“スギ”の花粉症に悩まされます。

今年は準備良く、早くからクリニックから花粉対策の薬を処方してもらい例年よりも症状は軽く済んでいます。

日本では、国民の二割を超える人が花粉症と言われ、特に東京の場合は、患者数が48.8%との統計があります。

この背景は、行政指導で“スギ”を大量に植林した為とも言われ、その結果日本全体の森林の18%国土の12%が“スギ”になったそうです。

特に2月~4月がスギ花粉の飛散がピークです。

 

花粉症の原因は色々言われています。

良くわかりませんが、第二次大戦後日本人の食生活が欧米化して豊かになりタンパク質の摂取量が増えてアレルギー反応を起こしその抗体がタンパク質で出来ている為だそうです。

又道路が舗装されスギ花粉が土中に吸収されなくなり空気中を舞続ける事や大気汚染の影響とも言われています。

 

しかしスギの花粉症などのアレルギーを持つ人の方が免疫反応が強く特に中高年層で癌や呼吸器系の死亡が少ないとも言われています。

注意としては、目薬を乱用する事はNGで目を冷やすのでなく温めることの方が効果があるようです。

どちらにしても来月までは注意が必要です。

もう少しの辛抱ですね。

 

 

 

No.372 ぼろ・ボロとBORO。

 

先日何気に朝日新聞朝刊の広告を見ていて、浅草寺の隣にある私設美術館「アミューズミュージアム」が建物の老朽化に伴って開館10周年を区切りとして3月31日で閉館する事を知りました。

運営母体のアミューズは、サザンオールスターズや福山雅治やパフユームを抱える一大プロダクションです。

このミュージアムは、「日本文化を楽しく伝えたい」というアミューズの創立者・会長である青森出身の「大里洋吉」さんが、同郷の歴史民俗研究家である「故・田中忠三郎」さんとの“縁”から田中コレクションを常設展示している私設美術館です。

 

田中コレクションは、「田中忠三郎」が長く最貧の地であった、青森の農村部に伝わる何世代にもわたって、つぎはぎを重ねて分厚い布塊と化した夜具や衣類である古布の「ぼろ」を「遠い昔の負の財産」と無視されてきた地元青森で、非難と中傷と戦い又変人扱いされながら、20代から晩年までの50年以上に渡り、県内の集落をただひとりで山村を巡って「ぼろ」を約2万点収集した、学術的価値はもちろん芸術的価値も高い稀有なコレクションとして知られています。

以前からこのミュージアムの存在は知っていたのですが、この広告記事を読み閉館前に是非本物の「ぼろ」を観たいと思い立ちました。

 

館内は、長持ちさせるために布を継ぎはぎし、代々受け継がれてきた「ボロ」などをモダンな空間に飾り、実際に手にしたり着たりできました。

まさに「これこそ文化財」と称賛されている通りでした。

海外でもファッションの世界において、デザイナーから日本の「ボロ」などの古布は、「奇跡のテキスタイル・アート」と呼ばれ発想の原点としてその「BORO」をモチーフにしています。

 

又こちらに来て知ったのですが、「黒澤監督」の依頼で映画「夢」の撮影に衣類約300点を提供した事や、津軽三味線の第一人者である「高橋竹山」に“変人”扱いされていたことに同情された“縁”で知り合い、のちに版画家の「棟方志功」は、田中を介して竹山を知り意気投合した事で「天才は天才を知る」と感心した事、歌人の「寺山修司」が映画「田園に死す」のロケで田中の古民家に泊まり込んだ事など多々あるエピソードにも興味を覚えました。

閉館日まで「美しいボロ布展」が開催されています。お見逃しなく!

 

閉館後の4月以降は、米国・欧州・中国・豪州など世界各国で巡回展を行い、その後日本国内での新アミユーズミュージアムの開館を検討しているそうです。今からその反響からの展開が楽しみです。

 

 

 

No.371 39年目と断捨離!

