No.435 久々の那須でビオトープと登山!

 

朝の通勤散歩の浅草観音様境内は、コロナ禍以前にすっかり戻った感があります。

 

特にゴールデンウイーク期間中の浅草は、海外からの観光客でごった返しており、中でも欧米からの家族連れの観光客の姿が目に付きます。

 

観音様周辺の人気のある飲食店での長蛇の列には驚かされます。

 

そこで地元浅草の混雑を避けて久し振りに那須にホッとしに行って来ました。

 

我が家で「那須」と言えば子供が小さい頃には、「りんどう湖」を思い浮かべていましたが、近年は那須での定宿「二期俱楽部」をもっぱら思い出しましたが、残念ながら数年前に閉館してからつい足が遠のいていました。

 

そんな折ゴールデンウイーク前にその二期倶楽部の美意識を受け継ぐカルチャーリゾート「アートビオトープ那須」からレジデンスの宿泊案内メールを頂き急遽「那須高原」に行くことに!

 

以前にも宿泊した事のある「レジデンス」は、アーティストの創作活動をサポートする宿泊施設です。

 

特に建築家の「石上純也」さんが2018年に手掛けたボタニカルガーデン「水庭」を敷地内に有することで色々な雑誌等で取り上げられランドスケープデザインに興味がある方達の間では有名な施設です。

 

「水庭」は、木と池、苔で構成された究極の「人工物」です。

 

アートと生物の生息域を意味するビオトープを組み合わせた造語である「アートビオトープ」は、アートの生息を意味するそうで318本の木々を移植し人工的に作った160の小さな池をモザイクのように配したのが「水庭」です。

 

飛び石に沿って敷石を歩いて行くとなぜか自然と心身が重なり合ってまるで森を散策しているような感覚になる不思議な庭でした。

 

鳥のさえずりが聞こえ、池の中にはオタマジャクシが沢山いて、これからのシーズン夜な夜なカエルの合唱で悩まされる日が続くと思われました。

 

元の二期倶楽部のスタッフによる美味しい食事や心のこもったサービスは、数年間のブランクを全く感じさせない居心地の良さを味わいさせてもらい再訪を約束してきました。

 

時間的に余裕があるスケジュールだったので、那須牛のステーキを食べたり地元産のジェラートを食べたり又周辺にある建築家・隈研吾氏設計の「那珂川町馬頭広重美術館」や「石の美術館」も訪問できて存分に楽しむことが出来ました。

 

折角那須に来たので最終日に登山をしようということになり、標高1915メートルの「茶臼岳」と1896メートル「朝日岳」に登山して来ました。

 

往復約8キロの道のりを途中休憩約1時間を挟み6時間余りのかなりきつい登山でした。

 

特に山頂近くの岩場で続く鎖場はかなりスリリングでしたが、何とか無事山頂に到達出来ました。

 

晴天にも恵まれて山頂からの眺めはやはり最高でした。

 

これだから登山は、やめられないのですね。

 

年齢の割にはかなり頑張った登山でした。