 

 

花粉の季節になりました。

私は、例年この時期になると「スギ花粉」に悩まされます。

30代前半ごろにアレルギー検査で「スギの花粉症」と言われ、それ以来この季節になると“目がしょぼしょぼ、鼻がずるずる”の典型的なスギ花粉の症状があらわれてきます。

今年は早目に予防医療の診療所から花粉対策用の点眼薬と点鼻液をもらい万全の対策済みですので、例年よりはまだ症状は軽いようです。

皆様の中にもおそらく花粉症の方も多くいらっしゃると思いますのでくれぐれも早目に対策をされますように。

 

 

今月の17日にめでたく?結婚39年目を迎えました。

今思うと私が人生で公私ともに大変な時期に結婚をしたわけで、カミさんには当初から苦労を掛けてきましたが、良く当時の状況を理解してくれたうえでサポートし続けてもらい大変感謝しております。

 

そのカミさんに近頃そろそろ身の回りの物を少しずつ整理したらと言われ、世にいう「断捨離」を考えるようになりました。

私は幼いころより気に入ったものを蒐集することが好きで今でも色々なものが捨てられずに身の回りにいくつもあります。

色々考えた末に最初に手を付けたものが“老後の楽しみ”にと録画しておいた「和・洋の映画」のビデオテープ達です。

当時は今ほど手軽に何時でも思った時に映画が鑑賞できると思わなかったので、衛星放送などから気にいった作品を少しずつ録画することになった結果の“ベータ―やVHS”のビデオテープ群です。

 

まず8つあるキャビネットの内2つのキャビネットに収納していた約300巻のビデオを燃えるごみ日に少しずつ捨て去りました。涙!

空いたキャビネットには、モデルカーのコレクションである「18分の1のミニチアカー」14台と関連の雑誌やビデオ等を収納し、もう一つのキャビネットにはこれまた少しずつ買いためた私なりに“レア”と思える「スコッチウイスキー」を収納いたしました。

これらはコレクション品ばかりでなく現在高値になって入手しにくいモノ達ですが、飲酒希望者にはテイスティングしてもらえるスコッチウイスキー達です。

 

そのほかに20代のころにFM放送から録音した「ジャズ」の“7インチや10インチのオープンリールテープ群”や“カセットテープ群”又お気に入りのJAZZ中心のLPレコードもかなりあります。

それに加え「美術関係や音楽関連」の“DVDやVHS”なども相当あります。

又これらを好みの音に再生するのに必要なビンテージのオーディオアンプやスピーカーも長年かかりましたが揃えてあります。

 

一口に“断捨離”といつても私の場合には幼いころからの蒐集癖の為に種々雑多色々あり、この際に想いきってと思っておりますが・・・。

捨て去るモノ達を見るたびに当時の思い出が色々よみがえりますね。

 

 

 

No.370 二月ならではの季節イベント!

 

 

寒さが一段の厳しくなってきた二月七日に、かみさんが長年教えている“エスモード・ジャポン”の「エスモード卒業コレクション」に行ってきました。

この卒コレは、ファッションの専門学校で学ぶ次世代を担うクリエイターの卵たちが、独自の世界観を発表する3年間の集大成で、高い技術とデザイン力を披露する場でもあり、恵比須ガーデンプレースの“ザ・ガーデンホール”で毎年開催されています。

 

今年度のコレクションテーマが「BEYOND AVANT-GARDE」と題するだけあって、まさに前衛的な作品のオンパレードでした。

しかし若さあふれる作品ばかりで私的には大いに楽しませていただきました。

それにしてもどのモデルさんも細い~。

 

 

話変わって、昨年ついに行けなかった我が家慣例の「クロスカントリースキー」にようやく行ってきました。

場所は年間通しておなじみの“日光戦場ヶ原周辺のクロスカントリーコース”です。

午前中で周遊する、光徳沼周辺の5キロコース+アルファーのおよそ2時間半のクロカンです。

途中休み休みでかみさんが3回私が1回こけましたが、無理せずのんびり楽しんだXCスキーでした。

 

昼食は、おなじみ「中禅寺金谷ホテル」で、私は100年カレーでかみさんは鱒のムニエルを美味しくいただきました。

食後は一服してから日帰り温泉の「空ぶろ」に浸かり優雅な一日を過ごさせてもらいました。

我が家から約2時間半で行ける「日光」は、年間を通して楽しめる我が家のオアシスです。

かみさんの都合で今年のクロカンは、残念ながらこれ一回だけに終わりそうです。

今年は、春の上高地と秋の日光を予定していますが、夏の北海道東エリアの旅がこれに加わりそうです。

 

ともかく健康でなければ旅も楽しめませんので日々体調管理に気を付けて暮らしております。

これからも“プライスレスの旅の思い出づくり”を家族で楽しもうと思います。

 

 

 

No.369 快挙!

 

 

朝晩の冷え込みも半端でなく、暑いのも寒いのも得意でない私としては少し厳しい日々が続いております。

私の周りには、“インフルエンザ”に罹っている方も多いようですので特に外出先から戻った際の手洗いとうがいに注意している毎日です。

先日初めて“インフルエンザ”の注射をしましたが、友達の医者からは、“遅い”の一言をもらいましたが、それでもしないよりはマシのようでした。

 

 

ところで先週は「大阪なおみ」さんが、全豪オープンテニスで昨年の全米オープンに続き四大大会シングル二連勝の快挙を果たしました。

決勝の試合では、「ぺトラ・クビトバ(チエコ)」選手に競り勝って優勝を飾り世界ランクが男女通じてアジア勢初の一位になりました。

私の友人にはテニス愛好家が多くいますが、ハンドボールより小さい球体が苦手な私としてはルールもあまり理解していないテニスそのものに正直あまりなじみがないのですが、さすがに決勝戦ではTVにかじりついておりました。

 

大阪なおみさんは、シャイで飾らない人柄なのも好感が持てます。

試合後のインタビューなどでは、ほんわかとした雰囲気でユーモアあふれる発言も注目を浴びており独特の「なおみ節」で、日本ばかりか世界でも人気者になっているようです。

 

最近の彼女は、最後まで絶対に諦めない強い決意を持ってプレイに臨む姿が良いし笑顔もチャーミングです。

これも彼女のコーチやトレーナーを中心とした「なおみチーム」によるところが大いにあるようです。

新聞等によると、心が穏やかな時に良いプレイが出来るのだという「インナーピース(平常心)」を心がけることが大切であり、恵まれた体格とずば抜けた身体能力を持つ彼女でも心を磨くことなしには、その才能を十分に発揮できないようです。

これはテニスでなくてもスポーツでなくてもすべての物事に通じる「真理」かもしれませんね。

凡人の私も事に当たってこの「インナーピース」は、齢を重ねても残念ながらなかなか成し遂げられないのが現状です。

それにしても弱冠21歳でのこの快挙!

これからの彼女に注目いたしましょう。

 

 

 

No.368 平成最後の年です。

 

2019年、今年も宜しくお願いいたします。

私の地元浅草では例年以上に観音様への参拝客が多かったようです。

今年も皆様にとって充実した良い年になりますように!

 

年明け最初に伺った展示会は、六本木のAXISギャラリーで開催された「JIDAデザインミュージアムセレクションに観る日本のデザインの力~展」です。(JIDAとは、日本インダストリアルデザイナー協会の略です。)

この展示会は、「プレミアム 10」との副題通り過去20年間のJIDAセレクション活動によって選定された多くの製品群の中から、とくに日本のデザインのエポックともいえる、優れた「10製品」をピックアップし、その魅力を展示紹介するものでした。

パンフレットにもある通り、日本独自の感性や技術によって発想された歴史的「10製品」を前に、日本の暮らしやものづくりの特性を想像していただく試みの展示会でした。

展示会場では、実物展示を含めなるほどと思われるものばかりでした。

せっかくなのでこの選りすぐりの10製品を記しておきます。

 

1. JR東海 新幹線車両N7000系

2. 富山ライトレール(トラム)

3. HONDA 四輪車両S660

4. Panasonic 真空管掃除機 MC500G

5. Zojirushi 炊飯ジャーZutto

6. YAMAHA サイレントバイオリンSV100

7. TOTO ウォシュレット GA

8. 川上産業 緊急災害仮設空間 QS72

9. SONY アイボESR7

10.SONY スマートスクリーンXperia G1109

 

以上の製品です。

 

私も個人的に環境も含め製品のデザインには大変興味があり、物心が芽生えたころより暮らしにもお気に入りの製品群に囲まれて暮らしてきました。

そのうえでも大変興味ある展示会でした。

優れたデザインは、心を豊かにし感性を磨くにも大いに寄与すると思います。

勿論お気に入りのデザイン製品は人それぞれによって違いますが、良いものは良いと自分なりの基準で製品をセレクトしてきました。

これからは、あまり物を増やさずにつつましく暮らしてゆきたいと思っております。